甲府古楽コンクール予選
21日、甲府古楽コンクール(チェンバロ部門)初日。前日4台しか搬入出来なかったので残り2台を東京から運搬。実は前日搬入後東京に戻るはずが久々に旧知のチェンバロ製作家と会える(飲める!)と言う事で急遽甲府で宿泊。今朝5時出発(昨夜は1時まで飲んでいた!)、ラッシュ直前に目白に戻り急いで2台積込み、再び甲府入りと強行軍でしたが何とか6台のチェンバロを展示。
コンクール初日は21人のチェンバロソロ、(内3人キャンセル)3組のアンサンブル(内1組キャンセル)の予選審査。使用楽器は久保田フレミッシュ、デュコルネフレンチ、高橋(靖志)イタリアンの3台。別会場ではコンクールと同時開催のチェンバロなどの30台以上の楽器が展示。国内外の製作家の力作が並ぶ中、コンクール参加者の熱心な練習が続く。(でも同時に何台ものチェンバロが鳴っているのでウルサイ事!)
コンクールの審査が終わった後、展示場で恒例の荒川先生による製作家紹介。短い時間ながら楽器解説や音色の比較などあり、他では体験出来ない贅沢な楽器の聴き比べとなる。(持ち時間4分となると6台持込みの私は演奏は無理と判断、お話のみでした)
予選審査の結果が出て審査員も展示場へ。今回のゲスト審査員のスペインのウリオール氏が早速リサイタルで使う私のジャーマンを試奏。彼も同じKalsbeekのジャーマンやスコブロネックの楽器を持っているとの事でビックリ。
展示の紹介が終わるといよいよ予選の結果発表。6人が見事本選へ。いつもよりフレッシュなメンバーで楽しみです。本選出場者は演奏楽器を展示場の沢山の楽器から選べるので早速課題曲に合う楽器を選択。6人が30台以上の楽器を真剣に弾き比べるので場内は一気にヒートアップ。最近は楽器の選択も演奏家のアピールになるという事で選択する楽器も分散気味。数十分の弾き比べの末に希望楽器を集計してみると何と14台もの楽器を使いたいとの事(見事に6人の希望楽器が分散、ほとんど重ならなかったのは驚きでした)、さすがにこれでは楽器が多すぎ審査に支障が出るという事で3台以上選んだ奏者に楽器の絞込みを要請。渋々使用楽器を減らして何とか調整完了。木村氏と野神氏のイタリアンが残念な事に演奏家が希望しながら舞台に上れない事に。前回も10台もの楽器を使う事になり大変でしたが今年はもっと大変か?明日はいよいよ本選!
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