軽井沢に新サロン登場
19日、早朝東京を出発し軽井沢へ。相変わらず濃い霧で前が見えず山道を慎重に運転。意外に軽井沢は近いのか2時間で到着。
軽井沢駅から徒歩10分ほどの静かな木立の中の別荘地帯に目指すお宅が・・・。人も車も通らない素晴らしい環境が羨ましい。
オルガニストの和田純子さんがプロデュースされた新しいサロン「Villa Cecilia」。この7月21日から毎週土曜日の14時半開演で「夏のバロックコンサートシリーズ」を開催との事。
サロンの外見は少し大きな別荘建築に見えるも内部は驚くべき構造になっていた!
天井は3階の高さか?コンクリートのしっかりした内壁、音響を良く考えた形状、ほとんど温度変化がない密閉された空間、まるでヨーロッパの古い教会のよう!残響7秒という豊かな響きは日本では味わえない贅沢さかも。今日はポジティフオルガンの調律でお伺いするも、あまりの音響の良さにオルガンのモーターノイズがどうしても気になってしまうとの事でモーター周辺を防音したり、オルガンの位置を変えたりとしばらく奮闘するも最後にやっと解決。豊かな残響の中でもオルガンの音色がクリアに聴こえるのには驚きました。
ゆったりとした客席にも特注の木の椅子が。(製作が間に合わず少しだけでしたが) オーナーのコダワリを各所に感じる素晴らしい空間のサロンでした。7月21日からのコンサートシリーズには、野々下由香里、桐山建志、三宮正満など実力者が次々出演との事。料金は2000円(限定50席) お問い合わせはヴィラ・セシリア Tel&Fax 0267-41-4075 cecilia.organo@docomo.ne.jp まで 他にワークショップも開催。
昼に急いで東京に戻り、午後から川口リリアホールで渡辺克也(Ob)リサイタル。(Cem水永牧子) ヴィヴァルディ・バッハ・テレマンのOb協奏曲を一夜で演奏するという豪華なプログラム。曲間のお話でたまたま(?)お客で聴きに来ていたOb奏者の三宮正満氏の名前が演奏家から連呼され本人が客席でビックリとの余興もあり。隣接の大ホールでは季節柄自民党の大会があり官房長官が来訪との事でホールは護衛で溢れかえっていましたが、目つきの悪さで誰がSPかとはすぐに判明出来ました(笑)。深夜またもや西へ移動。
« 明日館横の工事は続く | トップページ | 大阪でメサイア公演リハ初日 »
「パイプオルガン」カテゴリの記事
- あのオルガンが・・・(2024.12.07)
- 仏蘭西ピアノとクープラン(2024.12.02)
- ダブルヘッダー(2024.11.23)
- ペダル付き楽器(2024.11.22)
- 温度変化に振り回された1日(2024.10.13)
Villa Ceciliaを調べていてこちらにたどり着きました。21日のコンサートに行ってまるでヨーロッパの古い教会で聴いているような音の響きに驚きました。欲をいえば、あと1、2秒残響が少なくても良いのではないかと思いましたが・・オルガン演奏で、早いパッセージが少しモゴモゴと不明瞭に聞こえる時があったので。
私は中軽井沢住民で、お近くにこのような素晴らしい音楽会場ができてうれしいかぎりです。
投稿: andantin | 2007年7月22日 (日) 14時40分