関西で30年
12日、朝目が覚めると何故か神戸でした(そんな訳は無い!)。 またもや忍法「瞬間移動の術」で深夜東京から関西へ。今日は大阪いずみホールで関西室内楽協会30周年記念コンサート「J・S・バッハ マタイ受難曲」。演奏の大阪チェンバーオーケストラは、ドイツから帰国した河野正孝(ob)河野まり子(Cem)夫妻が中心となり大阪島之内教会(かつては落語からロック・フォークやアングラ演劇まで受け入れていたユニークな教会でした)を会場にした30年で約300回の月例コンサートや、関西各所での様々な公演を開催するなど関西のクラシック界で活躍するアンサンブル。
今日の演奏は本山秀毅指揮で大阪チェンバーオーケストラ+京都バッハ合唱団+岸和田少年少女合唱団という組合せ。最近流行の古楽器による「軽い」バッハでは無く、本山氏流の正統派ドイツの「重厚でゆったりとしたバッハ」を披露。溢れ出んばかりのお客様(満席どころか60人以上入れなかったほどの人気だったとか)を交えての「時を忘れてしまうような」バッハが味わえました。個人的には30年近くチェンバロの技術を学びつつ競い合ったA氏と久々に一緒に仕事が出来た事が大きな喜びでした。(私はポジティフオルガン、A氏はチェンバロの調律) 昔はコンビで日本各地をチェンバロを持って走り回っておりました。まだ関西では珍しかったチェンバロについてお互い熱く語り合ったあの頃が懐かしい!(今日も相変わらずチェンバロの話に花が咲きましたが・・・)
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