今年の仕事収めはバッハ
30日、今年最後の日曜との事で都内の骨董市を覗く事に。比較的沢山の店が集まる護国神社は夜明け前の雨にせいか骨董店が全く出ておらず空振り。小規模な花園神社でやっと数軒の店に遭遇するも収穫無し。骨董マニアとしては静かな年越しになった様子。
年末最後の仕事は、先日に続きニューイヤーコンサートのリハーサルでバッハのブランデン5番。オケの方がチェンバロ調律後に「今日はどんな調律ですか?」と心配そうに聞きに来られるので「通常のA=442ですよ」「いやそれではなくて・・・」 何の事かと思うと平均律かどうかを確認したかった様子。どうもチェンバロとご一緒の際ピッチや調律法が怪しい場面を体験されたのかも? 他の調律師はモダンのオケ相手に断らずに平気で古典調律をされているのか(平均律が出来ないだけ?)、相当賞味期限の切れた調律を提供されているのか・・・。オケの方の顔色を見ているとチェンバロというだけで不安になっておられるのかも。ウームと唸ってしまうのは私だけ? リハの最後、コンマスから「今チェンバロのピッチ少し高いですか?」との指摘あり。冬場なのに湿度60%という少々困った空調のお蔭で下がるはずのピッチが少し上がった様子。それでも0.5ヘルツなのですが・・・。鋭い耳の持主にこちらも冷や汗タラリ。 来年も気を引き締めて頑張る次第です。
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