古楽コンクール展示楽器紹介
23日、昨日までの甲府古楽コンクールが無事終了、残務処理の1日。今日はコンクールと同時開催の展示会の楽器紹介。
まずは私が持ち込んだ6台の楽器。2台のイタリアン、2台のフレンチ、フレミッシュ、ジャーマンと主要モデルを揃えての参加。製作家もフランス、ドイツ、オランダ、日本とバラエティーに富んだ面子か。
久保田チェンバロ工房からはチェンバロのように見えるがクリストフォリタイプのフォルテピアノとヴァージナル。相変わらずの多彩な楽器を製作する久保田氏のパワーに敬服。若いスタッフも元気で活気ある工房です。
愛知県から初参加の新人加藤敦志氏の初期フレンチ。第1作の楽器は随所にこだわりの作風を見せて今後に期待。ただ完成が間に合わず脚や譜面台は仮のものだとか。
イタリアから参加のBIZZI社。やはり日本製とは雰囲気が違い華やかな外装が楽しいです。
今回のコンクール本選で活躍した伊藤福一氏のジャーマン。独自の和風の装飾がユニーク。
横田誠三氏の珍しい初期フレンチ「デルイソー」モデル。コンパクトながら幅広いレパートリーに合いそうなキャラクターか。
一番ご近所山梨の野神俊哉氏の新作イタリアン。相変わらず丁寧な作りが見事。独自の乾燥対策などアイデアマンでもあります。
直前に完成という事で急遽参加の宮城の木村雅雄氏の新作イタリアン。ユニークなプロポーションと独特の音色で注目でした。
目白のお仲間ギタルラ社のフレミッシュモデル。御馴染みケネディのジャーマンは受賞記念コンサートで使用。
いつも楽器を手運びで運搬の山野辺暁彦氏。今回もユニークなクラヴィコード2台で参加。楽器の各所に独自の秘密の仕掛けがあるようで楽しめます。
予選のイタリアンも提供した新潟の高橋靖志氏のクラヴィコード。昔は関西でお仲間だったのですが。
今回も頑張ってフランスからフレミッシュを空輸してきたデュコルネ社。写真は美しいフレンチ。毎回来日のデュコルネ氏は残念ながら欠席、オーストラリアからのビービー氏は元気に参加。
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