音色が変わる!
22日、スタジオはコンサートを控えた演奏家のリハーサルラッシュ。朝は昨夜のスイスからの長旅の疲れも見せず矢野泰世さんがフォルテピアノのリハ。カルミニョーラ氏(Vn)との全国ツァーが楽しみです。(26・27日王子ホール 28日兵庫芸文 30日山口周東町) 昼からは明日シューベルティアーデで畑儀文氏と共演の伊藤深雪さんがフォルテピアノを練習。(23日明日館講堂) 演奏家はそれぞれ自分の音色を持っているものですが、ベテラン奏者は他の音色に染まっている楽器もわずかな時間で自分の音色に変えてしまう技を見せてくれます。今日も矢野さんの音からわずか15分で伊藤さんの音に変わったのには驚きました。(今日はその瞬間が判った!) 午後から現代曲リサイタルを控えた桑形亜樹子さんのチェンバロの練習。(2月3日淀橋教会) 昨日曽根麻矢子さんのコンサートで使ったばかりのフレンチを同じく「自分の音色に染める」作業に専念。同じ楽器で多くの演奏家の音色を体験出来るのはレンタル楽器を持つ者ならではの特権ですが、本当に勉強になりますね。驚くほど音色が変わる様は是非多くの方に知ってもらいたい! 「良い楽器で弾けば誰でもすぐに良い音色が出てくる」なんて考えは甘い!私の経験では大概は「一番長く弾いている楽器(大概は自宅の楽器)」の音色が出てきているだけの場合が多いかも。その楽器にあったタッチで演奏出来るのは簡単では無いようです。鍵盤楽器は奥が深い!
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