池袋に響くバッハ&シューベルト
27日、今日は池袋でリハ&コンサートの掛け持ち。まずはアンサンブルコルディエのリハーサル。音楽監督の大塚直哉氏とゲストの曽根麻矢子氏によるバッハの2台のチェンバロのための協奏曲第2番。チェンバロ2台のバランスが難しい曲なので最初に私なりの楽器配列案を提示するも「美人が前でないとダメ!」との主催者の要望でいきなり却下(苦笑)。苦心の配列も楽器のバランスがイマイチ・・・。
ソリストお二人の好みのタッチの楽器を用意していたのですが「楽器を交換すれば上手く行くかも?」との事で大胆な楽器チェンジを試すとバランスがすこぶる良い!実は楽器の配列は私の思惑通りだったのですが、「看板美人が前」と言うのが予想外でした。(確かに男性が前、美女が野郎(失礼!)の後ろでまるで見えないとなると客も怒るかも・・・)
リハ終了後今日は車で1分という至近距離の会場で夜本番。
夜は畑儀文氏と崎川晶子氏の共演でシューベルティアーデコンサート。明日館という歴史的な洋館でのサロン風の演奏は畑氏の軽妙なお話も交えてシューベルトの世界を堪能出来る濃厚な2時間か。シューベルトがライフワークという畑氏の執念が感じられる演奏でした。昭和初期の超豪華な洋館で開催予定の6月30日の関西公演も乞うご期待!
今日のコンサート、まもなく始まるスカルラッティ音楽祭にゲストとして初来日のミラノのチェンバロ・フォルテピアノの重鎮・エミリア・ファディーニ女史が到着直後にわざわざ訪問。高齢ながら驚くほどお元気。7月7日のリサイタルで使う楽器を前にご満悦の様子。
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