レオンハルト健在なり!
25日、昨年10月の来日が闘病のため延期となり、体調が心配されていたオランダの老マエストロの久々の来日公演。今日は前回来日時と同じ我がイタリアンと初期フレンチの2台のチェンバロを弾き分けてのリサイタル(トッパンホール)。髪が無くなっているとか、風貌が激変とか闘病生活での変化が心配されていたものの、3年振りに会うマエストロは前とほとんど変わらない元気な様子に安心しました。
ホール入りしてから開場までみっちりとリハーサルを約3時間、そして2時間の濃厚なコンサートとノンストップでチェンバロを弾き続けるパワーにまずは感心!(もう80歳なのに) 相変わらず特別繊細なタッチに調整された楽器を驚異のテクニックでコントロールする様は、やはりチェンバロ界の人間国宝か?持ち主が驚くような張りのある音色を聴かせてくれました。マエストロは調律も自分でなさるので、私は今日は調律師は臨時休業で運送屋&フタ開け屋に専念する羽目に・・・。
コンサートの休憩時には恒例のマエストロ本人による調律タイム。お客はロビーに出るか客席後ろで待機との事。遠くから生の御姿を拝観する信者が多く微笑ましい! 今日のチェンバロ2台を弾くユニークなプログラムはたった一夜限りとの事で、客席は日本古楽器界の面々のお姿で溢れかえっておりました。老マエストロは今回の来日中に相変わらず精力的にショッピングや観光を堪能されたとの事、まだまだ今後も元気な演奏が聴けそうな様子。
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今日は2台のチェンバロなんですね。
西宮の演奏会に行ってきました。いつもは
京都なんでパスしてたんですが。
エレガントな所作はさすが。譜面は手書きみたいでした。
投稿: ヨシザワ | 2007年6月25日 (月) 22時17分