特殊任務無事終了
9日、北とぴあ「オルフェオ」公演のリハーサルも久々にお休み。約1ケ月も歌手だけの練習に付き合っていた1段フレミッシュもやっとお役御免。この楽器、今回の公演で使う半音高いA=465のピッチまで鍵盤移動が出来ないので無理やり半音上げに調律。普通なら無理がたたりトラブルが出るはずもさすがウチでタフさNo1の楽器、苦も無く「特殊任務」を無事遂行。今日メデタク半音下げ調律で元に復帰。 そういえば製作家S氏から「地方のホールに納めたチェンバロ、知らない間に半音高く調律されていた。どうも地元の調律師が間違えた様子」との「怖い話」も聞いた事あり。普通の楽器なら半音も上げると弦がモタナイ筈ですが・・・。 隣の2段鍵盤は最近「お茶引き」状態のフレンチモデル。(フレンチプログラムのコンサート少ないですね)
昨日、突然のチェンバロの出動要請があったお話のオマケ。どうも用意された楽器が気に入らない演奏家、楽器交換を要求するにあたり(チェンバロ版ちゃぶ台返しって感じか?「こんなモノ食えるか!」というように「こんな楽器弾けるか!」とのノリだったのでは?) 私の連絡先を覚えておらず、まずはドイツの某演奏家にSOSを送った様子。ドイツから「誰か彼の連絡先知らない?」との連絡が世界中に渡り、結局早押しクイズの正解者は何故かオランダ在住のイタリア人、彼が「梅岡の連絡先はこれ!」と情報提供してくれた様子。本人が知らない間に世界横断ウルトラクイズの問題にされていたのかも。正解者のイタリア人、数年前に東北の某ホールでのコンサートで同じく「ちゃぶ台返し」をやらかした御仁なのですが・・・。(私は連絡が来てすぐにチェンバロを持って東北まで慌てて駆けつけたのですが) そういえば過去オランダの老マエストロもちゃぶ台返しやってましたね。日本なら良い楽器が用意されているはずとの評判がヨーロッパの一部で流れているのかも?
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