オルフェオへの道
25日、早朝より横浜・東戸塚のサロン「ジャルダン・デ・ミュージシャン」を訪問。小さな個人サロンながら吹き抜けのコンクリート壁のお蔭で残響が豊か!良く観察すると細かい音響効果のための工夫が多数ある様子。備え付けの小ぶりながら趣味の良いストップを持つパイプオルガンの音色もサロンの豊かな響きと相乗効果で素晴らしい。古楽器の演奏には本当に贅沢な空間で羨ましい限り。オーナーのこだわりに敬服する次第。
サロンオーナー所有のレガール付きのポジティフオルガン。私と同じメーカーながら随所に違いが見られ興味深い。
午後から北とぴあ国際音楽祭のオルフェオ公演で使う楽器の準備。イタリアンチェンバロはメカニックを総分解してA=465の高いピッチへ鍵盤移動。ピッチ移動後に早速ミーントーンで調律。
引き続きポジティフオルガンもピッチ移動の準備。こちらはただ鍵盤を横にスライドするだけでピッチは変わるものの、A=465の時しか使わない最高音の鍵盤とパイプは久々の出動か。他の鍵盤とフェルトなどの消耗具合が違うので分解し慎重に調整。
夜は先日つくばで初めての共演を成功させた岩村かおる(Fp)・田中潤一(Ft)両氏の次回企画のためのリハーサル。沢山の候補曲の中からの選曲作業は結構面白そう。次回もユニークなプログラムになりそうで楽しみ。
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