上野で2台チェンバロの競演
29日、今日は上野文化会館小ホールで曽根麻矢子、大塚直哉両氏のバッハの2台のチェンバロのための協奏曲を含む豪華なプログラムの本番。(アンサンブルコルディエ 定期演奏会) 狭い舞台で苦労しながらも何とか良いバランスを確保。ただここはチェンバロを少し動かすだけで調律がトンでもなく狂う厄介な舞台。今日も位置を少しずらしただけで4フィートがガタガタに。ただ元の位置に戻すと調律が戻る!歴史ある舞台(古いだけか!)の床が相当歪んでいるので楽器が位置によって微妙に反ってしまうのが原因か? 合わせるのが難しい2台調律なので秘伝の技で床反り対策。用意されたチェンバロを交換して演奏(美女が前とのお達しあり)、2台の位置も散々試したので(オケは下手、チェンバロ2台は上手と分離して配置)本番では何とか2人のバランスも良かった様子。それでも2台チェンバロは難しい!
隣の大ホールのオペラをモニターTVで眺めているとどうやらあちらもチェンバロが入っている様子。早速目白駅前商店街組合のお仲間に「もしかして大ホールの仕事はおたく?」とたずねると「ウチの身内がやってます」との事。結構同業者に鉢合わせが多いホールかも?終演後スタジオで楽器を積替え、一路西へ移動。
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