スタジオ大混乱
13日、朝からご近所のお宅で預かって頂いていたチェンバロをスタジオに引取。もうスタジオは楽器で溢れかえっております。この2週間で7種類もの楽器を提供するというハードスケジュール。CD録音あり、レクチャーあり、オランダの老マエストロのリサイタルあり、と日替わりメニュー状態。空調完備のスタジオに無理やり7台の楽器を押し込んでまずはコンディション作り。昨日帰ってきた楽器は日本家屋のお宅で2週間程外泊、そこでタップリ水分を吸い込んでいたのかピッチが1/4音程上がっておりました。(下げるのが大変!) 今日帰ってきた楽器は万全の管理で状態良好で一安心。楽器調整の後は車のオイル交換。1ケ月半で8500kmの走行。相変わらずの長距離トラックの運ちゃん状態。
チェンバロ製作家の野神氏からの情報で「2015年にピアノやチェンバロの調律師が国家資格になるっていう話ご存知でしたか?」との事。チェンバロ調律の試験なんてどうやってやるの?「1時間に4台調律」「大勢のお客に囲まれて休憩15分でピッチ変更」「暑い舞台でポジティフオルガンに合わせて調律」・・・、上級試験の課題はいくらでも思いつくのですがね。(笑) 誰が採点するのかも興味深いところ。その頃には「チェンバロ調律師協会」なる組織が出来ているのか?それともピアノ調律師協会の下部組織なのかも。(ピアノ調律師に採点されてもねえ~) 何よりも8年後は私はまだチェンバロの調律してるのか?
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>>2015年にピアノやチェンバロの調律師が国家資格になるっていう話
とりあえずチェンバロの調律師資格は取る!
投稿: 閘門大師 | 2007年6月13日 (水) 22時06分