都留音楽祭3日目
19日、昨日の涼しさから一転またもや恒例の「都留地獄」の暑さに逆戻り。でもこれでいつもの雰囲気が戻ってきたかも。
チェンバロ岡田先生のクラスでデュオのレッスン用の2台のチェンバロ。堀栄蔵氏作の楽器は小島芳子さんが注文した兄弟の2台(最初の1台は訳あって岡田氏所有へ、続く2台目が小島さん所有)。生まれは同じながら育ちの差が音色で判り興味深かったです。
夜は今回の音楽祭のゲストのイタリアのソプラノ歌手Roberta Mameliさんのリサイタル。まずはつのだたかし氏のリュート伴奏でしっとりとS・ディンディアやカッチーニ。ガンバのD・ハッチャー氏も交えてG・F・サンチェス。Vnの渡邊慶子・伊藤誠、VgのD・ハッチャー・福沢宏、Cemの戸崎廣乃の各氏のアンサンブルでC・D・コッソーニ、C・モンテヴェルディ、A・ヴィヴァルディなどを演奏。初めて拝聴するMameliさんの透き通るような美しくよく通る声にまずはビックリ! 出演者は忙しいレッスンの中での短いリハーサルながら、彼女と日本勢との呼吸もピッタリで美しく濃厚な演奏を披露。
コンサートのハイライトは最後のイタリアと日本の歌姫のモンテヴェルディの競演でした。初めてと思えない溶け込む2人の歌声。もう永遠に終わって欲しくない!と思えるほどの「至福の時間」。もう今年最高のコンサート(のうちのひとつ)として長く語り継がれる(はず?)素晴らしい演奏に立ち会え幸運でした。これが都留音楽祭だけというのはいかにも惜しい! またの再演を切に願います!
コンサート終了後、またもや宿舎で深夜の大宴会。狭い部屋に何と30人以上も押しかけ遅くまでワイワイ。リサイタルを終えたMameliさんも初参加で「日本式宴会」(都留式か?)を初体験。受講生が本各地から持ち寄った山海の珍味や新鮮な野菜、ご贔屓の世界の銘酒などを堪能。実はこれが目当ての受講生が多いかも・・・。
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