戒厳令は拍子抜け?
18日、東京は強い雨。東京マラソンは大丈夫か?と案じつつ鎌倉へ。都心はマラソンコースを中心に通行規制があるので、渋滞を避けて早朝から出発するもあっという間にホールへ到着。
昼は鎌倉芸術館大ホールで菊池洋子ピアノリサイタル。前半はフォルテピアノ、後半はモダンピアノという意欲的な組合せ。2台を同時に演奏出来る奏者は世界でも中々いないようですが、菊池さんはイタリアでは良くやってますよとの事。雨なのに舞台上は湿度はたった25%。フォルテピアノにも辛いがモダンピアノも結構厳しかったようで、本番前は調律師2人で時間の取り合い、珍しく休憩中にモダンピアノの調律の手直しあり。
普通モダンピアノとフォルテピアノを同時に弾くとフォルテピアノのタッチのコントロールの方が難しいものですが、菊池さんは「このスタインウェイ、タッチが重い!」とモダンピアノの方がフィットしにくい様子。フォルテピアノのシャープなタッチと豊かな音量に魅了されました。フォルテピアノは前半のみということで休憩中にすばやく撤収。珍しいフォルテピアノを近くで見ようとする大勢のお客様を前に舞台上で楽器の解体ショーを演じる。
楽器積込後すぐに電車で市ヶ谷へ。別働隊に午後からのチェンバロの搬入をお願いするも、こちらも東京マラソンの大渋滞を予想してわずか車で20分の距離を2時間前に出発するも、こちらも肩透かしで1時間以上前に到着してしまったとの事。TVニュースなどで散々渋滞の恐れありと警告していたので皆車の使用は敬遠したのかも。
夜は市ヶ谷ルーテル教会でELP(アンサンブル レ・プレイヤードという名前だそうだが、往年のプログレロックファンなのか?)コンサート。メインのプログラムはバッハの「音楽の捧げもの」。フランス留学仲間という古楽の枠に収まらない実力派によるバロックピッチでの熱演でした。昼の乾燥した舞台と違い雨のせいか結構湿度を感じましたがそれでもたった45%程度。チェンバロのピッチを維持するのに結構四苦八苦。
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