ブルージュコンクール観戦開始
27日、今日からブルージュのチェンバロ、フォルテピアノのコンクールを観戦。相変わらず日本人が一番多い様子。参加者の内訳はチェンバロ部門71人中日本人12人で最多、次にロシアの8人、フランスの6人。フォルテピアノ部門は41人中日本人が最多の9人、アメリカ6人、フランス・ロシアが4人。日本人は最多ながら過去30人もの参加の年もあったので少々寂しいか。今年は予選のチェンバロの楽器の準備に混乱があったようで、何と公式練習の開始に予定されていたドイツの楽器が到着しなかったので慌てて違う楽器を準備したとか(しばらく来なかったとの事、日本ではありえない・・・)結局代理で使われたチェンバロも急遽公式楽器になった様子。ところがその楽器非常に弾きにくい重いタッチだったようで皆困ったとの事。毎回予選ではあまり弾きやすい楽器が出てこないのが不思議。
夜はチェンバロ界の至宝ドイツの製作家スコブロネック氏作の2台のチェンバロデュオ。半年前に開かれたスコブロネック氏80歳のお祝いパーティー(アントレに渡邊順生氏の記事掲載してました)を彷彿させる特別なコンサートとなったようで、審査員全員が審査後の22時半開演という深夜に元気に来場。(この後ほとんどのコンサートに審査員が来ていたのには驚きましたが・・・) Ketil HaugsandとLudger Remy両氏の演奏で、ルルー、バルバストル、Fクープラン、バッハの息子達のデュオやソロ曲を披露。持ち込んだ自分の楽器の他、相手の楽器でソロ演奏など楽しい趣向で盛況のうちに終了。同じ製作家の楽器でも弾き手が変わるとこれほど音色が変わるのかと驚嘆。
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