神戸の震災を思う
1月17日、12年前のこの日早朝、神戸の自宅で初めて味わう激しい揺れで起床。約20秒続いたというあらゆる物が崩れ倒れる音(もっと長かったような気がしますが)、その後街中が静まり返ったあの瞬間を一生忘れないでしょう。静寂の後はもう混乱と凄惨な世界が突如出現し、人々はウロタエルばかり。人間の無力さを思い知らされた日でもありました。写真は私の楽器を保管していた一軒家。少し見えるハシゴでチェンバロを運び出したものです。チェンバロは瓦礫の中に埋もれていたのですが、カバーとその上に布団を掛けていたお蔭でほぼ無事。(少々の向こう傷は残りましたが)、ポジティフオルガンは偶然他の場所に持ち出していたのでこれも無事でした。仕事場は全壊したものの自宅は住める状態で残りましたので、私は本当に幸運だったと思います。今日のニュースを見ていてももう阪神淡路大震災の話題は風化しつつあるのを感じました。地震国ニッポン、決して他人事では無いと思います。12年前の多くの犠牲者の方と、震災で多くの苦難を背負われたすべての方に改めて祈りを捧げます。
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