仕事始め
4日、今日から東京での仕事始め。午前中は正月休み明けという事で再び出番を控える楽器達のメンテナンス。東京は1週間留守の間に本格的な乾燥があった様子で鳴りは良いのだが調律が少し変化の兆候あり。各楽器を丁重に調整・調律。
午後からはリサイタルを控えた演奏家のリハーサルが続く。まずは2月3日にチェンバロでの現代曲リサイタルを控えた桑形亜樹子さんが来訪。(リサイタルは大久保・淀橋教会小原聖堂で昼夜2回公演) 今回のリサイタルは「ほとんど私しか弾かない曲ばかり」との意欲的な選曲だそうでして、当日今回の作曲家自身(もちろん邦人のみです)が皆集合するとか、チェンバロ以外にも大掛かりな鳴り物(何?)が入るとか面白そうな内容の様子。いつもは18世紀の音色に染まっている我がフレンチがどこまで20世紀&21世紀の音に変身するか期待しております。
桑形亜樹子チェンバロリサイタル「生まれ変わる音達 現代作品を集めて」 2007年2月3日(土) 全席自由 第1コンサート・14時半から 2000円均一抜粋プログラム 第2コンサート・19時から全曲版 4000円(学生3500円)全曲演奏 夜のみ前売り500円引き 18時から作曲家のプレトークあり
場所:淀橋ホーリネス教会小原聖堂(JR大久保・新大久保駅の間、大久保通り沿い) 問い合わせ・予約:kuwagata@alto.ocn.ne.jp
<プログラム> 間宮芳生:風のしるし・オッフェルトリウム(2005) (去年、館野泉氏の左手の為に書かれたピアノ曲の改定版初演、もともとギターの曲だったものもあります)
成田和子:singing stream(2006) (世界初演)、pictorial pieces op.50
北爪やよひ:エネク Ⅲ(1979)(ハンガリー語で唄という意味)
吉川和夫:3つの前奏曲(1992)
ベッツイ・ジョラス:「周りに」(1973)、「傍らに」(1980)(フランスを代表する女流です)
ヤセン・ヴォデニチャロフ:4つのエチュード(1996)(全曲版日本初演、パリ在住ブルガリア人作曲家です)
夕方からは、1月13日(関西)23日(池袋・明日館)でシューベルト歌曲コンサート(畑儀文氏との共演)に出演の伊藤深雪さんがフォルテピアノの練習で来訪。曲に合う音色を丁寧に探りつつ楽器をコントロールしていく様が興味深いです。23日の明日館でのコンサートは、周辺工事の開始前の静かな姿での最後のフォルテピアノのコンサートになるようです。都心のエアスポットのような異次元の雰囲気を是非最後に味わってください!
シューベルティアーデ 「シューベルト歌曲全曲コンサート」 詳しくはhttp://www.k4.dion.ne.jp/~smf/ まで
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