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2007年12月

2007年12月31日 (月)

1年お付き合いいただき感謝!

いよいよ大晦日、今年1年このBlogにお付き合いいただき本当にありがとうございました。今年も本当に多くの出会いがあり、楽しくまた充実した1年を過ごす事が出来ました。来年もさらに多くのコンサート、演奏家、お客様、楽器、そして各地の美味しい味などとの出会いを楽しみにしております。 来年もよろしくお付き合いいただくと幸いです。

2

31日、昨夜のリハーサル終了後すぐに車で神戸へ出発。信州が突然の大雪で今回は東名高速を利用。帰省ラッシュを心配するも意外に順調に深夜移動、夜明け前に無事神戸到着。今年最後のレストランでのランチは神戸の自宅近くの小さなインド人経営のカレー屋を初訪問。大きな焼きたてのナン(美味い!)とカレー2種、タンドリーチキンなどの豪勢なランチが旨くて安い!神戸は食いしん坊には居心地の良い街だと再確認した次第。

本当に1年間お付き合いに厚く御礼申し上げます。来年もよろしく!

2007年12月30日 (日)

今年の仕事収めはバッハ

330日、今年最後の日曜との事で都内の骨董市を覗く事に。比較的沢山の店が集まる護国神社は夜明け前の雨にせいか骨董店が全く出ておらず空振り。小規模な花園神社でやっと数軒の店に遭遇するも収穫無し。骨董マニアとしては静かな年越しになった様子。

7 年末最後の仕事は、先日に続きニューイヤーコンサートのリハーサルでバッハのブランデン5番。オケの方がチェンバロ調律後に「今日はどんな調律ですか?」と心配そうに聞きに来られるので「通常のA=442ですよ」「いやそれではなくて・・・」 何の事かと思うと平均律かどうかを確認したかった様子。どうもチェンバロとご一緒の際ピッチや調律法が怪しい場面を体験されたのかも? 他の調律師はモダンのオケ相手に断らずに平気で古典調律をされているのか(平均律が出来ないだけ?)、相当賞味期限の切れた調律を提供されているのか・・・。オケの方の顔色を見ているとチェンバロというだけで不安になっておられるのかも。ウームと唸ってしまうのは私だけ? リハの最後、コンマスから「今チェンバロのピッチ少し高いですか?」との指摘あり。冬場なのに湿度60%という少々困った空調のお蔭で下がるはずのピッチが少し上がった様子。それでも0.5ヘルツなのですが・・・。鋭い耳の持主にこちらも冷や汗タラリ。 来年も気を引き締めて頑張る次第です。 

2007年12月29日 (土)

港町銚子を訪問

73 29日、今日も千葉散策。雨の中九十九里浜の太平洋の荒波を眺めながら銚子へ向う。晴天なら富士山が見れたそうで残念。

40 銚子到着後は「ローカル線の星」として話題の銚子鉄道に乗車。噂通り、切符は車内で車掌から購入、単線でたった10駅をゆっくり進む一両のみの古ぼけた車両。1日乗車券を買うと話題の「ぬれ煎餅」がオマケにつくというノドカなサービス。

57 途中で乗った車両はなんと今時木造車両というのも趣きがあってローカル線の旅を満喫。(たった20分ほどで終点なのですが) 車内の吊り広告が手書きポスターなのも楽しい!

69 途中下車で評判の回転寿司を訪問。さすが日本有数の漁港の近所とあり行列待ちのお店。魚屋が経営なのか外でもマグロの解体ショー有り、カニやタコ、地元の小魚など一杯店頭販売の様子。

100 最後に銚子の漁港の魚市場へ。遠洋漁業の港だけあってマグロが豊富で安い。ただ小魚が不漁なのかあまり種類が無かったのが残念。正月のお節用の材料の買出しで沢山のお客が押し寄せていて市場は活気があり、色々な魚を眺めるだけで結構楽しいもの。(買うものがなかったのは残念)

2007年12月28日 (金)

水郷・佐原を訪ねる

1228日、今日は千葉の水郷の街、佐原を訪問。昔は水路交易で栄華を誇ったという古い街並みをブラブラ散策。一時期は千葉で最も豊かな街だったというだけあってどの建物も立派!伊能忠敬ゆかりの街でもあるとの事。

23 数年前から始まったという小船での水郷巡り。情緒ある街並みをゆっくり水路で巡る中々のどかな観光か。まだ観光客が押し寄せていないようで貸切でした。街から広い利根川に出ると景色が一変。水上からの雄大な眺めがまた素晴らしい!

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昼食は江戸時代から続くという老舗の蕎麦屋へ。昆布を混ぜ込んだ「黒切りそば」と「ゆず切り蕎麦」、どちらも素朴な味ながら中々美味。

2007年12月27日 (木)

年の瀬のブランデンブルグ5番

3 27日、今日はミューザ川崎でのニューイヤーコンサートのリハーサル。ホールではなくリハ室でとの事でホールのバックステージを通過して楽器搬入。今回チェンバロ登場の曲はブランデンブルグ5番のみ。やはりこの曲のチェンバロの位置は難しいなあ。それでもモダンオケ相手なので時間通りにリハ終了。またもやホールのバックステージを通過してチェンバロ搬出。途中で馴染みのオケステマネの方にお会いしたので(舞台で別件リハの開始直前だった様子)、冗談で「チェンバロ今から要りませんか?」と申し上げたところ、「チェンバロ使う訳ないので要らないよ」との返事が来るかと思えば、マジなお顔で「間に合ってます」との返事、舞台を覗くと何とヴィヴァルディの四季のリハとの事でちゃんとチェンバロが舞台上にありました!帰りに確認すると品川ナンバーの同業のお方がいらしていた様子。

2007年12月26日 (水)

バッハ調律

1 26日、午前中虫歯の治療。「歯痛の原因は歯磨き不足」とのお達しで日頃の不摂生がこんな形で戻ってくるとはと猛反省。昼からスタジオでポジティフオルガンのリハ。奏者と共に横浜・戸塚のガンバのお師匠U氏が久々にスタジオ来訪。「池袋から散歩がてら歩いてきたよ」と相変わらずお元気な様子。

7 午後はチェンバロ奏者Kさんのお宅訪問。名古屋の製作家K氏の一作目の初期フレンチ2段(ヴォードリー)が弾き込みのために保管中。丁寧な木工仕事と意欲的な設計が素晴らしい。新人にしては中々の力作なのでは。

3 本体を支える脚もユニークなデザインか。3本の天然のネジリ脚の大胆なフォルムが面白い。

16 夕方から目白スタジオで2月11日の日本オルガン研究会の要町・古楽研究会スペース1Fでの2月例会の打ち合わせ。講師桒形亜樹子・楽器提供・調律梅岡俊彦というコンビでチェンバロ・ポジティフオルガンを使って「バッハ/レーマン調律」についてのレクチャーを開催予定。当日は日本では初めてポジティフオルガンでのバッハ/レーマン調律での演奏も披露の予定。2月27日・池袋明日館でのオランダの実力派チェンバロ奏者シーベ・ヘンストラ リサイタルでもバッハ/レーマン調律とミーントーン調律の聴き比べを使用予定。(イタリアンとジャーマンの2台のチェンバロ使用) 2月はバッハ調律関連のイベントが目白押しの様子。皆様是非お聴き逃しなく!

2007年12月25日 (火)

ラ・フェート・ギャラントIN近江楽堂

10 25日、今日は初台の近江楽堂でラ・フェート・ギャラントのクリスマスコンサート。前田りり子(Ft)桐山建志(Vn)市瀬礼子(Vg)平井み帆(Cem)という豪華メンバーのアンサンブルは聴き応え充分。今年が生誕300年というコレットの曲を手始めに(誰もメモリアルイヤーだったとは知らなかった・・・)クリスマスにちなんだフランスの作品が続き、最後はテレマンのパリ四重奏曲で締めくくりというこれまた充実のプログラム。

15 4人の演奏も素晴らしかったのですが、久々に触れる平井さん所有の堀栄蔵1991年作のフレンチ2段の音色がまた素晴らしい!鳥の羽のツメから醸し出される色気のある音色に改めて感心。演奏家の弾き方や管理も良いのでしょうが日本で作られた楽器がヨーロッパ製に負けない音色で鳴ってくれるのは嬉しい限り。 コンサート終了後先日開通したばかりの首都高速の新宿~池袋間を初めて利用するも、高井戸から目白までたった7分で走行出来たのにはビックリ!目白の住民には凄く便利!ただ新宿周辺の出口は意外に渋滞がある様子。

2007年12月24日 (月)

オペラシティ5Fでチェンバロコンサート

2 24日、今日はオペラシティでコンサート。楽器積込みで車のエンジンを掛けるといきなりカーナビから「メリークリスマス!」との声。そりゃ都会で孤独な一人暮らしながら機械に言われたくナイゾ!いつもはオペラシティでコンサートと言えばB1リサイタルホールか3Fの近江楽堂かタケミツホールに伺うのに、今日は珍しく5FのNTTが経営のICCのギャラリーでのコンサート。夕方までは同じICC内の4Fのイベントスペースでリハーサル。近江楽堂のすぐ上に200人は入るという空間があるとはビックリ!(使わせて欲しい!)

14 今日のコンサートは植物が出す微電流を映像や音に変換するという面白いパフォーマンスを展示中の会場での演奏。様々な植物と接しながら演奏を聴くという不思議な雰囲気か。

47 藤枝守氏の作品を様々な楽器で演奏するというユニークなプログラム。まずは砂原悟氏によるクラヴィコードとチェンバロのソロ演奏。クラヴィコードはキルンベルガー、チェンバロはヴェルクマイスターと代表的な古典調律を使った演奏は浮遊感溢れる不思議な雰囲気かも。

55 次は野々下由香里(Sop)+砂原悟(Cem)での演奏。グレゴリオ聖歌にも通じるシンプルながら神秘的な旋律が素晴らしい。

62続いて鈴木理恵子(Vn)+砂原悟(Cem)の演奏。ゆったりとした美しいハーモニーを紡ぎ出すVnの音色も素晴らしい!藤枝氏とは以前モダンピアノ・古典調律での演奏の録音でご一緒でしたが、これからは古楽器での演奏を積極的に展開したいとの事。藤枝氏の作品は21世紀における古楽器演奏にとってこれからますます刺激的な存在となるのでは?クラヴィコード演奏で広範囲に活躍の砂原氏の動向も見逃せない様子!

2007年12月23日 (日)

藤枝守作曲「植物文様」

1 23日、朝からプリンターの買換えで池袋へ。道を挟んでライバル大手量販店が張り合う激戦区でじっくり値段を比べて購入。お客には嬉しい値下げ合戦も販売側は大変でしょうね。購入後早速プリンターを使って事務作業。やはり新製品は印刷速度を始め各所が性能アップでありがたい。スタジオでは明日オペラシティで本番の「パフィオペディラムの奴隷〜植物文様ソングブック」コンサートのリハーサル。作曲家藤枝守氏の作品を野々下由香里(Sop)、鈴木理恵子(Vn)、砂原悟(Cem&クラヴィコード)が演奏。今日は野々下さんと砂原さんの合わせ。

9 ヴェルクマイスター調律のチェンバロを演奏の砂原氏、クラヴィコードでの演奏も積極的というマルチ志向のピアニストとか。我がスタジオにあるポジティフオルガンやフォルテピアノを早速試奏するも、ピッチやタッチの違いにもすぐに適応されたのにこちらがビックリ。特にフォルテピアノのA=430という絶対音感を持つ演奏家には中々厳しいピッチにも問題無く演奏されたのには感心。シャープなタッチの演奏といいどんな楽器にも適応出来る素晴らしい才能の鍵盤奏者では!明日のコンサートが楽しみです。

2007年12月22日 (土)

みなとみらいメサイア本番

39 22日、みなとみらい小ホールで渡邊順生指揮のザ・バロックバンド「メサイア」本番。10時過ぎからゲネプロとの事で通常より早くにホール到着。昨夜から車に積みっぱなしのオルガン・チェンバロが冷え込むのを心配するも、最近考案の秘策が功を奏し舞台に運び込んだ時点でもう調律不要な位楽器は暖まっており一安心。(普通なら3時間暖めても駄目な場合が多いのですが・・・) 昼本番なので早速早い時間から音出し開始。隣の大ホールでは年末の名物・第九の本番。何と朝10時過ぎからの朝(!)本番と、夜本番の2公演とか。(オケは同じながら合唱団が違うとの事) 指揮者曰く「メサイアと第九が同時に同じ建物で演奏なんてのは他では無いゾ」 確かに年末の風物詩の競合というのも珍しいかも?

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長時間の「メサイア」公演を分かり易く解説するのは御馴染みアナウンサーの朝岡氏。曲の区切りに軽妙なトークが入り、お客様も3時間を越える演奏もアッと言う間に感じたのでは。舞台上では冬場の厳しい環境を覚悟していたものの、お客が入った時点で楽器にベストの湿度温度という理想的な環境で楽器も非常に安定していた様子。

28 今日のコンサート、実は3時間半も掛かると覚悟していたのですが、「僕はこの後別件のリハがあるので時間の延長は絶対イヤですよ」とのコンマスの要望により、出来るだけ時間を節約する事に。解説は開演前から開始、話の間に演奏家入場&調弦を終了、休憩中もすぐに指揮者と朝岡氏のトークが入るなど各所を節約モードで努力すると何と終演が予定より30分も早かった!「やれば出来る!」との思いもあるも、調弦や演奏家入場がいつもはいかに時間掛かっているかがよく判った次第。

2007年12月21日 (金)

メサイアリハ最終日

1 21日、昨夜から猛烈な歯痛に襲われ仕方無く朝から近所の歯医者へ。まあ虫歯との事ながらもしかするとストレスと過労から来たのかも?(ストレスの元であるギャラ未払い問題早く解決して欲しいですぞ!某音楽祭様!) そういえば12年前の阪神大震災の直後にも深夜激しい歯痛に襲われ我慢しきれず救急車を呼ぶも「こんな時期に命に別状の無い病気では救急車は出せません」と冷たく言われ(確かに救急病院も一杯だったかも)、仕方無く濡れタオルで患部を冷やしながらで一晩中七転八倒していた事もありました・・・。歯痛侮るべからずか。

3 治療後はメサイア公演のリハへ。楽器準備の後今日も懲りずに大森の蕎麦屋探索。まずは昔の洋館を改造した不思議な内装の蕎麦屋へ。11時半からとの案内ながら実際開店は12時過ぎ、ノンビリムードの店内ではランチタイムながらあまり客も来ずこちらとしてはゆっくり蕎麦を堪能。丁寧な仕事の上品な味が素晴らしい!(量も値段も中々上品でしたが)

10 まだ満腹には程遠いと今日ももう1件訪問。今度は盛りの量が凄いとの評判のお店。「大盛り」と注文すると「本当に多いよ~」との警告を店員さんから頂き、それではと「中盛り」を注文するも、写真のような山盛りの凄い量!(3人前あるかも?) 大盛りはどうも5人前はある様子。 食べてるうちに山が崩壊する蕎麦の盛り付けというのは初体験。並で500円、中盛り(3人前)で650円、大盛り(5人前)で700円というのが素晴らしい! 量が質を凌駕している中々立派なお店でした。

13 メサイアのリハーサルは今日が最終日。幸い歌手陣の風邪での脱落も無く順調に仕上がっている様子。明日のみなとみらいでの本番が楽しみ!

2007年12月20日 (木)

メサイアリハ三日目

3_2 20日、朝からリハ用にスタジオでジャーマンチェンバロを調律中に珍しく断弦。そう言えばこの10日間でバロックピッチ(略してB)ヴァロッティ、モダンピッチ(略してM)平均律、Bヴァロッティ、Mヴァロッティ、Mヴァロッティ(ピッチ低し)、M平均律、Mヴェルクマイスター、Bヴァロッティ、最後にMヴェルクマイスターと目まぐるしく調律とピッチ変更が続き、さすがのタフな楽器も疲労気味だった様子。特に古典調律でピッチ変更は厳しいかも。 昼前にメサイアのリハ会場へ。楽器を準備して今日はゆっくり大森の街を散策。蕎麦屋が多いようで今日は2件もハシゴ。1件はまさに「昔ながらの町のお蕎麦屋さん」といった風情、セイロは安いものの天婦羅系は結構値が張る様子。(私はもっぱら セイロ専門ですが・・・)

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昼からメサイアのリハ。相変わらず厳しい乾燥でチェンバロもピッチが不安定。暖房入れると暑いし切ると寒い!冬場の2台調律は中々難易度高し。

36_2 リハ途中からいよいよトランペットやティンパニーが入り賑やかな演奏へ。バロックティンパニーも皮が湿度に敏感に反応するので乾燥には警戒している様子。酷いと皮が破れるのだとか。チェンバロの響板が乾燥で割れる時のような大音響は出ないそうですが。やはり日本の冬は古楽器には厳しいなあ。

2007年12月19日 (水)

メサイアリハ二日目

3 19日、早朝からメサイア公演で使うバロックティンパニーを受け取りに埼玉県の奥地へ。寒さが厳しいのか畑は霜で真っ白、都心と違う景色を堪能しながら楽器を積込み、再び都心へUターン。心配した通勤ラッシュにも巻き込まれず予定より早くメサイアのリハ会場に到着。それではと余った時間で大森の老舗の蕎麦屋を訪問。

2 年季の入った情緒ある店内で大モリを注文。飛び切り濃厚な味のツユにビックリながらピカピカの蕎麦との相性も良く美味し。さすが老舗の貫禄か。(値段も少々貫禄モノでしたが・・・)

6 メサイアのリハーサルは2日目。今日からオケが参加。体調不良での欠席が少々、歌手陣は風邪の気配があると早目の休養か。オケの中には「時間になっても来ないなあ~」と携帯に連絡入れると「まだ韓国です(!)」との返事のツワモノも。(連絡の行き違い?) リハ冒頭の調弦でコンマスの宮様から「ピッチ少し低いでしょ」と言われビックリ。確かにポジティフオルガンは演奏中のピッチ上昇を見越して最初は少し低めに調律していたのだが(それでも414.7ヘルツですよ!)、僅か0.3ヘルツの違いが判るとはさすが耳が鋭い!今回はチェンバロ・ポジティフオルガンと温度によって違う狂い方をする組合せなので中々シビアなお仕事になりそう・・・。頑張ります!

2007年12月18日 (火)

まもなくクリスマス!

27_2 18日、今日は日比谷のビルのロビーでコンサート。もうクリスマス間近ということで巨大なツリーの前でチェンバロとヴァイオリンの共演。都心の立派なビルなのでロビーは広く石作りで音響は素晴らしいものの、人の往来が激しく騒音がウルサイのでチェンバロの生音では聴こえにくいのが残念。(秘密兵器でフォローしましたが) 是非こんな贅沢な空間を借り切ってチェンバロのコンサートをして見たいものです。

17 会場隣の日比谷公園を散策すると、クリスマスや年越しカウントダウンのイベント用なのか「日本一高いクリスマスツリー」を建設中。街中クリスマス気分を味わえるのはさすが都心のスポットか?

2007年12月17日 (月)

「バロックバンド」のメサイアリハ始まる

3 17日、朝からチェンバロとポジティフオルガンを車に積み込むと、スタジオではすぐに24日のオペラシティでのイベントのリハーサル(Cem砂原悟、Vn鈴木理恵子、作曲・藤枝守)。 いつもは楽器で溢れているスタジオも2台も持ち出せば少しはスペースに余裕あり。午後からは大森で22日のみさとみらい小ホールでの「メサイア」公演(渡邊順生指揮ザ・バロックバンド)のリハーサル。初日は合唱のみということでポジティフオルガンとチェンバロ2台で伴奏。

1 会場が湿度25%という「まっとうな」冬の環境になっており楽器には厳しい様子。さらに照明が暗いのでとスポットを全開にすると暖房と相まって楽器は「照り焼き」状態。バロックピッチのはずがいつのまにか皆さんモーツァルトピッチで歌っておられました(苦笑)。オルガンのピッチが凄い上昇だった様子。

2007年12月16日 (日)

江戸川の工房訪問

1 16日、昨夜佐賀から戻ったK氏のお土産、チェンバロ関係者なら思わずどんな味か知りたくなりそうな「鍋島」という日本酒。(業界の方ならお判りか?) 酒作り職人1人で手間を掛けての秘酒とのこと。名前から超辛口(笑)を予想するも(?)、意外にまろやかな飲み口。(アレレ・・・) 業界の方は飲むのも緊張するかも?

2今日はK氏と都内をチェンバロ探訪。午前中は某楽器博物館でオリジナルのイタリアンを見学。最近入手という豪華な装飾の楽器は見応えあり。案内嬢のデモ演奏で音色も聴けます。フォルテピアノのコレクションも中々のラインナップか。午後から江戸川のチェンバロ製作家T氏の工房訪問。相変わらずユニークな楽器を拝見、楽器や業界の四方山話が弾む。長年に渡り独自の研究と工夫で設計されたチェンバロは個性豊かで各所に企業秘密が仕込まれている様子。外装といい音色といいタッチといい「我が道を行く」強烈な個性に感心。

8 工房にはチェンバロの他に木工の楽しい作品も展示。来年にまた銀座の画廊で個展をされるとか。

2007年12月15日 (土)

ドイツ・バッハの本流は意外に軽快?

20 15日、今日は神戸市室内合奏団の定期演奏会。リハの合間にチェンバロ奏者Tさんと昨日早仕舞いで食べ損ねた近所で評判の中華料理を再訪問。開店と共に入るもすぐに満席という人気振り。皿数も豊富で美味しい上、たった1000円とリーズナブル。コリャ不便な場所で流行るのも納得。

3 本日の公演のプログラムはまずバッハのブランデンブルグ3番。ライプチヒ出身の85歳の老マエストロはゲヴァントハウスのオケのコンマスを長年勤められたほどドイツ音楽の本流で生まれ育った方なのに、重厚と思えるバッハの音楽が何故か軽快で流暢な調べになるのが不思議。やはり「生きている音楽」を知り尽くしている方なのでしょうね。

14 チェンバロが入るもう1曲は仙台出身の14歳という期待の中学生(素晴らしい才能!)がソロをとるバッハのヴァイオリン協奏曲。指揮者との年齢差が70歳というのが凄い! 前半でチェンバロはお役御免、速攻で車に積み込みまたもや東京へ移動。昨日まで約10日間の全国ツァーのピンチヒッターK氏と大津の高速SAで合流、2台で連なって上京となるも、信州は雪とのことで静岡経由での東京入り。もう今年は北国への出張は無くホッと一安心。

2007年12月14日 (金)

85歳のマエストロまだまだお元気!

5 14日、今日は朝から神戸市室内合奏団のリハーサルにチェンバロ搬入。明日の公演は「3つの偉大なるB]とのタイトルで、バッハ、ベートーヴェン、バルトークのプログラム。指揮のマエストロ G・ボッセ氏は今年で85歳ながらますますお元気な様子。先日のウィーン3羽鳥のマエストロといい、「超人」とのお仕事が続くなあ。実は昨日のリハからチェンバロを使うので2日前に楽器搬入、翌日に向けて賞味期限の長い調律で望むも何とか27時間は維持出来たか? 寒さが厳しくなかったのも助かりました。結局代理の調律師をお願いしていたもののほとんど手直しせずに済んだ様子。

1_2 リハが早く終わったので、チェンバロ奏者Tさんと西元町の洋食屋へ。ランチタイムを外してもまだ行列という人気の気さくなお店。やはり神戸は美味しいモノが安い!

2 夜は新鮮なセコ蟹が食卓へ。(美味い!) 先日京都で仕入れた伏見の銘酒と共に久々に関西の味を堪能。

2007年12月13日 (木)

レッドプリーストIN 王子ホール

1 13日、今日は王子ホールでレッドプリーストの日本最終公演。とうとうリハでは4人での音出しは全く無し。各自の指慣らしのみという余裕振り。しかしチェンバロ奏者は毎回念入りな音階練習を欠かさないのに感心。今夜の本番は今年最後のステージと言う事でメンバーも一段と気合の入って普段以上に「熱い演奏」か。

11 これぞ正しく「肩掛け式チェロ」。舞台を自在に弾きまわる「行動派」の通奏低音の躍動感が素晴らしい!

16 ノリノリの演奏を見せるメンバーに煽られたのか、舞台スタッフも発奮。照明のアドリブ(それも決めの場面での劇的な暗転!)まで飛び出しメンバーも大喜び。いや楽しいステージを繰り広げる連中でした。また次の来日が待ち遠しいゾ! 

2007年12月12日 (水)

熟年の楽器達

1 12日、朝から神戸をウロウロ。まずは神戸市室内合奏団のリハ会場にチェンバロ搬入。明日午後のリハのために賞味期限長めに調律(27時間持つか?)。明日は若葉マークの調律師に代理をお願いしているので少しでも負担が減るようにとの優しき配慮。午前中はもう一件、長年ピアノ調律を担当の某女子高でグランドピアノ2台調律。

2 未だ授業で使用の1台は何と49歳というご高齢ながらまだまだ健在。トラブルは無いのだが多少各所にガタも来ている様子、音色も「若さを失ってきているのでは?」との事で対策を検討することに。この時代のヤマハは本当に堅牢な作りで素晴らしい。

5 朝搬入のチェンバロの調律のチェックの後、神戸から大津へ移動。去年修復した堀さん1974年作のフレミッシュチェンバロを調整。季節の変わり目でトラブル発生するもあまり大きな変化は無い様子で一安心。堀氏の初期の楽器ながら(もう33歳!)当時からヒストリカルの製作スタイルがもう確立しているのに改めて感心。

6 分解修理中鍵盤の奥に堀氏のサインを発見。この楽器、チェンバロ業界をテーマにした話題の小説「優しい訴え」の主人公K氏の所有の楽器だったとの事。留学生と共にヨーロッパに渡り活躍後再び日本に戻ったという中々ドラマティックなストーリーを持つチェンバロ。。(今は大津の高校で活躍中) この楽器にまつわるエピソードでこれまた小説が書けそう

2007年12月11日 (火)

レッドプリースト IN 京都

1 11日、昨夜は忍法「瞬間移動の術」で神戸へ。久々に神戸に戻ると「宇和島の天才アーティスト」大竹画伯(笑)の作品集がやっと到着。(1年弱も完成が遅れた様子) 開けてビックリ!何と1000ページを越える凄いボリューム。全作品を見るのにどれだけ時間が掛かるのか?

5 今日は京都バロックザールでイギリスのレッドプリースト公演。もうツァーの後半なのでゆとりがあるのか会場入りもゆっくり。練習も各自では音を出すものの結局4人全員でのアンサンブル練習は全く無し。

13 結局リハの間に彼らがした事は、何やらアンコールで受けを狙った決めポーズの練習のみ。(これは念入りにやってましたね) このグループ、バカテクの上にすべて暗譜での演奏、自由に動き回れるとなると客席まで乱入するは(何故かCem奏者がVn演奏で乱入)、床に転げまわって演奏するは奔放なアクションと演奏でお客を沸かすステージが楽しい!

16 チェリストも最近流行(本当?)のスパラに負けじと肩から楽器をぶら下げて歩きながら演奏。譜面と見ないというのがこれほど武器になるとは! 複雑ながらこれまた意表をつく楽しいアレンジのたった4人でのヴィヴァルディの「四季」も抱腹絶倒! 「役者やのう」とイギリスの芸達者な連中に脱帽です。

2007年12月10日 (月)

バッハのピアノコンチェルト

7 10日、今日は上野の文化会館小ホールでコンサート。リハ2時間前にチェンバロを搬入するとピアノ調律師と舞台で遭遇。「今からピアノ調律2時間頂いております」「チェンバロの調律は?」「聞いてませんねえ」との事でチェンバロの調律時間がゼロと言う事が発覚(最近こんなのばっかり?) ピアノ調律師の方を拝み倒して何とか15分調律時間を頂ける事に。今日のコンサート、オールバッハプログラムながら、後半はウィーンの大御所(日本でも御馴染みの老ピアニスト)がソリスト、よって今日は「バッハのピアノコンチェルト」か。

13 こちらはピアノ演奏でのブランデンブルグ5番。ウィーン式なのか中々ユニークな楽器の配置か。(オケメンバーにはピアノのフタが邪魔で不評でしたが・・・) 来年80歳になるというウィーン三羽烏の老マエストロはお年に負けず達者な演奏振り。ピアノでのバッハ演奏も中々元気なテンポか。

15 こちらがチェンバロ使用のバッハ演奏。いやチェンバロの調律師をしていてピアノ版のバッハのコンチェルトやブランデン5番が仕事先で聴けるとは思わなかったです。コルトー・ティボーのコンビでのブランデンもこんな感じだったのか?

2007年12月 9日 (日)

江東区散策

2 9日、今日は江東区で地元オーケストラ&合唱団でブラームス「ドイツレクイエム」のコンサート。寒い朝のポジティフオルガン運搬で楽器の冷え具合を心配するものの、防寒対策のお蔭でリハーサルは調律無しでOK。前日のスタジオ調律での読みが上手くいった様子。本番も比較的スムーズに調律。しかしロマン派の音楽ではポジティフオルガンは中々聴こえない・・・。巨大編成のオケの中ではもっぱら音の厚みを支える「後方支援部隊」かも。

6 夕方に公演が終わり、帰りにホール近くの商店街「砂町銀座」を散策。焼き鳥屋、オデン屋など軒先で美味しそうな匂いを漂わせる店多し、日曜の夕方というのに(?)狭い通りに沢山の人出で大賑わい、物価も驚くほど安く庶民の味方と言える活気溢れる商店街か。全国チェーン店がほとんど進出していないのも素晴らしい!

5 夕食に安さで評判の魚屋直営の寿司屋へ。普段は大行列のお店なのに時間帯が良かったのか並ばずに入店。噂のテンコ盛りの海鮮丼の量と安さにビックリ!このあたりは何と住み易い街だと感心しきり。

2007年12月 8日 (土)

バッハ調律vsミーントーン調律

1 J・S・バッハに関して最近一番エキサイティングな話題は、何と言ってもバッハの平均律クラヴィア曲集第一巻の表紙に描かれている文様から発見されたという「バッハ調律」では? 数年前にアメリカのレーマン氏によって発表されたこの調律法、臭覚鋭い演奏家はすぐにコンサートや録音で使っている様子。日本でも桒形亜樹子さんや大井浩明さんがレクチャーやコンサートで導入済み。ヨーロッパでも特にオランダの演奏家達が積極的にトライしているとの事。私も2年前にリチャード・エガー氏とモダンオケの来日ツァーで一緒だった時、このバッハ調律で全公演を調律した経験あり。(モダンオケでも全然違和感無かったのにビックリでした) バッハが平均律の曲を想定して考えた調律法という以前に、結構広範囲に使える優れた古典調律法として多くの演奏家に支持されているようですね。

Photo このバッハ調律とミーントーン調律を使って初期と後期のバロック時代のチェンバロ曲を弾き分けるという意欲的なコンサートが2月に開催決定。

 シーベ・ヘンストラ Siebe HENSTRA  チェンバロリサイタル 「響きと音色で描き分ける2つの世界」

2008年2月27日(水)19時開演 池袋明日館講堂 料金 3500円 予約・お問い合わせ 沖津 Tel 045-301-3767 nilpferd@live.jp 

曲目)★ Italian harpsichord (M.Skowroneck 1980) meantone tuning
Sweelinck - Ballo del Granduca

Byrd - Pavan & Galliard
Storace - Ciaccona
Frescobaldi -Toccata
Sweelinck - Hexachord Fantasia
   ★ German harpsichord (Jan Kalsbeek 2000)    Lehman/Bach tuning
Froberger - Toccata & Tombeau de Mr Blanrocher
Bach - Chromatic Fantasia & Fugue
寺神戸亮氏上村かおり氏との「東京バロックトリオ」で日本でも御馴染み、オランダの実力派シーベ・ヘンストラ氏のソロリサイタルが急遽決定。シーベ氏久々の来日コンサートです。ミーントーン調律とバッハ調律、イタリアンとジャーマンの2種類のチェンバロを使って初期物からバッハまで多彩なプログラムを演奏の予定。私もバッハ調律を積極的に愛用するヨーロッパの演奏家の「調理方法(?)」に興味深々! 18世紀のプログラムに話題の「バッハ調律」がどこまで適応出来るのか、またミーントーン調律との響きの違いがどれだけ表れるのか、シーベ氏の演奏が楽しみです。皆様もお聴き逃しなく!

2007年12月 7日 (金)

芝公園でロビーコンサート

2 7日、今日は芝公園のビルでのロビーコンサート。クリスマス気分を盛り上げるためか、オフィスビルの石作りの広いロビーで無料で聴けるという贅沢なコンサート。ただ人の往来が激しい場所なので大勢の話し声などでロビーは賑やか!(音響が良いのが仇かも) 久々の秘密兵器の出番となる。

16 昼公演と夜公演の間に長い昼休み。演奏家のお二人とノンビリ芝公園付近を散策。仕事以外では近寄らないエリアながら、東京タワーや増上寺など観光スポットが結構あり楽しいひと時に。

21 夜はオフィスビルに隣接する高級ホテルのロビーでのコンサート。外の植え込みのライトアップがお洒落。ビルの駐車場に停まっている車も高級車ばかりか。同じ東京でも池袋の庶民的な雰囲気と違う「山手感覚」を感じますが・・・。

24_2 日頃静かな広い石造りの高級感漂うホテルのロビーは結構古楽器向きかも・・・。

2007年12月 6日 (木)

バッハの微かな香り?

13 6日夜は近江楽堂でバッハのガンバソナタコンサート。(品川聖Vg+及川れいねCem) 昨日ライプチヒの聖ニコライ教会のカントールが弾いたおかげかチェンバロがすこぶる上機嫌。本格的な冬の環境のため湿度が20%台突入するも平然と調律は維持するし鳴りっぷりも上々。バッハの精神を引き継ぐ(?)カントールを通じて約300年前のライプチヒの香りが乗り移ったのかも・・・。

早朝の築地市場散策

1 6日、コンサートツァーのサポートのため深夜バスで上京の製作家K氏と早朝5時過ぎの東京駅で合流。どこかで朝食をと言う事で先日空振りで悔しい思いをした築地市場にリベンジへ。さすがに夜明け前から活気溢れる市場を散策。そろそろ正月用の食材も姿を見せ初めている様子。

2 場内には早朝から行列の寿司屋も沢山。最近は外人観光客も多し。旨そうな店を求めて老若男女の食いしん坊達が暗い夜明け前から市場をウロウロ。(自分もか) 

5 寒い時期にはこれ!と我々は場内の蕎麦屋で牡蠣南蛮。口開けの客として注文すると「お客さん、スイマセンまだ牡蠣が来てない・・・、アッ、今届きました」とまさに市場直送の新鮮なネタ(笑)を朝から頂く事に。朝食後コンサートツァー用の楽器車をK氏に引渡し、夜遊びならぬ朝遊び(笑)を終え帰宅は朝8時。早起きは三文の徳?

2007年12月 5日 (水)

ライプチヒの二刀流は凄かった!

9 5日、横浜でバッハのクリスマスオラトリオのコンサート。私はチェンバロのみでの出動、オルガンは誰が来るのかと楽しみにしていると、大先輩「府中の親分」H氏が登場。滅多に無いコンビで2台の調律となるも、大オルガンの練習が止まらずリハ前の2台の調律は何とたったの20分。慌てて10分でチェンバロ調律するも「オレはもうやらない!」といきなりヘソを曲げる親分。それでも本番にはきっちりと調律を合わすところがベテランの凄みか。

28 説明によるとクリオラ1部から3部までの公演で、休憩後にゲストのオルガニストのソロ演奏があるとの事。我々の調律時間がどうもオルガン練習時間と重なっていたようでいつまで待ってもオルガンが止まらない。さすがに大オルガンが鳴り響く中でチェンバロを調律する事も出来ずいきなり立ち往生。

11 今日のオルガン・チェンバロ演奏はライプチヒの聖ニコライ教会のカントールのヴォルフ氏。オルガンとチェンバロを交互に演奏したいとの希望で2台を横に並べて設置。(2段積みにしたいとの要望は幸い無く一安心)

18  このカントール氏、中々アグレッシブな演奏を展開の様子。まずは右手でチェンバロ、左手でオルガンの二刀流。譜面は2台の真ん中に置いて忙しく2台を往復しての演奏か。

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果ては右手でオルガン、左手でチェンバロというライプチヒスタイル(?)の超絶技巧の二刀流まで駆使して器用な演奏を披露。約250年前の聖ニコライ教会のカントールの先輩もこんな演奏だったのかも・・・。

2007年12月 4日 (火)

タフなプラハのオケマンに感心

2 4日。今日は池袋でチェコの室内アンサンブルのリハーサル。練習会場にチェンバロを搬入していると「アレ~、今日はどうしたんですか?」との声にビックリ。2日前にコンサートをお手伝いしたばかりのフルート奏者と、良く舞台でご一緒のギター奏者の人気のお二人が何故かロビーで写真撮影中。どうも次回お二人の共演がある様子。(違う事務所なのにね) 6部屋も並ぶ練習会場ならではの遭遇でした。私は間も無く始まるプラハの室内オケの来日ツァーのリハーサルの担当。共演のチェンバロ演奏(ピアノと掛け持ち)はこれまた人気ピアニスト。御馴染みヴィヴァルディの「四季」でチェンバロ使用の予定。プラハ組は朝9時成田到着し都内に直行との事なのに、ホテルに荷物を置いてすぐにリハ開始。疲れも見せずにそれから練習を7時間も。そのタフさには感心!

2007年12月 3日 (月)

25歳のパイプオルガン

1 3日、今日はまず練馬の洒落たお宅のお座敷で営業の蕎麦屋で昼食。太く歯応えのある変り蕎麦が美味し。その後「西武線沿線楽器組合」のお仲間ふいご屋氏と一緒に、さるお宅のパイプオルガンの調律へ。室内用の4ストップの小型パイプオルガンながら調律はイスによじ登ったり、床に這いつくばったりと結構体を駆使しての作業となる。

4 間も無く25歳となるというパイプオルガン、内部に飾られたバッハの肖像を見ても判るように持ち主に長年愛用され続けている「幸せな楽器」の様子。

夕方目白スタジオに古楽器と古典調律を使ったユニークな作品で活躍中の作曲家藤枝守氏がオペラシティで12月24日に開催の藤枝氏の作品のコンサートの打ち合わせで来訪。チェンバロだけでなくクラヴィコードも登場(演奏は砂原悟氏)、共演に野々下由香里(MSop)鈴木理恵子(Vn)と豪華メンバーの予定。チェンバロの調律もヴェルクマイスターⅢの予定ながら、色々試しましょうとのお話に。さすが調律の研究家だけあって様々な古典調律のお話が延々と止まらない!

ベーゼンドルファー!

74 ウィーンのベーゼンドルファー社がヤマハに買収されるとのニュースにはビックリでした。ヤマハはこれからモダンなウィーンアクションのピアノなど開発するのかも?(笑) 笑っていられないニュースがもうひとつ。日本ベーゼンドルファーの活動が11月27日付けで止まった様子。「コンサートにピアノ借りる予定だったのに困った!」との相談を受け改めて調べてみてビックリ! あの磐田のショールームの素晴らしいピアノコレクションはどこへ行くのかが心配。

2007年12月 2日 (日)

ヴェネチアから来た「暴走」チェリスト

Photo 2日、早朝から築地のホールへ。楽器搬入時間より早く到着したので(計画的?)、築地市場を散策するも今日は日曜日でしたね。いつもの活気は嘘のようにヒッソリ、朝8時から開いているのは24時間営業と頑張る「観光客相手」の寿司屋ばかり。平日なら早朝から美味しいお店が一杯開いているのに残念!

16 今日は人気フルーティストのリサイタル、共演はヴェネチアから来日のチェンバロとチェロの2人。このイタリアコンビのシャープな演奏が素晴らしい!特にチェリストはバカテクの上にワイルドな風貌、テンション上がりっぱなしの熱演で満員のお客を圧倒。ヴィヴァルディやマルチェロなどの「オラが国の音楽」ともなると「熱狂と興奮のライブ」となった様子。結構年配の方の多めの客層も「思わず血圧上がった」かも?

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2007年12月 1日 (土)

築80年の洋館に響くブクステフーデ

Photo 1日、朝から千葉へ向うも週末なのを忘れてウッカリ首都高で浦安方面へ。東京ディズニーランドの駐車場入口がこんなに目白に近いとは・・・。(浦安まで延々と大渋滞!) 今日はロゴス・アポカルプスィスのブクステフーデ没後300年記念のコンサート。会場の千葉市美術館「さや堂」は昭和2年建築の銀行跡。石造りの豪華な内装が素晴らしい!

21 歌手5人とヴァイオリン・ガンバ・ポジティフオルガンと言う器楽陣のアンサンブル、特にガンバ奏者が5人も登場という贅沢な編成か。艶やかな弦とオルガンの音色が心地よい。

42 まるでヨーロッパの教会のような長い残響も、お客様が入ってちょうど良い響きになった様子。雰囲気といい音響といい日本では無いような気分になりそう。

54 今日の主役は何と言っても歌手5人の声のアンサンブル。夢心地のようなブクステフーデの世界が出現!(何とシブい選曲か!) 今年がスカルラッティ没後記念だけでは無かった事を見事に証明してくれたのでは・・・。

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