チューニングハンマー
27日、午前中都内北部にある某音楽事務所を訪問。久々にお会いする社長と「親指と人差し指の指先が出会う先に我々の明るい未来があるのか?」との哲学的(?)なお話を少々。
午後からは某音大を訪問。お世話になっている楽器担当の方から「200年前のオリジナルのフォルテピアノに合うチューニングハンマーあるかな?」との問い合わせがあり、私が所有の沢山のハンマーをお持ちして使いやすさをチェックしていただく。イギリス製の手作りハンマーが中々上出来か。
ついでに校内の楽器コレクションを見学。これは100年前のプレイエルのグランドピアノ。相当部品は交換されているもののまろやかな音色が素晴らしい。私も一度サントリーの小ホールでのコンサートで調律させていただいた楽器。その後相当修復された様子で今は以前より弾きやすく音色もクリアーに。
チェンバロ部屋には20世紀のヒストリカル楽器と言えるモダンチェンバロが2台。ドイツの代表的なメーカー2社が弾き比べられるとは贅沢!(大半のチェンバロ奏者にはあまり興味が無いかも・・・)
夕方から偶然(本当か?)オランダのブロンズ氏の公開講座があり、そのリハーサルをコッソリ見学。楽器は約190年前のプレイエル。世界的にもショパン以前のプレイエルは珍しいのでは? フォルテピアノにも精通したベテラン演奏家がオリジナル楽器を短時間でどうコントロールしていくのかが垣間見れて興味深い。夜は久々に自分の体のメンテナンスと言う事で鍼灸院へ。急な季節の変化に体調崩す方が多いようで先生もフル回転の様子。
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