豊中のサロン「ノワ・アコルデ」
10日、大阪北部、豊中の素敵なサロン「ノワ・アコルデ」で「ヴェルサイユ宮廷の華~ヴィオール達の対話」の公演。出演は平尾雅子(Vg)頼田麗(Vg)金子浩(Lu)芝崎久美子(Cem)。立派なタイル地の床という贅沢な作りの小ぶりなサロンでのアンサンブルは聴き応えあり。
サロンのある服部は大阪北部の庶民的な街の様子。駅前で偶然立ち寄った食堂は、バッテラや稲荷寿司をつまみにうどんを食べるといった正統派大阪大衆食堂といった風情か。サロンの前の総菜屋も炭焼きの焼鳥や鰻を一日中店頭で焼いており周辺一体美味しそうな匂いが充満。(コンサート前でも打ち上げが待ち遠しいのはこのせいか?)
本番で4人が息詰まる熱演を繰り広げていると、満員のお客様が入り暑さのせいか、何と途中で本当に酸素不足で倒れ救急車で運ばれたお客様が出たり(すぐに回復されましたが)とハプニングも起こるも、後はサロンならではの至近距離での迫力ある音色を味わいながら何とか無事コンサート終了。
終演後は会場で豪華なお料理を交えて打ち上げ。昼間に入った大衆食堂が実は中々有名な老舗との事でユニークなオードブル風の寿司の仕出あり。鱧料理や押し寿司など関西らしい料理に舌鼓。
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梅岡様
早速ノワ・アコルデ音楽アートサロンと平尾雅子さんらトップランナーによるコンサートをご紹介下さいまして有り難うございました。
みなさんお忙しいところ、小さなサロンで演奏して頂き、古楽ファンはもちろん、宝塚沿線音楽ファンにも大満足頂いたようです。
備長炭焼き鳥、蒲焼きは日曜営業のようで、賛否両論。店主ご本人はどこ吹く風。
ベルサイユ宮とのギャップを楽しんで頂いているのでしょうか?‥。
5月はウィーンよりバスバリトン歌手・教授ご夫妻のコンサートがありましたが、サロンとともに周辺も気に入られたようです。
この日も願いが天に通じたのか好天で、不思議と満員御礼札を出させて頂きました。お客様の感想は、素晴らしいと満足していただき、ほんとにほっとしています。
この小さなサロンは、常時、営利、部署、組織とは対極にありますが、心の琴線に触れる良質の演奏に巡り会い、水平感覚に伸びていけたらいいなと思っております。
阪急電車宝塚線『服部』には、菅原道真が太宰府へ左遷されるときに立ち寄られたとされている服部天神があり、上方落語『池田の猪買い』にも出てくる地名。東には、新大阪より近い大阪府立服部緑地公園には、大阪センチュリー交響楽団の本拠地があります。隣町庄内には大阪音楽大学もあり、音楽家が本当にたくさん住んでおられる町です。
個人的には、いまやこの画家の作品をみて、ときめく人が多くなった彼が逗留して描いた襖絵のあるお寺がほんのすぐ近くになりますよ。長く傾倒して入るものにとっては、エルミタージュにしておきたいところですので、この辺で。 これからもどうぞ、よろしくお願い致します。
ノワはクルミのフランス語女性名詞複数形 アコルデは「調和された」形容詞
平井
投稿: ノワ・アコルデ ひらい | 2007年6月12日 (火) 12時58分