ポジティフオルガン2台の競演
29日、久々にスタジオに戻り各楽器の調律やコンディションをチェック。約1ケ月振りの調律となる楽器もピッチ調律共に変化無くすぐに出動可能なので一安心。寒い中密閉した部屋で24時間エアコン・加湿器稼動のお蔭か。先日出動のイタリアンは次回のコンサートのために再調律、同じミーントーンながらピッチが半音違うので中々大変!音によっては1/4音ほど上下するので断弦を警戒しながら何度かの調律でやっと安定。 夕方から4月に近江楽堂でコンサートを予定の演奏家お二人が来訪しポジティフオルガンを試奏。
このコンサート、中々凝ったプログラムのようで、ポジティフオルガン2台を使っての珍しいオルガンデュオでパスクィーニ、ヴァイオリンやガンバの共演でS・A・エレディア、P・A・ロカテッリ、D・オルティス、そして注目はこのコンサートのための2台オルガンのための委嘱作品(近藤岳作曲)など多彩な選曲。今日はもっぱら新作の構想を練るためにオルガンでの様々な特殊奏法をテスト。本番では反則スレスレの特殊奏法も繰り出される様子。2台のポジティフオルガンのオランダvsベルギーお国対決の聴き比べも注目か。お聴き逃しなく!
勝山雅世 オルガンリサイタル Vol.1 2008年4月22日(火)19時開演 近江楽堂 料金3000円 出演 勝山雅世(Or) 近藤岳(Or・作曲) 廣海しほ(Va) 坪田一子(Vg) 使用ポジティフオルガン ★石井賢所有 W・V・D・Putten(オランダ)2004年製作 2007年レガール部拡張 ★梅岡楽器サービス所有 E・Debaisieux(ベルギー)1994年製作 詳しくはまもなく発表との事です。
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