ブルージュコンクール佳境へ
30日、朝のコンサートはフランスのフランソワーズ・ランジュレー女史の初期フランス物という珍しいプログラム。北欧の見慣れぬ楽器を使用しての演奏。毎度ながら審査員が客席最前列に勢揃い。もしかするとコンクールよりもプレッシャーがあるかも?
コンサートの後すぐに第2次予選開始。審査員も食事もそこそこに審査開始となる。さすが1日で出場者全員が聴けるとあって客席は満員の熱気に。
チェンバロ部門と同時進行でフォルテピアノの予選も進行。こちらは調律が中々大変な様子。ベテラン製作家Pマクナルティ氏は楽器調律と運送でフル回転。長年培ってきた技なのか鍵盤を押さずに調律するという驚きの秘儀を披露。
こちらは雨の中(!)石畳のデコボコを気にせず1人で近くの会場までフォルテピアノを運ぶマクナルティ氏。階段上げもあるのに「何とかなるでしょ」と気楽に現場へ向い、「誰か手を貸して!」とその場で助手を調達。ご年配でも10代の若者でも重いフォルテピアノを簡単に持ってくれるのが羨ましい!
夜はスカルラッティの歌曲コンサート。通奏低音にチェンバロとクリストフォリ式ピアノ2台を含む多彩な楽器が登場。まだ数が少ないクリストフォリピアノをスカルラッティのアンサンブルに大胆に取り入れてしまう貪欲さに感心。
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