山陰の古都・倉吉を訪問
12日、夜明け前に神戸出発。コンサートのために鳥取の倉吉へ。前日から天気が下り坂との事で雪を心配するも暖冬のせいか雪は全く無くホッ。代わりに豪雨と霧で高速でもあまりスピードが出ず。それでもいつもなら山陰は雪に覆われている時期なので助かった!
予定より早く(予定通り?)現地到着。早速雨の中、倉吉の白壁土蔵の古い街並みを散策。江戸時代から続く酒蔵や醤油蔵など多くの町屋が状態良く保存され情緒満点。
数百年の伝統を誇る酒屋を覗くと、こちらの飲み方は冷酒ではなく熱燗・ヌル燗の習慣が多いとか。やはり雪国の酒らしい呑み方ではと感心。何か美味しい店を探すも「臭う」店が無い!仕方なくスーパーの惣菜でランチ。普通のアジやイワシなど小魚の天婦羅や練り物が旨い。
今日のコンサートは斬新なデザインの少しバブリーなホール。贅沢なロビーの内装が凄い!
今日のコンサートは某有名オケのコンマスを中心とした室内オケでヴィヴァルディの「四季」他。いつもは木地調の反響板に映えるグリーン色の我がフレミッシュチェンバロ。今日は何故か反響板が保護色。聞けば鳥取名物の「梨」の色をイメージした反響板だとか。コリャ目立たんわと観念。
例年に無い暖冬かつ豪雨の中運搬のチェンバロはタップリと湿気を吸い込んだせいか最初はピッチも高めでお利口さんの様子。お客様が入り強い暖房と照明で乾燥が始まったのが本番前か?その後ドンドンチェンバロから水分が逃げ出したようでピッチが果てしなく下がる!本番前にピッチを上げても休憩中にはもうオケから文句が出そうな下がり具合。休憩中も血相を変えてピッチ上げして何とか間に合った!やはり冬はチェンバロには厳しいです。終演後、地元の方から教わった近道の峠越えで帰るも雨と思っていた天気が峠では吹雪!山陰の厳しい雪事情を改めて実感しながら決死の覚悟でハンドルを握り締め無事峠越し。
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