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2007年10月10日 (水)

お座敷でチェンバロコンサート

410日、早朝神戸出発、秋晴れの爽やかな天気の下、山陽道を快調に西へ。 今日の目的地・山口市に到着後近くの湯田温泉の老舗蕎麦屋で「アナゴ蕎麦」。タップリのアナゴが美味し。

5 蕎麦屋のすぐ近くに「出来そうな」酒屋を発見。早速山口の銘酒「獺祭」と同じく岩国の「雁木」を購入。お目当ての獺祭の遠心分離絞りの酒は少し出回るまで時間がかかるとの事で残念!

72 今日は創業明治10年、明治20年(1887年!)建築(その後大正時代まで増築)の元料亭「菜香亭」で西山まりえチェンバロリサイタル。数年前に移築改修された建物ながら忠実な復元で明治の香り高き建築か。先日の旧奏楽堂(1890年)よりさらに古い建物だ。

67 100畳ものお座敷でのチェンバロ演奏。由緒あるお座敷には初代首相の伊藤博文から始まる歴々の政治家の書が沢山並びさすが明治維新の立役者長州藩と感心。長州出身の歴代首相の書も並ぶ中、何故か最近の地元首相の書だけが無いのは何故? (書くヒマ無かった?) 明治から多くの政治家が愛用の料亭だったようで近代では佐藤栄作氏がご贔屓だったとか。ただ日本近代100年間の激動の現場だったお店ながら、まだご存命の元女将が「料亭内の事は他人には一切語らず」との事で数々のエピソードはあまり判らないとの事。

15リハ前に爽やかな秋風を感じながらという珍しい環境で調律。(お天気で良かった!) 本番前に窓を閉めても秋の虫の音を伴奏に風情あるチェンバロ 演奏となった様子。(障子を閉めても外の音は丸聞こえ) 

89

今日のプログラムはオールバッハ。西山嬢の熱い演奏で最後には客席から思わず「素晴らしい!」との声も掛かるほどの大ウケ。やはりお客様は残響は少なくても至近距離でチェンバロの迫力ある音色を堪能された様子。

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