マエストロの残り香
朝からスタジオの楽器のご機嫌伺い。昨日ウリオル氏のリサイタルの最中に謎の断弦のジャーマンも弦修理。昨夜の不思議な断弦、私は開演前に楽器のチェックをしたはず(見逃したか?)、最初の数曲は皆異常に気が付かなかった(断弦はバック8fの低音Cisなので音が出ないならすぐ気が付くはず?)、途中のスカルラッティで初めて低音の異常に気が付いた(やはりこの直前に断弦?) でも最前列の玄人衆(耳は確かだ!)は誰も切れた瞬間が判らなかった(普通なら断弦の際聴こえるはず?) ・・・と謎は深まるばかり。マエストロは「最初の方で切れたかも?」と言っていましたが本当か?ただ昨夜マエストロが聴かせてくれた素晴らしい音色がまだチェンバロに残っている!思わず調律よりもマエストロの残り香を贅沢に1人で味わっていました。 昼前楽器調整を終了、すぐに東京出発。温かな信州を通って神戸へ移動。(ここ最近何回目の信州だ?) 山奥はまだ桜も見頃ながら遠くの山の頂きにはまだ雪も見え信州は春の訪れの真最中か?
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