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2007年8月 2日 (木)

ブルージュコンクール本選終了!

88 今年のブルージュチェンバロ・フォルテピアノコンクールの本選結果の明細です。チェンバロ部門は、一位無しの二位に JULIEN WOLFS(ベルギー 聴衆賞も受賞)とFRANCESCO CORTI(イタリア)の二人、三位に松岡友子(在ミラノ).四位にSUSAN TOMAN(カナダ)、五位に山本ますみ(在ロンドン)。 結果としてはライプチヒのコンクールの覇者イタリアのCortiが地元の声援に推されて好演したベルギーのWolfs氏と2位を分け合い、3位に日本人離れの躍動感溢れる演奏の松岡さん、4位は手堅い演奏のカナダ人Tomanさん。5位にはニュアンスに富んだ独特のスタイルで好演の山本さん(オーストラリア育ちのロンドン在住との事)という順列となりました。
フォルテピアノ部門は、二位にSTEFANIA NEONATA(イタリア)が一位無しの二位(聴衆賞も受賞)、ALEXANDRA KORENEVAとOLGA ANDRYUSHCHENKOの両ロシア勢が三位。
一番美しい音色だったイタリアのNeonata氏が2位、ダイナミックな演奏でモダンピアノのモスクワ流派を彷彿とさせるロシア人が3位に2人共入賞。今後もロシア勢の躍進が続く気配か・・・。

何よりも21年振りのチェンバロ部門での日本人の受賞の快挙が嬉しい限りです!

96 授賞式の後2次通過の景品を早速披露してくれた村上暁美さん。綺麗な表紙の記念品の中には何と・・・

97 賞金がキャッシュでそのまま入っていたそうです。「味も素っ気もないなあ~」

99 授賞式の後は恒例の打ち上げパーティーが深夜0時半からスタート。美味しいブルージュビールやワイン、おつまみなどが食べ放題呑み放題という太っ腹の主催者。(これが一番楽しみかも・・・)審査員や製作家、コンクール参加者、そして何故かこのパーティに合わせて(?)世界中から集まってきた古楽関係者など大勢が一堂に集まり時間を忘れての賑わいが続く。

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放っておくと朝まで続きそうと、主催者は最後は電気を消して散会を促すもそれでも話の花は咲き続けた様子。宿舎帰宅は何と午前2時過ぎ!いつまでも続くコンクールの熱気と皆の熱意が素晴らしい!(でも眠い!)

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コメント

梅岡さんこんにちは!
ベルギーにいらしていたのですね!
今年はブルージュには遊びに行けませんでしたが日本の方たちが健闘されたのですね!楽しく読ませていただきました。明日かあさってお暇でしたらBruxellesのFinistère教会のオルガンを見に来ませんか。

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