ベルギーの俊英来たる!
31日、朝からスタジオでリハーサル。まずは午前中にフレミッシュ2段で「ヴィヴァルディが見た日本の四季」という面白い編曲物の通奏低音の練習。午後からは明日ハクジュホールでバルトルド・クイケンと共演予定のEwald Demeyere氏が練習で来訪。4年前のブルージュ音楽祭でのBクイケン氏のリサイタルで抜群の切れ味の伴奏を聴いて惚れ込んだベルギーの俊英チェンバロ奏者。前回のラ・プティットバンドの来日公演で日本初登場ながら、この時は私がBCJと一緒に海外遠征中で残念ながら楽器提供のみで演奏を聴けず、今回の彼の再来日が楽しみでした。
4年前のブルージュでは「マエストロ・クイケン氏と一緒にコンサート出てるけど、実はまだコンクール受けれる程若いはず!受ければ優勝出来るのにね」との評判を聞いて驚きました! 今日もスタジオにあるジャーマン・フレンチ・イタリアンのチェンバロを弾き分けて至極ご機嫌の様子。彼がCD録音で使用したフランスの名工・アンセルム氏のチェンバロを私も持っていると判るとますますニコニコ顔。(私が日本で唯一の所有者です)
「どんな楽器をお持ちですか?」と訊ねると「イタリア製のフレンチ」とのお返事。(ベルギー人がイタリア人作のフランスモデルを持つというコリャまた複雑な関係だなあ) 「ウチのフレンチは鳥の羽ですよ」と言うと「鳥の羽とは嬉しいなあ!」とこれまた大喜び! 繊細ながらシャープなタッチで楽器を存分に鳴らす技は大したモノ。明日のハクジュホールでのコンサートが楽しみ!(チェンバロソロもあるようです)
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