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チェンバロ

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    my Cembalo by R・Yoshida

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2007年6月

2007年6月30日 (土)

旧甲子園ホテルでシューベルト

12_6 30日、今日は関西の名建築、旧甲子園ホテルでシューベルティアーデコンサート。滅多に中を見学出来ない豪華な洋館ということで演奏家も早くから会場入り。この建物での演奏を楽しみにされていた崎川さんと早速館内見学。畑氏も早くから会場入りでノンビリとリハーサル開始。

18_2 リハの休憩時、この春敷地内に完成の武庫川学院建築学課の新校舎を畑先生を先頭に見学へ。(女子大なので部外者がウロウロ出来ない・・・) 今時裕福な学校ということで豪華な設備を備えている様子。本当なら完成後旧甲子園ホテルは元の状態に戻すとの話だったのですが相変わらず建物の半分は教室のまま。現在コンサート会場で使用の西ホールとは趣きが違う東ホールでも演奏してみたいものです。(現在は豪華なシャンデリアの下に製図台が並ぶ日本で一番贅沢な教室です・・・)

20_4 コンサートは予想以上のお客様で慌ててイスの追加をする程の盛況。滅多に入れない洋館見学が目的なのか、他では絶対聞けないシューベルト初期に珍しい歌曲がお目当てなのか、フォルテピアノでシューベルトの歌曲という組合せを堪能されているのか・・・。

25_2 畑・崎川両氏もリラックスした演奏で若いシューベルトの作品を紹介。途中の畑氏の軽妙なお話も絶好調。この独特の雰囲気は歴史的な建物でしか味わえない贅沢さでしょうね。次回からは開演1時間前から約30分の建物見学ガイドツァーも開始予定。日頃見れない場所も案内していただけるとか。終演後慌しく再び東へ移動。 

次回のシューベルティアーデ コンサートは関西公演は 9月22日(土)甲子園会館 14時開場 14時から特別館内見学案内ツァー(約30分)あり、15時開演。 東京公演は 9月26日(水) 19時開演 自由学園明日館講堂 畑儀文氏と上尾直毅氏(フォルテピアノ)の共演。シューベルト18歳の若いながら一番多作な時期の作品を演奏予定。乞うご期待!

2007年6月29日 (金)

上野で2台チェンバロの競演

3_23 29日、今日は上野文化会館小ホールで曽根麻矢子、大塚直哉両氏のバッハの2台のチェンバロのための協奏曲を含む豪華なプログラムの本番。(アンサンブルコルディエ 定期演奏会) 狭い舞台で苦労しながらも何とか良いバランスを確保。ただここはチェンバロを少し動かすだけで調律がトンでもなく狂う厄介な舞台。今日も位置を少しずらしただけで4フィートがガタガタに。ただ元の位置に戻すと調律が戻る!歴史ある舞台(古いだけか!)の床が相当歪んでいるので楽器が位置によって微妙に反ってしまうのが原因か? 合わせるのが難しい2台調律なので秘伝の技で床反り対策。用意されたチェンバロを交換して演奏(美女が前とのお達しあり)、2台の位置も散々試したので(オケは下手、チェンバロ2台は上手と分離して配置)本番では何とか2人のバランスも良かった様子。それでも2台チェンバロは難しい!

7_13 隣の大ホールのオペラをモニターTVで眺めているとどうやらあちらもチェンバロが入っている様子。早速目白駅前商店街組合のお仲間に「もしかして大ホールの仕事はおたく?」とたずねると「ウチの身内がやってます」との事。結構同業者に鉢合わせが多いホールかも?終演後スタジオで楽器を積替え、一路西へ移動。

2007年6月28日 (木)

老マエストロの残り香 其の弐

Photo_156 28日、スタジオで楽器調整の予定が急遽オルガン練習のためWさん来訪。3日前の老マエストロのリサイタルで使ったまま冷凍保存(フタを開けずにいただけですが・・・)していたイタリアンを恐る恐る試奏。保存状態が良かったのが幸いし、調律も音色もほぼリサイタルのままの状態、しばらくWさんが17世紀の曲を演奏すると確かに霞みの中で香り立つような別世界の音色が出てくる!しかし18世紀の違う雰囲気の曲を演奏するとまるで夢から醒めたように音色が激変、老マエストロが我がイタリアンに掛けた魔法が解けた瞬間を垣間見たような気がしました。老マエストロ直々の調律を楽器解凍中にチェックしてみるものの、我々が普段調律するような「純正ミーントーン特有のエッジのある響き」ではなく「どんな曲にもまろやかに響くミーントーン」との印象あり。やはり老マエストロの演奏にはまだまだ「秘伝の隠し味」が沢山あるのかも。

2007年6月27日 (水)

池袋に響くバッハ&シューベルト

Photo_155 27日、今日は池袋でリハ&コンサートの掛け持ち。まずはアンサンブルコルディエのリハーサル。音楽監督の大塚直哉氏とゲストの曽根麻矢子氏によるバッハの2台のチェンバロのための協奏曲第2番。チェンバロ2台のバランスが難しい曲なので最初に私なりの楽器配列案を提示するも「美人が前でないとダメ!」との主催者の要望でいきなり却下(苦笑)。苦心の配列も楽器のバランスがイマイチ・・・。

7_12 ソリストお二人の好みのタッチの楽器を用意していたのですが「楽器を交換すれば上手く行くかも?」との事で大胆な楽器チェンジを試すとバランスがすこぶる良い!実は楽器の配列は私の思惑通りだったのですが、「看板美人が前」と言うのが予想外でした。(確かに男性が前、美女が野郎(失礼!)の後ろでまるで見えないとなると客も怒るかも・・・)

リハ終了後今日は車で1分という至近距離の会場で夜本番。

17_7 夜は畑儀文氏と崎川晶子氏の共演でシューベルティアーデコンサート。明日館という歴史的な洋館でのサロン風の演奏は畑氏の軽妙なお話も交えてシューベルトの世界を堪能出来る濃厚な2時間か。シューベルトがライフワークという畑氏の執念が感じられる演奏でした。昭和初期の超豪華な洋館で開催予定の6月30日の関西公演も乞うご期待!

20_3 今日のコンサート、まもなく始まるスカルラッティ音楽祭にゲストとして初来日のミラノのチェンバロ・フォルテピアノの重鎮・エミリア・ファディーニ女史が到着直後にわざわざ訪問。高齢ながら驚くほどお元気。7月7日のリサイタルで使う楽器を前にご満悦の様子。

2007年6月26日 (火)

老マエストロの残り香

0706 26日、前夜の老マエストロのリサイタルの余韻が醒めぬまま午前中に初期フレンチチェンバロをFさんのお宅へお届け。コンサートで使った老マエストロ直々の謎の調律の正体をジックリ検証。ミーントーンをベースに各所に独自の味付けがしてあり流石演奏曲を知り尽くしている名人芸だと改めて感心。今回弾きこみをお願いしていたFさんもまだ名人芸の残り香が感じられるのかタッチや鳴りの激変に驚いた様子。しかし意外に弾きやすいとの事でしばらくは「レオンハルト調整」のままで維持してみる事にしました。 昨夜の老マエストロの2台のチェンバロの演奏、人によってご贔屓の楽器が違っているようで感想を聞くたびに興味深い!また皆さんの感想是非お聞かせください!

3_22 午後からスタジオでリハーサルが続く。少しお休み気味だったポジティフオルガンが久々に出番。夜は明日明日館での公演を控えた畑儀文・崎川晶子両氏出演のシューベルティアーデコンサートの最後の合わせ。スカルラッティ音楽祭のため来日のミラノのチェンバロの大御所ファディーニ女史が来日直後に聴きに来られるかもとの情報もあり、楽しみです。 昨夜トッパンホールでのリサイタルを終えた老マエストロと遅い食事をご一緒だった崎川さんからその様子を伺う。濃厚なコンサートを終えたばかりの老マエストロ、疲れも見せずにカンパリやワインなど召し上がって遅くまで歓談されていたそう。とても大病から復帰したばかりの80歳には見えない!伝え聞くところによると「今日は良い調整のチェンバロであった」とおっしゃっていたとの事。本当なら非常に光栄なお言葉です。昨日は別れ際に「夏のブルージュで会いましょう」と申し上げると「今回のブルージュでの僕のコンサートの会場がねえ~、あまり良くないのだよ・・・」との事。確かに新しいホールの無機質な空間だといぶし銀のような名人芸も映えないかも。 

2007年6月25日 (月)

レオンハルト健在なり!

15_4 25日、昨年10月の来日が闘病のため延期となり、体調が心配されていたオランダの老マエストロの久々の来日公演。今日は前回来日時と同じ我がイタリアンと初期フレンチの2台のチェンバロを弾き分けてのリサイタル(トッパンホール)。髪が無くなっているとか、風貌が激変とか闘病生活での変化が心配されていたものの、3年振りに会うマエストロは前とほとんど変わらない元気な様子に安心しました。

57 ホール入りしてから開場までみっちりとリハーサルを約3時間、そして2時間の濃厚なコンサートとノンストップでチェンバロを弾き続けるパワーにまずは感心!(もう80歳なのに) 相変わらず特別繊細なタッチに調整された楽器を驚異のテクニックでコントロールする様は、やはりチェンバロ界の人間国宝か?持ち主が驚くような張りのある音色を聴かせてくれました。マエストロは調律も自分でなさるので、私は今日は調律師は臨時休業で運送屋&フタ開け屋に専念する羽目に・・・。

80 コンサートの休憩時には恒例のマエストロ本人による調律タイム。お客はロビーに出るか客席後ろで待機との事。遠くから生の御姿を拝観する信者が多く微笑ましい! 今日のチェンバロ2台を弾くユニークなプログラムはたった一夜限りとの事で、客席は日本古楽器界の面々のお姿で溢れかえっておりました。老マエストロは今回の来日中に相変わらず精力的にショッピングや観光を堪能されたとの事、まだまだ今後も元気な演奏が聴けそうな様子。

出陣直前!

Photo_154 24日、朝から八王子のお宅でピアノの弦修理。帰りの中央道で渋滞の車の列に無謀な割り込みする暴走車あり。コリャ危ないなあと思っていると調布ICの近くで追い越し際に接触事故発生、どちらも側壁に衝突し大破。何も罪はないのに巻き込まれた車に同情。午後はスタジオで秋にリサイタルを控えたWさん楽器選択のため試奏。

7_11 夕方名古屋の製作家K氏が関西での老マエストロ公演から戻ってきた目白のお仲間の車で上京。公演を担当したS氏によるともう2公演終了の老マエストロは心配していた風貌もほとんど変わらず相変わらず元気との事。(コリャまだまだ来日するかも?) 明日のトッパンホールの公演が楽しみ。夜はK君立会いの元、明日出陣チェンバロ2台の調整仕上げ。

2007年6月23日 (土)

甲子園ホテル

1_31 23日、朝から創業昭和5年という旧甲子園ホテルでピアノ調律。70年以上前の姿で保存されている名建築で響くピアノは中々ご機嫌な音色に聴こえます。

12_5 今日は、この素晴らしい洋館で約27年も公演を続けているリラックスコンサート。元大阪フィルのフルート奏者岡哲子さんが長年に渡って開催のアットホームなサロンコンサート。私が初めてこの名建築に触れたのもこのコンサートのお手伝いでして、昔はこのコンサートでしか歴史的なホテルに入る事が出来ず、年4回の開催が本当に楽しみでした。

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ホテルの内部は素晴らしい装飾が随所に残されておりいつも新たな発見があります。写真のガラスも元フロントの壁面の装飾なのですが不思議な模様が素晴らしい!豪華な庭園も含めて今や貴重な歴史的遺産、昭和初期「西の帝国ホテル」と賞賛された豪華さに圧倒されます。今月30日にも同会場でシューベルトのフォルテピアノ伴奏の歌曲コンサートあり。こちらも是非お越しください !

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今日のコンサートは、元大阪センチュリー響のコンマスの稲庭達氏(Vn)リサイタル、共演は島崎央子さん(Pf)。山田耕筰や貴志康一など当時の関西音楽界の重鎮も立ち寄ったという会場の響きも素晴らしい!

今日コンサート前の雑談で驚くべき発見あり。リラックスコンサート主催者の岡さんは東京の自由学園のご出身、在学当時のお話を伺っていますと、何と当時自由学園の音楽指導をされていた斉藤秀雄氏は池袋の明日館の本館ホールでオケ練習や指揮レッスンをされていたとの事が判明。(当時ホールにはグランドピアノがあったそうな) 当時斉藤門下の小澤征爾を始め井上道義、秋山和慶など現在日本指揮界の重鎮達が明日館で皆レッスンを受けておられたそうです。明日館が日本の音楽界創世記の貴重な場所だったと判り今日は大興奮の日となりました。

午後にまたもや中央道を使い東京へ移動。勝沼ICはこの5日間で4回目の通過か・・・。調布で大渋滞との事で、今日15時開通したばかりの新しい圏央道を使って関越道へ迂回。渋滞無く便利な様子だが約30kmも遠回りと判明。今後も使うかは微妙な出費ですね。夜無事目白に到着。カラ梅雨のお蔭でスタジオの楽器は変化無い様子。楽器にはありがたいが本当に大丈夫?

2007年6月22日 (金)

奈良に響くバッハ

3_21 22日、古都奈良で徳永二男(Vn)&天羽明恵(Sop)をソリストに迎えて、東西の特別編成のメンバーでの室内楽のコンサート。(Cemは秋山裕子) チェンバロはバッハのVn協2番1曲のみの出番ということで、久々にお会いした秋山さんと空き時間は長々とおしゃべりタイム。海外のチェンバロの情報収集に熱心なご様子ながら残念ながら超円安で一流メーカーならずとも二流メーカーでもトンでもない高額となるご時勢なので中々チェンバロについてのお話があまり弾まない・・・。私が熱心に楽器を集めていた頃は円高で、どんな楽器を見ても「国産より安い!」と喜んでいたものですが・・・。 コンサートでは巨匠徳永氏の銘器(グァルネリ?)の音がオケ以上の凄い音量、やはりモダン楽器のソリストは「聴こえてナンボ」の世界だと改めて感心。

2007年6月21日 (木)

チェンバロの音色が出せるピアノ

Photo_153 21日、朝から明日館の本館食堂の片隅で保管されている不思議なピアノの調律。、形は超小型のグランドピアノながらピアノとチェンバロの音色両方を出せるというユニークな楽器。音域はAA~a3の5オクターブ61鍵のチェンバロ風。

1_30 この楽器、明日館に元からある楽器ではなく、ご近所の方の寄贈との事。多分20世紀半ばドイツ製のスピネットピアノという名称の楽器で、アクションや鉄骨フレームなどは立派なピアノの構造、普通のピアノの音色も出せるが秘密の仕掛けでチェンバロ風の音色でも演奏可能。(音色の秘密は実際見て驚いてください!) 20世紀前半の第1次古楽器ブームの影響で開発された楽器かも? 博物館に入れば結構目玉楽器として注目されるのでは・・・。

6_12 明日館横の工事現場は現在ショベルカーで地面を掘り返し作業の真最中。まだまだ騒音で賑やかな様子。

8_11 明日館での調律の後、目白へ。最近音楽祭の影響か目白周辺で知り合いに会ったとの話をアチコチで聞きましたが、今日はコンバス奏者のN氏と立ち食い蕎麦屋で遭遇。音楽祭の苦労話(?)など情報交換。食事後またもや中央道を通って神戸へ移動。途中の勝沼は3日連続で通過か。夕方神戸着。

2007年6月20日 (水)

Mマレの録音無事終了

7_10 20日、山梨市花かげホールでの平尾雅子さんのM・マレのCD録音最終日。宿泊の石和温泉でリラックス出来たせいかメンバーは朝から元気一杯に録音再開。カラ梅雨のお蔭で今日も湿度は高くないものの暑さが厳しい。録音中にはうるさいエアコンが使用出来ないホール内の暑さ対策のため、照明をこまめに落として温度調整。何とか録音最後までチェンバロのピッチは維持出来た様子。(録音の場合、後で違うテイクをつなぐ為、ピッチの保持は最も重要)

16_6 ホールの閉館時間近くまで念入りに録音セッションが続く。今回は平尾さんの息子さんが録音ディレクターで参加。他人では言えない様な厳しくも的確なアドバイスでガンバデュオ+通奏低音という難易度の高い録音をスムーズに進行。最後は演奏家やスタッフ疲労困憊の中、何とか無事録音終了。4人の重厚なアンサンブルを聴いていまして、きっと素晴らしいCDになると確信しております。お疲れ様でした!

2007年6月19日 (火)

山梨にマラン・マレが響く

Photo_152 19日、山梨の花かげホールで平尾雅子さんのマランマレのCD録音。(平尾雅子Vg、頼田麗Vg,金子浩Lu,芝崎久美子Cem) 思いの他早く到着したので時間調整でホール近くのネットで見つけたKIZAN WINE のワイナリーを訪問。ワインと度数40%というスピリッツを購入。家族で経営の小さなワイナリーの様子。

2_9 チェンバロを使う録音は午後遅くとの事で、ワイナリーに続き武田信玄の墓所で有名な恵林寺へ。餌欲しさなのか近寄っても全然逃げない人懐っこい鴨が境内をノンビリ散策。

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昼食は境内の庭先で名物の蕎麦。梅雨入りなのに今日も晴天で野外が心地よい。

8_10食事後もまだ時間があると言う事で初めて恵林寺の本殿も見学。うぐいす張りの廊下や古木の茂る庭園が素晴らしい。

25_1 本殿裏庭の多様な草木で美しい池も見学。都会では味わえない静寂をしばし満喫。

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恵林寺で時間調整後、ゆっくりと会場入り。案の定ガンバとリュートの録音は難航気味で夕方まで会場で待機となる。途中地元のチェンバロ製作家のN氏が表敬訪問で登場。先週土曜日に東京のお客様のチェンバロの響板が突然割れたとの事。やはり先日の異常乾燥の犠牲者が結構いた様子。夕方よりやっとチェンバロの出番。閉館ギリギリまで録音セッションが続く。

2007年6月18日 (月)

カラ梅雨?

Photo_149 18日、朝4時起床、夜明け前に神戸出発し東京へ。関西から中部地方は雨模様ながら東京は暑いながらも少し爽やかな天気。関東はやはりカラ梅雨気味なのか? しばらく目白周辺でピンチヒッターで働いていたイタリアンチェンバロをふいご屋さんのお宅で引取、すぐに次の保管場所のMさん宅へお届け。豪華な装飾のフレンチチェンバロの横に我がイタリアンを設置。

Photo_151 ちょうどまもなく予定のプログラムがイタリア物とのことで早速到着の楽器で練習開始。帰りにお土産でご自宅で焼きたてのパンを頂きました。(美味しかったです!)

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目白スタジオに戻った後、夕方チェンバロ奏者Kさんがスタジオ訪問。何台かのチェンバロを試奏の後、最近のチェンバロ事情などの情報交換。もっぱらチェンバロ初心者のタッチについての指導の困難さが話題に。ほとんどの生徒はチェンバロらしいタッチを説明しても中々ピアノのタッチから抜けきれない様子。(困ったものです・・・)

2007年6月17日 (日)

異父兄弟チェンバロ

Photo_146 17日、関西で私と同じKalsbeekのジャーマンのお引越し。私の楽器は展示用ながらシンプルな外装(脚は日本で多少豪華に造り替えましたが),片やこちらはご本家オランダの製作家のHPにも掲載の豪華版。生みの親は同じながら育ての親は違う兄弟楽器と言うべきか。久々に触りましたがこちらの楽器の豪快な低音の鳴りっぷりに感心!ただ最近「暫く留守にする際は弦を緩めると良い」とのアドヴァイスで調律を下げたら戻す際に7本も弦が切れてしまったとの事。テンションの高いジャーマンチェンバロで弦を緩めるのは致命傷のハズ。どんな方のアドヴァイスだったのか首をヒネルばかりです。

Photo_147 昼は久々に神戸で時間が出来たので自宅近くの酒蔵エリアの路地裏の鰻屋へ。プレハブの店頭で焼く鰻の香りが周辺に漂い食欲をソソル!不便な場所なのにいつも行列の出来る人気店か。

Photo_148 メニューは鰻丼並が600円、特が800円、写真の特上で1000円。多分東京の半額という庶民的な料金も驚きながらあっさり味のタレとホクホクの鰻の味が素晴らしい!

梅雨に湿度6%を記録・・・

1_29 17日、早朝ホテル「名神高速」をチェックアウト。駐車場出口を出ると神戸着。(駐車場余りにも広いゾ?) ニュースによると昨日16日、甲府で最低湿度6%(!)を記録したとの事。梅雨入りしたのにフェーン現象で異常乾燥が起こった様子。湿度一桁はまだ未体験ながらチェンバロなどはさぞかし凄いダメージを受けるでしょうね。響板やら底板やらパンパン割れるのかも?想像するだけでも恐ろしい!気象庁のデータを調べてみると甲府では先月5月にも観測史上最低湿度(7%)が記録されたそうな。やはりこの夏も異常気象が続くのかも?

2007年6月16日 (土)

チェンバロレクチャー

16日、午前中まもなく録音で使うチェンバロのチェックのためにSさんがスタジオ訪問。使用楽器の他にまもなく来日の師匠がリサイタルで使う予定の楽器も試奏ということでスタジオはまたもや総入れ替え。スタジオから押し出された1台は車の中で保管、もう1台は隣の部屋に無理やり押し込みやっと試奏可能に。(狭い上に楽器が多くて大変!)

1_28午後は水永牧子さんのカルチャーセンターでのチェンバロ演奏を交えてのレクチャー。独仏伊英などヨーロッパ各国の代表的な曲を詳しい解説付きで次々に演奏するという贅沢な内容。(リサイタルよりも疲れるかも?) 受講された方もチェンバロに関心が高い様子、終了後にマニアックな質問多し。夜はまたもやホテル「中央高速」にチェックイン。

2007年6月15日 (金)

オカリナ+フォルテピアノ

3_19 15日、近江楽堂でオカリナ・山崎万理子とフォルテピアノ・小倉貴久子という珍しい組合せのCD発売記念コンサート。フォルテピアノのピッチA=430に合わせた特製のオカリナで日本の歌曲を演奏。聞きなれた古楽器の笛とは趣きの違う「空間に染みわたるよう」な音色が心地よい!フォルテピアノとの相性も抜群の様子。

4_14 演奏される歌曲の歌詞の朗読で人気アナウンサーの朝岡氏が参加。今日はお得意のリコーダーでは無く本職の声での共演でした。多くのファンを持つ山崎さんのコンサートとあり、開場前から入口は大行列、開演30分前にはもう大半の方が着席という模範的なお客様、ただ早くから満杯となり小さな会場は暑くなったり寒くなったりと厳しい環境、空調のコントロールに苦労多し!また休憩中の調律手直しも、響く会場と賑やかなお客様の会話のお蔭でフォルテピアノの音量がクラヴィコードの如し!(聴こえない・・・)

7_9 昼夜2回公演の合間にオペラシティのアートギャラリーで開催の「藤森建築と路上観察」展を観覧。日頃、藤森氏のファンを自認し国分寺のご自宅から茅野・天竜と彼の斬新な建築の追っかけをするほどに入れ込んでいるので嬉しい展覧会。(招待券手配していただいた近江楽堂の大畠さん、ありがとうございます!) 展示は藤森氏のこだわりの建材の紹介(ノコギリを使わず丸太を割って板を作る割板の展示が面白い!)から、藤森氏の独特の作風を仕上げる素人集団(?)縄文建築団の作業公開(実際に竹で何やら謎の立体オブジェを作っていました)、長年の路上観察の歴史の紹介まで、ポストモダン建築の勇「藤森ワールド」全開の様子でした。

2007年6月14日 (木)

名工のサイン

8_9 14日、とうとう東京も梅雨入り。スタジオは幸い楽器に快適な湿度・温度をキープしているので変化も最小限。朝から、まもなく来日のオランダの老マエストロのリサイタルで使うチェンバロ2台の調整。まずは今年80歳というドイツの名工・スコブロネック氏作のイタリアンを調整のため総分解。普段ネームボードに隠されて見えないピン板部分に製作家の名前と1980年という製作年、No49という製造番号がサインされてます。お人柄なのか結構ラフなサインですね。この方、外装などは実にシンプル(素っ気無いというか装飾に興味が無いというか・・・)、ドイツ人らしい質実剛健な気質の様子。

1_26 もう一台のフランスの名工・アンセルム氏作の初期フレンチも総分解して調整。こちらは驚くほど丁寧な木工技術に感心。そういえば日本に来てから約10年経ちますがほとんど調整要らずのお利口な楽器。ツメはたった1・2本しか交換していないのでは。

2台のチェンバロ共、老マエストロ好みの独特のタッチに調整するも果たして当日すんなりOKが出るかが少々心配か。3年前は「僕の好みだともう少し調整を変えたいのだけど君の楽器だしねえ・・・」「マエストロ、お好きなようにどうぞ調整してくださって結構です」「いいんだね!」との会話があり、気が付くとダンパーを思いっきり切られてしまった経験あり。ヨーロッパの演奏家に話を聞くと「音楽祭で皆のリサイタル用に用意したチェンバロを彼が先に弾いたら思いっきり調整を変えられて弾きにくかったぞ」などとの評判も聞きました。今回はどんなご要望があるか楽しみでもあり心配でもあり・・・

1_27 夕方から留学中の方の留守宅で日本の大御所H氏作のチェンバロ2台のご機嫌伺い。数ヶ月も放置していたせいか断弦や弦の緩み、ツメのトラブルなど各所で「機嫌ワルイゾ~」と楽器が叫んでいる様子。私も朝からドイツ・フランスの楽器を触っていていきなり日本製に出会って「ちっとも言葉が通じないゾ~」と戸惑い気味に調整開始。色々な角度からご機嫌を取っていると楽器も段々調子が出てきたのか最後には「ちょっと艶っぽい音色かも?」という程音色が変化し私も少し安心。

2007年6月13日 (水)

スタジオ大混乱

Photo_14513日、朝からご近所のお宅で預かって頂いていたチェンバロをスタジオに引取。もうスタジオは楽器で溢れかえっております。この2週間で7種類もの楽器を提供するというハードスケジュール。CD録音あり、レクチャーあり、オランダの老マエストロのリサイタルあり、と日替わりメニュー状態。空調完備のスタジオに無理やり7台の楽器を押し込んでまずはコンディション作り。昨日帰ってきた楽器は日本家屋のお宅で2週間程外泊、そこでタップリ水分を吸い込んでいたのかピッチが1/4音程上がっておりました。(下げるのが大変!) 今日帰ってきた楽器は万全の管理で状態良好で一安心。楽器調整の後は車のオイル交換。1ケ月半で8500kmの走行。相変わらずの長距離トラックの運ちゃん状態。

チェンバロ製作家の野神氏からの情報で「2015年にピアノやチェンバロの調律師が国家資格になるっていう話ご存知でしたか?」との事。チェンバロ調律の試験なんてどうやってやるの?「1時間に4台調律」「大勢のお客に囲まれて休憩15分でピッチ変更」「暑い舞台でポジティフオルガンに合わせて調律」・・・、上級試験の課題はいくらでも思いつくのですがね。(笑) 誰が採点するのかも興味深いところ。その頃には「チェンバロ調律師協会」なる組織が出来ているのか?それともピアノ調律師協会の下部組織なのかも。(ピアノ調律師に採点されてもねえ~) 何よりも8年後は私はまだチェンバロの調律してるのか?

2007年6月12日 (火)

大井浩明クラヴィコードリサイタル

1_25 12日、朝から荻窪の大井氏の滞在先でクラヴィコードを積込み。「練習がもう大変!」との悲鳴を前日から聞いていたもののお伺いすると「ほぼ完徹でさらってました」との事。それでも会場に到着するや本番前まで休み無く練習。何時間でも楽器を弾き続けるパワーに感心。今日の公演会場は都心ながら木立に囲まれた素晴らしい洋館の旧細川邸・和敬塾の一階応接室。絨毯の床ながら天井も高く思いの他クラヴィコード向きの音響で一安心。

27_5 今日の公演はバッハの「フーガの技法」と「音楽の捧げ物」という意欲的なプログラム。凄い集中力で繊細なクラヴィコードのタッチをコントロール。バッハのこの難曲をクラヴィコードで演奏するのは今までほとんど無かったのでは?

20_2

満員のお客様も演奏家の繰り広げるバッハの世界に引き込まれた様子。多分ほとんどの方がクラヴィコード初体験だったようですが最後まで静寂を保ったお客様の集中力も凄かった!

32_2 終演後に演奏風景のフォトセッション。さすがにプロのカメラマンも音に集中しているお客様の中で本番中にシャッターを押せなかった様子。普通ならリハーサルである程度の演奏風景を撮影してしまうのですが・・・

5_10 大井氏のリハーサル時の服装ではさすがに本番の写真としては使えない?

終演後目白バ・ロック音楽祭恒例の分厚い札束を拝受。主催者も私の楽しみを良く判っておられる様子。

2007年6月11日 (月)

目白にバッハ降臨?

16_5 11日、朝神戸出発、夏の気配を少し漂わす信州を通って東京到着。チェンバロを降ろした後、スタジオの楽器のご機嫌伺い。今度録音で使うフレンチを演奏家の要望でA=392で調律。そういえば昨日のコンサート、フレンチプログラムながら諸事情でジャーマンを使用、でもピッチは392でした。ジャーマンに392のオールドフレンチピッチ(ヴェルサイユピッチという名称は間違いと昔オルガンの大御所シャピイ氏に説教された体験あり。誰が言い出したのかが不明なのですが・・・)は不要と思っていましたが意外に役に立った! 

明日は目白の和敬塾で大井浩明氏のクラヴィコードリサイタル。モダンピアノでのシェーンベルクコンサートの直後なので心配でご本人に様子を伺うも「もうバッハの世界に切り替えてます!」との元気なお言葉で一安心。「フーガの技法」と「音楽の捧げ物」をクラヴィコードで演奏というまたもや「高き山」に挑む大井氏の演奏も楽しみですが、今回は何と言ってもバッハ・コレギウム・ジャパンの通奏低音奏者としても活躍の「作曲家」鈴木優人氏が補筆完成した未完のフーガのお披露目が注目か?はたして250年目の鈴木優人版「フーガの技法」でバッハは目白に降臨するのか?

2007年6月10日 (日)

豊中のサロン「ノワ・アコルデ」

15_3 10日、大阪北部、豊中の素敵なサロン「ノワ・アコルデ」で「ヴェルサイユ宮廷の華~ヴィオール達の対話」の公演。出演は平尾雅子(Vg)頼田麗(Vg)金子浩(Lu)芝崎久美子(Cem)。立派なタイル地の床という贅沢な作りの小ぶりなサロンでのアンサンブルは聴き応えあり。

17_6 サロンのある服部は大阪北部の庶民的な街の様子。駅前で偶然立ち寄った食堂は、バッテラや稲荷寿司をつまみにうどんを食べるといった正統派大阪大衆食堂といった風情か。サロンの前の総菜屋も炭焼きの焼鳥や鰻を一日中店頭で焼いており周辺一体美味しそうな匂いが充満。(コンサート前でも打ち上げが待ち遠しいのはこのせいか?)

21_1本番で4人が息詰まる熱演を繰り広げていると、満員のお客様が入り暑さのせいか、何と途中で本当に酸素不足で倒れ救急車で運ばれたお客様が出たり(すぐに回復されましたが)とハプニングも起こるも、後はサロンならではの至近距離での迫力ある音色を味わいながら何とか無事コンサート終了。

22_1 終演後は会場で豪華なお料理を交えて打ち上げ。昼間に入った大衆食堂が実は中々有名な老舗との事でユニークなオードブル風の寿司の仕出あり。鱧料理や押し寿司など関西らしい料理に舌鼓。

2007年6月 9日 (土)

伊藤信平氏お通夜

16_4 名古屋のコンサート終演後、すぐに滋賀での伊藤信平氏のお通夜会場へ。奥様にお話を少しお聞きしましたが、最近足が弱くなっていた信平氏、お嬢さんの伊藤深雪さんの6月9日(まさしく今日でした)の横浜でのコンサートに行くため、足の鍛錬のため日課として毎日家周辺の散歩をされていたそうですが、お亡くなりになった7日もいつものように散歩に出かけられた際、階段で転倒し頭部を強打されたのが原因でお亡くなりになったそうです。伊藤深雪さんは9日のコンサートには予定通り出演されてから、すぐに滋賀に向かわれたそうです。

17_5 昨年の有松氏といいガンバ界の重鎮が相次いで突然お亡くなりになるのはどうした事でしょうか。

心よりご冥福をお祈りいたします。

名古屋フィルINしらかわホール

1_24 9日、昨夜の目白でのコンサートの後、ホテル「東名高速」にチェックイン。レストランや駐車場、トイレなどが充実ながら敷地が広すぎるのが玉にキズか?車中のベッドで充分な睡眠を取りつつ明け方名古屋に到着。朝からしらかわホールでチェンバロの調律。昼食は近くで名物「トンテキランチ」。真っ黒なソースが凄い!山盛りのサラダが凄い!ご飯お代わりOKなのに漬物無しが凄い?全部含めて名古屋風のサービスが興味深い!

今日は名古屋フィルのしらかわホールで5_9マエストロ・ボッセ氏指揮でオールバッハという公演、まずはブランデンブルグ6番。嵐のような雨のせいか平尾さんのガンバの弦が演奏中に緩むというアクシデント発生するもベテランは落ち着いて調弦し事無きを得ました。(さすが!)

8_8 ゲストソリストはソプラノの平松英子さん。カンタータ199番と202番のアリアを熱唱。

15_2 最後は管弦楽組曲第4番。85歳のマエストロの驚くべき牽引力で「ドイツ風の熱いバッハ!」を堪能。年齢を感じさせない大きなアクションの指揮にはもう感心するばかり。終演後またもや西へ移動。

2007年6月 8日 (金)

ラ・フォンテーヌ IN目白

3_18 8日、目白でラ・フォンテーヌのコンサート。今日はObの三宮氏が欠席というラ・フォンテーヌ・マイナスワン(マイナス三か?)+ゲストの天野寿彦(Vn)という編成。無料コンサートという事で千人近くのお客様の前で江崎氏の軽妙なトークを交えて休憩無し約2時間の充実した演奏を披露。会場の学習院百周年記念会館正堂は1100席という大きなホールながら、残響も豊かで最後列まで古楽器の繊細な音が届くのでビックリ。このサイズのホールでは都内有数の優れものかも?今日もご近所の会場なので5分で帰宅。

訃報! ガンバの伊藤信平氏

昨夜7日の19時に伊藤信平氏がお亡くなりになったとの一報が入りました。元日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会会長で、関西で長年ガンバの演奏や製作、そしてコンサートの企画などで古楽の普及に尽くされた方でした。私は新米チェンバロ調律師の頃からコンサートでお会いする度色々なお話をお聞かせ頂いたり、ガンバ仲間のコンサートをお手伝いさせて頂いたりと様々なお付き合いをさせていただきました。晩年滋賀に移られてからはあまりコンサートでお会いしていなかったのですが、お嬢様のフォルテピアノ奏者の伊藤深雪さんのコンサートでは最近までお見かけしておりましたので突然の訃報には驚きました。

ご冥福をお祈りいたします。

伊藤信平氏   お通夜 6月9日(土)19時
           お葬式 6月10日(日)14時~15時
洛王びわこ大橋会館
〒520-0232 滋賀県大津市真野5丁目34-26    TEL.077-574-4242
《JR湖西線》 小野駅より161号線へ進んで琵琶湖大橋方面へ徒歩6分
《車》 湖西道路、真野インター降車。161号線琵琶湖大橋交差点より北へ800m東側

2007年6月 7日 (木)

朝からうな丼

1_23 7日、昨日に続きまたもや朝から卸売市場へ。昨日発見の定食屋で今朝はお勧めの「うな丼」を注文。1匹丸ごととの事で丼の中で何と2段重ねという贅沢さ。しじみ汁も絶品。でも朝8時からうな丼注文する食い意地に我ながら呆れます。今日も朝から市場の方が大勢店内で豪快に食べて呑んでおられました。(羨ましい!) いつかは私も是非朝から飲酒も試してみたいものです。(本当にバカですね)

4_13 名フィルのリハーサルは2日目。今日からしらかわホールで練習。オールバッハ特集ということで、まずはブランデンブルグ6番で平尾・頼田コンビのガンバが参加。

10_9 管弦楽組曲4番では辰巳さんのチェンバロがけん引役か。モダンオケにしてはビブラートの少ない古楽風の演奏に聴こえるのが不思議。もう何回もボッセ氏と共演との事でオケも慣れてきているのかも。

13_6 休憩中にボッセ氏がヴィオラ奏者の楽器を試し弾き。まだまだお若いマエストロ。リハ終了後、明日のために賞味期間の長い(24時間?)調律作業。夜に名古屋を出発、静岡付近で雷雨に合いながら深夜帰京。

名古屋散策

2_8 6日、起床後ホテル近くの卸売市場を散策、場内の早朝営業の定食屋を発見、思わず朝8時から海鮮丼を注文してしまう。ボリューム・鮮度・値段とさすが魚河岸のベテラン相手のお店だけあって、朝から胃袋はビックリするも大満足。ずらりと並ぶ単品のオカズも美味しそう!

3_17 セリ業者の皆さんはもうひと仕事終えたという事で朝8時からビールを飲んでくつろいでおられました。羨ましい!(その分仕事始めが深夜と早いのでしょうね)

6_10 名古屋フィルのリハーサル初日、いつも神戸市室内合奏団でご一緒のゲルハルト・ボッセ氏指揮でバッハのプログラム。マエストロの棒に掛かるとオケの音色が一瞬にして「ドイツの正統派バロック」に聴こえるのが不思議?先月のヴィヴァルディと同じオケとは思えないほどの変身か。

9_10 今回は管弦楽組曲4番、カンタータなどの他ブランデンブルグ6番も演奏という事で、チェンバロの辰巳美納子さんの他に平尾雅子・頼田麗両氏のガンバ奏者が参加。

10_8 リハーサル終了後、グルメの平尾さんと名古屋の味覚探訪ということで繁華街を散策。演奏家が宿泊する立派なホテルでお勧めのお店を紹介してもらい、まずは鳥料理の老舗を訪問。いかにも「敷居の高そうな」店構え、値段も出ていない、「相当値段掛かりそうですね」と断念

14_8

結局味噌煮込みうどんの老舗に入店。濃い目の味ながら腰のある麺に具沢山で結構いけました。他の名古屋名物を食べたいというお二人の要望に答えてうどんの後は大衆呑み屋で手羽先、味噌カツなどを体験。

2007年6月 5日 (火)

荻窪・浜松・名古屋

Photo_144 5日、朝から荻窪のO氏滞在のお宅訪問。昨夜のチェンバロリサイタルを終えて今度は12日にクラヴィコードで「フーガの技法」リサイタル。早速使用する楽器を分解して丁寧に調整・調律。

2_7 O氏曰く「バッハを一週間練習するのは非常に楽しい。シェーンベルクを一週間練習するのも非常に楽しい。でも2つの練習を同時に進行するのはとても大変!」とのボヤキを連発。バッハのクラヴィコードリサイタルの直前にシェーンベルクの歌曲伴奏があるそうです。まるで戦前の音楽評論家大田黒元雄の名著「バッハよりシェーンベルヒ」を地で行くプログラム、荻窪という大田黒氏ゆかりの土地というのも縁なのか?O氏はまして2つの他に新作現代曲風ポップスの伴奏もある様子。果たして本番まで大丈夫か?

3_16 クラヴィコードの調整が終わって今度は一路西へ移動。ピアノ工具の調達のために久々に浜松訪問。買物前に腹ごしらえで地元で評判という鰻屋へ。行列出来る人気店という事で心配するも時間を外せばガラガラ。まあ炭焼きの丁寧な鰻に満足するも、先月の宮崎の極上の味が忘れられず。その後ピアノ工具のお店を2件訪問。やはり工具は実際触って確かめたいもの。特殊工具を慎重に選別し購入。

11_5 工具屋の近くに昔何台も注文した大橋ピアノの工場があったのを思い出し久々に訪問。廃業以来相当年月が経つのに未だに工場は残っていて感激!今はあんな素晴らしい手作りのピアノはもう出来ないのかも。そういえば昔私が新人調律師として大橋ピアノを訪問した際、出迎えてくれた若い職人さんが「加屋野」氏、後で別の業界で出会い驚きました。

14_7 折角浜松に来たので久々に楽器博物館を訪問。1年前にリニュアルとの事、民族楽器の割合が増えて古楽器系は隅に追いやられた様子。ただ鍵盤楽器の部屋を独立して設けたのは立派。これは昭和13年製のヤマハの純正調オルガン。ヤマハがこんな凄い楽器を作っていたとは!

16_2 噂は聞いていた静岡の製作家作の和風パイプオルガン。確かに「お座敷オルガン」といった風情か。音が聴きたい!

17_4 大正時代のヤマハ製のベビーオルガン。何と私も同じ楽器を所有しております。博物館展示と同じ物を持っているのはちょっと嬉しい!

28_4 企画展で数多くの国産リードオルガンを展示。これだけの楽器を一堂に集めたのは流石。初めて見るフォルテピアノも数点展示。最近収集したものか?

38 毎日貴重な楽器を使って演奏も聴けるのがありがたい。学芸員によるカークマンのチェンバロとクリストフォリ(復元楽器)の演奏が聴けました。カワイが復元したクリストフォリ、ボディの頑丈さを感じさせる「太い」音色が印象的。同じタイプでも皆音色が違う。オリジナルはどんな音色?

34_3  博物館ご自慢のブランシェのチェンバロは残念ながらフタを閉めての展示。(ケチ!) 美しい外装を眺めるだけで我慢。

39 壁にさりげなく展示のオリジナルの調律ハンマー。実は昔元の持ち主の所で拝見したモノ。その時は「どれでも良いので一本でも譲って!」と懇願するも「これは絶対売らない」との冷たい返事。数年後に浜松で再会し驚きました。一体いくらで手放したのか知りたいところ。(高かったのでは?)

44 浜松での用事を済ませて今度は名古屋へ。時間があったので高速を使わずまたもや一般道をノンビリ旅。初めて見る遠州灘の豪快な荒波が楽しい。

47_1 夕方名古屋に入ると熱田神宮の大祭に遭遇。浴衣姿の女性も多く夜は花火も上がる夏らしいお祭りの様子。

2007年6月 4日 (月)

目白に響くバッハ

1_22 4日、コンサート当日というのに朝から大井氏がスタジオ来訪。練習魔なので「もう楽器を積み込む時間ですが」と申し上げても「あと1分弾かせて!」との悲鳴連発で中々チェンバロを車に積み込めない!(放って置くと何時までも弾いているかも?) やっとの思いで楽器から離れて頂き急いでチェンバロを積込み演奏会場へ。会場の目白聖公会教会は車で数分というご近所なのでアッという間に到着。楽器搬入後教会隣のいつも大行列のつけ麺屋が珍しく空いていたので思わず入店。いつも開店前から長蛇の列なので滅多に利用した事が無いのですが・・・。相変わらず関西人には「つけ麺」文化の良さは判らないのですが・・・。

14_6目白バ・ロック音楽祭に初登場の大井浩明氏、バッハの大曲「ゴールドベルグ変奏曲」の他にイタリア協奏曲、フランス風序曲なども演奏という贅沢なプログラムを披露。普通ならゴールドベルグ変奏曲1曲でも満腹になるのに相変わらずの欲張りな選曲か。

3_15会場でのリハも相変わらず何時までも終わらない!私がいくら言っても効果無しと思い、受付嬢に「もう時間ですよ!」と声を掛けていただくと何故か大井氏すぐにリハ終了。何故扱いが違うのか? 夜は満員の御客様の中欲張りなバッハの演奏をたっぷり2時間も披露。終了後目白バ・ロック音楽祭名物分厚い札束でギャラを頂く。(大相撲の懸賞金のようで分厚いのはちょっと嬉しい!) 打ち上げは近所のファミレス、またもやO氏の現代音楽界声帯模写が炸裂!爆笑の夜となりました。

2007年6月 3日 (日)

ロック雑誌で見つけた古楽器CD

3日、朝からチェンバロの調整・調律。夏になりそうでならないモドカシイお天気で楽器も戸惑い気味か?楽器の部品を調達に埼玉県まで出張。目白周辺はDIYのお店が無く不便かも。池袋東急ハンズは週末の混雑が凄そうですし。

今日も明日リサイタルを控えたO氏がスタジオで朝から深夜までリハーサル。良く10時間もぶっ続けで練習出来るモノだと毎度感心。ただコンサート前に中々楽器から離れてくれないのが玉に疵か?(放っておくと何時までも調律出来ない!) 目白駅前商店街組合のお仲間から目白バ・ロック音楽祭今日も無事終了との一報あり。頂いたギャラが毎回分厚い札束でしたとの事。はて?それ程の額では無いのに分厚いのは何故?

Colleen 先日買物で面白かったモノ紹介です。ロック雑誌で見かけたフランス人演奏家Colleenの音響スケッチ風演奏のCD。古楽器使用が話題らしくガンバやチェンバロ(スピネット?)などの音色が新鮮と評判の様子。ロックと古楽器の接点は60年代のビートルズやストーンズなどのチェンバロやリコーダーの使用などがありましたが、いまだにちょっとユニークな音色程度の扱いはこれいかに・・・。

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もうひとつ、コンサートのチラシをテーマにした「チラシで楽しむクラシック」鈴木淳史著、レコードジャケットの本は多数ありましたがチラシに焦点をあてた本は珍しいかも?自主公演でチラシのデザインにも携わる機会もあるので興味深く拝見。古楽で御馴染みの武蔵野文化会館の「あのデザインのチラシ」(シンプルというかコストパフォーマンスが高いというか・・・)が取り上げられているのが嬉しい!(笑)やはり目立っているようです。

2007年6月 2日 (土)

スタジオに響くゴールドベルグ

Photo_142 2日、朝からスタジオのチェンバロのご機嫌伺い。連日の不順な天気で微妙に楽器も変化の様子。湿度が安定しないのが原因か?今日もスタジオでは深夜までO氏のゴールドベルグ変奏曲のリハーサル。私は所用で池袋・目白周辺を忙しく移動。(結局3往復!) 夕方目白バ・ロック音楽祭の楽器担当のI氏から「別件リハーサルの終了が遅くなり、もう1つの楽器移動が大幅に遅れそう」との連絡あり。ご近所の一大事とばかりに急遽車で現場に急行、楽器積込みをお手伝い。ギリギリのスケジュールは一歩間違えると立ち往生、何事も余裕が大切ですね。昨日の急なフタ付きイタリアン調達といいI氏は連日目白で格闘の様子。夜は新人技術者O君と夏のヨーロッパ旅行の打ち合わせ。

2007年6月 1日 (金)

曽根麻矢子IN中野

Photo_141 1日、今日から暦は夏ながらまだ肌寒い。4日に目白バ・ロック音楽祭でバッハの「ゴールドベルグ変奏曲」リサイタルを控える大井浩明氏がスタジオ練習で来訪。まだ時差ボケ激しいとの事で朝8時という演奏家にはありえない早朝から深夜遅くまで熱の入った練習の様子。約一週間に4つものコンサートを抱えて奮戦の大井氏、現代曲畑出身らしく毎回各方面に委嘱曲を予定しているとの事ながらどの曲も未だに楽譜が届かないとのボヤキ連発。ただ絶対間に合わないと思っていた超絶技巧の難曲のみ予想に反して間に合ったそうです。(逆にもう弾かなくて良いと思っていたのに何故間に合ったのか!とこちらもボヤキの対象の様子)

2_6今日は中野ZEROホールで夜本番。早朝から賑やかなスタジオを出て予定より相当早くホール到着、車を置いて活気ある中野の商店街を散策。約30年前東京で色々な芝居やコンサートを見るため、知人のツテで中野駅近くのさる安アパートにしばらく寝泊りするも電気代滞納のためか電灯無し、ロウソクでしばらく暮らした事が懐かしいです。路地裏の評判のラーメン屋に入るも人気のお店らしく昼前から行列が出来る様子。

5_8 今日の演奏は大谷康子(Vn)&東京交響楽団弦楽アンサンブル+曽根麻矢子(Cem)。バッハ/グノーとカッチーニ、シューベルトの3大アヴェマリアの聴き比べやバッハのブランデンブルグ3番、ヴィヴァルディの四季など名曲をお話を交えて楽しく披露。

8_7 リハーサルの最中、目白駅前商店街のお仲間のI氏から「リハに楽器持って行ったら演奏家からフタのあるイタリアンが良いと言われた!」との一報あり。確か彼のイタリアンはフタ無し、ご近所のお付き合いで「ウチにフタ付きの余ったイタリアンあるよ」との連絡いれると「今から貸して!」ということで早速提供する事に。まあ長屋で「お醤油貸して」のノリですね。

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