上野の森ではまだ蝉が鳴く
4日、ホテルのイベントの仕込みは朝が早い!早朝7時に六本木の高級ホテルにチェンバロ搬入。今日は某高級ジュエリーブランドのイベントでチェンバロ演奏。会場はとても後数時間後にイベント開始とは思えない混乱状態で四苦八苦してやっとチェンバロを組立て準備。会場の準備が出来ると総額ウン億円かの商品が次々に展示、その中ではチェンバロなんて安い物なのかも・・・。金銭感覚の落差に唖然。
六本木の次は上野の旧奏楽堂でWさんの明後日のリサイタルのリハーサル。先日より旧甲子園ホテル(1930年)、明日館(1927年)牛久シャトー(1903年)と歴史的な建物での仕事が続いたものの、今日は1890年建築という真打登場か。(19世紀の建物ですぞ!) やはり漆喰壁の会場の音響が素晴らしい!意外に低音の鳴りが豊かなのにビックリでした。(普通のホールよりも好きかも) ただ古いだけあって外の音は丸聞こえ、残暑のためか季節ハズレの蝉の鳴き声が会場に響いておりました。
会場でのリハは今日だけとの事で、前半のミーントーンプログラムの練習の後は、イタリアンの調律を1/6に変えてリコーダーとの合わせ。(本番はジャーマンを予定) さすが我がイタリアンは大幅な調律変更でも融通が利いて助かった!
上野の後はツァー中の「ラ・キュピス」の目白スタジオでの練習をお手伝い。ドイツ人チェンバロ奏者のミハエル君が「お腹スイタ!」との事で練習前にまずは昼食へ。「ヨーロッパの方なら洋食ですね」「いや折角日本に来ているので和食が食べたい」「では麺類などどうですか」「実は日本の食事美味しいのですが食後2時間でもうお腹がスクのです・・・」「腹一杯になる和食ねえ~」と言う事で近くの庶民的なトンカツ屋を紹介。果たしてドイツ人の口に(いや胃袋にか)合ったか心配。
午後は目白から上野に戻り最後に再び六本木へ。今日のイベントでチェンバロ演奏のM・Sさん、超高級ジュエリー(車は簡単に買えそうな値段か)を付けてのシックな姿で登場。こういった場では私のデーハーな装飾のチェンバロは効果絶大か。
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