ハジキ系楽器対決は惨敗か?
24日、神戸松方ホールでのコンサート。出演は津軽三味線と中国琵琶、そして神戸市室内合奏団という珍しい組合せ。驚くほど太い音で迫力の津軽三味線、超絶技巧で東西の名曲を変化自在に奏でる中国琵琶、どちらも音量豊かで驚きました。同じハジキ系楽器であるチェンバロは音量と音色の多彩さでは惨敗かも?津軽三味線と中国琵琶それぞれの単独演奏を聴かせた後、異種格闘技ともいうべき2者のコラボレーションも披露。高いテンションでの技合戦が見物でした。
後半は神戸市室内合奏団によるヴィヴァルディ「四季」。4人のソリストが交代でソロを取るのでこちらもテンション高めかも。このホール、実は冬場の乾燥が酷く今まで何度も痛い目に遭って来たのですが、今回も用心して私の楽器の中で一番タフなフレミッシュを持ち込んだものの、本番中に突然「パーン」という大音響が!後で確認するとやはり響板に新たな割れが入ってしまいました。やはりこのホールの乾燥恐るべし!(20%を割る異常乾燥だったようです) 皆さんお気をつけあそばせ!
このホール港町神戸の海の傍なので、写真のような他では見れない素敵な景色を存分に味わえる贅沢さなのですが・・・。海の向こうには開港1年の神戸空港が見えるも飛行機より船の数の方が圧倒的に多いのが神戸らしいかも。(減便続く神戸空港大丈夫か?)
この方は今年25年目の神戸市室内合奏団創設以来の名物ステマネ斉藤さん。その飄々としたお人柄と人生経験豊かなお話は皆の人気者。残念ながら近々手術のため入院されるとか。このオケには欠かせないキャラだけに回復次第元気な復帰を待っております!
この伝統ある室内オーケストラ、実は今までに数々の実力派のメンバーが在籍していたようで、古楽系では鈴木秀美氏や桐山建志氏などがOBでしょうか。
夕食は春節祭で賑わう元町を避けて地元東灘のご贔屓の中華料理屋へ。名物ネギラーメンを目当てに昼も夜も大賑わいの様子。ピリッと辛いラーメンの味は文句無し、お店のオネエサマの無愛想はこれまた微妙な辛口の調味料代わり、欠けた器は庶民のお店の証しか。帰りに何故か六甲山頂で花火大会の様子。
「チェンバロ」カテゴリの記事
- 老舗劇場公演(2024.12.01)
- パリ楽器博物館訪問(2024.11.30)
- パリ博物館骨董屋巡り(2024.11.30)
- クリスマーネピアノ博物館ブリュッセル(2024.11.29)
- ベルギー製楽器ばかり(2024.11.29)
コメント