オルガン・チェンバロ合体!
31日、明日からの北とぴあ「オルフェオ公演」リハーサルで出動の楽器の最終調整。今回はポジティフオルガンの上にチェンバロを載せて2段鍵盤にしたいとの演奏家、指揮者からの特別オーダーあり。過去何度か2段積みの経験はあるものの、今のポジティフオルガンでは初体験、慎重を期して事前にスタジオで2段積みでの楽器の変化を観察するために写真のような装置(?)を開発。名づけて「オルガン・チェンバロ合体用自走式脚台」(笑)、この装置で助けを借りず1人で2段積み状態を事前にシュミレーション。こんな装置を必要とするのは私だけ?
我がポジティフオルガン、普通はパイプは剥き出し状態、チェンバロが上を塞ぐとピッチや音色の変化があるのでは?と全てのパイプを慎重にチェック。他のメーカーの楽器では結構ピッチが変わる事多いのだが、シュミレーションの結果我がオルガンは問題無しと判り一安心。
今回のオルフェオ公演は鍵盤楽器だけでも4台使用と贅沢な編成、その分調律作業は日頃の数倍の負担増かも?腕の見せ所と気合が入ります。
今朝、海外の某知人から「修復中のオリジナルのチェンバロ結構作業が進みやっと音が出たゾ」と自慢の写真が到着。写真には噂を聞きつけた茶飲み友達の某有名な爺さんが写っていてビックリ!やはり貴重なオリジナルがあるとの噂を嗅ぎ付けると皆行動が素早い!
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某知人からの写真、私も受け取りました。某有名な爺さんが見に来るという話は大分前に聞いていましたが、ついに実現したのですね。この楽器、修復出来たら絶対に見に来なさいと言われているので、ワクワクします。
投稿: K.S. | 2007年11月 1日 (木) 17時13分