カルミニョーラIN周東町
30日、早朝神戸を出発、一路山口へ向かう。カルミニョーラ氏の日本最後の公演は山口県の周東町(今は岩国市だそうですが)パストラルホール。事前に周東町についてネットで調べていると地酒「獺祭(だつさい)」の名前を発見。思い出してみると某ネットの日本酒人気ランキング1位の超人気銘酒。これは何が何でも入手しなければと勇んで早くから周東町に到着。早速町の酒屋を何件も探索するも普通のスーパーの酒コーナーにはどこも全く見当たらない。
首を傾げながら町を走り回ると1件の怪しげな雰囲気の酒屋を発見。早速飛び込むと何と目指す「獺祭(だつさい)」がズラ~と並んでいるではないか!他にも美味しそうな地酒や店主が厳選した(であろう)各地の銘酒が並ぶ中々「デキル」酒屋の様子。この「獺祭(だつさい)」でピンのものは何と1万円を越えるものまであり(もちろん一升瓶で) 遠心分離方式という機械で搾らない手間の掛かる特殊な方法で作ったお酒が人気の一因とか。こだわりの頑固親父風の店主のウンチクを聞くうちに何と3本も一升瓶購入。意気揚々とホールへ向かう。ホール到着後フォルテピアノを舞台に無事設置してホッとしているとホールの館長が挨拶に来られるも「梅岡さん、獺祭買われたそうですね」といきなりおっしゃるのでビックリ。どうも先程の酒屋で飛び込みの変な客と不審に思われ、身元を明かしたらすぐにホールへ連絡が行った様子。町の自慢の銘酒を遠路買い求めて来たと結構喜ばれました。
夜はカルミニョーラ氏の最後のリサイタル。大胆かつ繊細な演奏は現在古楽界の最高峰か?自由奔放な(毎回違うニュアンスが楽しい!)カルミニョーラ氏をしっかりサポートするフォルテピアノの矢野泰世さんも今回の収穫。優れた伴奏者でないとあんな自由な演奏には付いていけないでしょう。カルミニョーラ氏が全面的に信頼するピアニストが日本人というのも誇らしい事です。終演後最後の挨拶をして岩国のホテルへ移動。早速「獺祭」を味わう。もろみの味が存分にありながら引き締まった味に感心。いくらでも飲めそうな酒かも?
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