調弦だけで日が暮れる?
2日、オルフェオ公演のリハ2日目。朝から通奏低音とソリストの合わせからスタート。指揮の寺神戸氏もヴァイオリンを持っての弾き振りでオケをリード。
今回の公演の器楽陣は何しろ楽器の数が多い!それも1人で2~3台もの掛け持ちやら、珍しい(ややこしい)楽器ありとの事で調弦の時間がやたらと長い!演奏よりも長くなるのでは?と恐れているのですが(笑) 写真はコンバス、ヴィオローネ、ヴィオラ・ダ・ガンバと3台の掛け持ちという離れ業の櫻井氏(楽器の持ち替えがスリル満点!)と、いつものチェロではなくフレット付きの多弦チェロ(?)のようなバス・ド・ヴィオロンのバルサ氏(Fromフランス)、そして久々の帰国のチェンバロ、ポジティフオルガンの北御門氏(Fromオランダ)
キタローネ2台弾き分けのヴァルヴィアイネン氏(Fromフィンランド)(本日つのだ氏は欠席)、トリプル・ハープのブレーデイク氏(Fromフランス)(彼女はまもなくオメデタとか)
ヴィオラ・ダ・ガンバと珍しい13弦のリローネの掛け持ちの福沢氏。3台掛け持ちの櫻井氏よりも調弦する本数では2台の福沢氏の方が圧勝か?(弦の多さで勝ってもウレシクないかも?) まだヴァイオリンやヴィオラが参加していないのにこのすさまじい調弦ラッシュ! 皆さんチェンバロ・オルガン3台それぞれから好き勝手に(?)音を取るので、どの楽器もいつも調律がピッタリ合ってないといけないのが調律師泣かせ!また皆さんの調弦の時間を考えるとこちらもノンビリ調律していられない。(本番では鍵盤は5台なのに・・・)通奏低音部隊だけで15台もの楽器が調弦する予定。(時間足りるのか心配?)
リハ会場の滝野川は実は蕎麦屋の激戦地区。何と100m内に4件も競合、今日の昼はその中で一番コダワリ風の店へ。蕎麦打ちの作業場が正面に陣取るシンプルな店内にはヴィヴァルディが流れ、いかにも蕎麦マニア向けの雰囲気ながら昼前なのに店内は無人。どうやら口開けとなった私にヒマな主人が食事中にも関わらず蕎麦談義(説教か?)を開始。今日の北海道産の蕎麦粉より明日から使用の長野産の蕎麦粉の方が美味いはずとおっしゃるも、「また来てね」との主人の遠まわしの宣伝ながらお客にとっては「今日のは不味いと言ってるのと同じでっせ・・・」。コリャ昼飯時でも閑古鳥鳴くはずと早々と退散。蕎麦は結構美味しかったのですがね(値段はそれなりでしたが)。
« オルフェオ公演いよいよリハ開始! | トップページ | 「モンテヴェルディ」と「能」のエキサイティングな出会い »
「チェンバロ」カテゴリの記事
- チェンバロ界のレジェンド登場(2024.12.12)
- 師走恒例ゴールドベルグ変奏曲(2024.12.10)
- ご機嫌伺いしてみると(2024.12.09)
- 無事帰国(2024.12.08)
- ハンブルグ美術工芸博物館(2024.12.06)
コメント