バッハのグルグルって・・・
22日、相変わらず寒さは厳しいものの何故か今年の冬は酷い乾燥がまだ到来していないようで楽器にはありがたい。ただ油断は禁物か? 午前中よりKさんスタジオ来訪。今度2月11日のオルガン研究会のレクチャー(タイトルは「バッハの音律再発見?不等分と12平均のはざまで」との事。お聞き逃しなく!)で講師を務めるので資料として調律本をチェックしようと探すも、ケルナー著「チェンバロの調律」もケレタート著の「音律について(上下)」ももう絶版で入手困難との事。私は調律関係の本は見かけたら片っ端から購入していたお蔭で資料には困らないものの、今から資料集めとなると相当苦労する様子。調律の参考資料をKさんへ少し提供。最近(去年秋)出た小方厚著「音律と音階の科学」(面白い資料とか)、立ち読みのみでまだ買っていないというKさんへ購入したばかりの本をお譲りする事に。午後から池袋の大手本屋へ向かいこの本を再度購入を試みるも数日前まであったはずがもう見当たらない!数軒ハシゴで探し回って最後やっと片隅で発見。オカタイ専門書は発売後すぐに品切れになってしまうので要注意か。 Kさんと共同で近日中に再び古典調律についてのレクチャーを復活させようと意見が一致。また明細が決まりましたらすぐに発表いたします。まずは中全音律とバッハ調律を重点的に取り上げる予定です。ここ数年来話題の平均律の自筆譜から発見されたというバッハ調律(一部だけなのが不思議?世紀の大発見なのに・・・)ですが、アメリカのレーマン氏の説以外に色々な説が出回っている様子。ネット上では中々論戦模様とか。表紙上端の通称「グルグル」の読み解き方で全然違う調律法になってしまうので皆自説の主張で賑やかな事。さすがにもうグルグルをただの模様と言う方はいなくなった様子。まだまだ「バッハのグルグル」騒動からは目が離せない!
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