ライプチヒの二刀流は凄かった!
5日、横浜でバッハのクリスマスオラトリオのコンサート。私はチェンバロのみでの出動、オルガンは誰が来るのかと楽しみにしていると、大先輩「府中の親分」H氏が登場。滅多に無いコンビで2台の調律となるも、大オルガンの練習が止まらずリハ前の2台の調律は何とたったの20分。慌てて10分でチェンバロ調律するも「オレはもうやらない!」といきなりヘソを曲げる親分。それでも本番にはきっちりと調律を合わすところがベテランの凄みか。
説明によるとクリオラ1部から3部までの公演で、休憩後にゲストのオルガニストのソロ演奏があるとの事。我々の調律時間がどうもオルガン練習時間と重なっていたようでいつまで待ってもオルガンが止まらない。さすがに大オルガンが鳴り響く中でチェンバロを調律する事も出来ずいきなり立ち往生。
今日のオルガン・チェンバロ演奏はライプチヒの聖ニコライ教会のカントールのヴォルフ氏。オルガンとチェンバロを交互に演奏したいとの希望で2台を横に並べて設置。(2段積みにしたいとの要望は幸い無く一安心)
このカントール氏、中々アグレッシブな演奏を展開の様子。まずは右手でチェンバロ、左手でオルガンの二刀流。譜面は2台の真ん中に置いて忙しく2台を往復しての演奏か。
果ては右手でオルガン、左手でチェンバロというライプチヒスタイル(?)の超絶技巧の二刀流まで駆使して器用な演奏を披露。約250年前の聖ニコライ教会のカントールの先輩もこんな演奏だったのかも・・・。
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