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    my Cembalo by R・Yoshida

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2007年1月

2007年1月31日 (水)

銘酒抱えて1000km

31日、早朝岩国を出発、一路東へ移動。瀬戸内の夜明けや信州の雪景色を眺めながら快調に約1000kmを9時間半で走行、夕方4時前に無事目白到着。楽器2台をスタジオに戻し新大久保の教会へ。_3_30

今日は翌週にコンサートで使うポジティフオルガンの事前調律。奏者からバッハの調律に興味があるのでとリーマン調律を要望される。自宅でもこの最近話題の調律法を試してみて面白かったとの事。やはり古典調律は自分で存分に確かめてから舞台で使うべきかと思います。おもちゃのようなチューナーでしか調律した事が無い方のは難しいかも? 久々に触るG社の木管パイプのポジティフオルガン。1本意地悪なパイプがあり、奥に隠れて見えないし手が入らない。この隠しパイプで結構手こずりました。

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ポジティフオルガン調律後、夜は山口から持ち帰った銘酒を頂く。写真は周東町の「デキル酒屋」で入手の3本。遠心分離の純米酒がユニーク。3500円でも美味しいので10000円のお酒はどんな味なんだろうか?(さすがに買えないけど一度は味わいたい!)

2007年1月30日 (火)

カルミニョーラIN周東町

30日、早朝神戸を出発、一路山口へ向かう。カルミニョーラ氏の日本最後の公演は山口県の周東町(今は岩国市だそうですが)パストラルホール。事前に周東町についてネットで調べていると地酒「獺祭(だつさい)」の名前を発見。思い出してみると某ネットの日本酒人気ランキング1位の超人気銘酒。これは何が何でも入手しなければと勇んで早くから周東町に到着。早速町の酒屋を何件も探索するも普通のスーパーの酒コーナーにはどこも全く見当たらない。Photo_89

首を傾げながら町を走り回ると1件の怪しげな雰囲気の酒屋を発見。早速飛び込むと何と目指す「獺祭(だつさい)」がズラ~と並んでいるではないか!他にも美味しそうな地酒や店主が厳選した(であろう)各地の銘酒が並ぶ中々「デキル」酒屋の様子。この「獺祭(だつさい)」でピンのものは何と1万円を越えるものまであり(もちろん一升瓶で)      遠心分離方式という機械で搾らない手間の掛かる特殊な方法で作ったお酒が人気の一因とか。こだわりの頑固親父風の店主のウンチクを聞くうちに何と3本も一升瓶購入。意気揚々とホールへ向かう。ホール到着後フォルテピアノを舞台に無事設置してホッとしているとホールの館長が挨拶に来られるも「梅岡さん、獺祭買われたそうですね」といきなりおっしゃるのでビックリ。どうも先程の酒屋で飛び込みの変な客と不審に思われ、身元を明かしたらすぐにホールへ連絡が行った様子。町の自慢の銘酒を遠路買い求めて来たと結構喜ばれました。

_7_9 夜はカルミニョーラ氏の最後のリサイタル。大胆かつ繊細な演奏は現在古楽界の最高峰か?自由奔放な(毎回違うニュアンスが楽しい!)カルミニョーラ氏をしっかりサポートするフォルテピアノの矢野泰世さんも今回の収穫。優れた伴奏者でないとあんな自由な演奏には付いていけないでしょう。カルミニョーラ氏が全面的に信頼するピアニストが日本人というのも誇らしい事です。終演後最後の挨拶をして岩国のホテルへ移動。早速「獺祭」を味わう。もろみの味が存分にありながら引き締まった味に感心。いくらでも飲めそうな酒かも?

2007年1月29日 (月)

緊張と緩和のピアノ調律

Save0039 29日、今日は朝から毎年お伺いしている神戸の某女子高でピアノ調律。授業の合間の作業となるので部屋が空くまで廊下で待機。女子高の校舎で部外者の男性が1人でいるのもバツが悪いもので結構緊張しました。(部外者が校内に入る場合許可書をもらうのですが、以前許可書を部屋に忘れて廊下に出たらすぐに不審者に間違われ取り囲まれた経験あり) 午後は古いお付き合いの友人宅でピアノ調律。作業後時間を忘れて居座って長話。女子高とは一転しリラックスしての仕事となる。本当は夜に山口へ移動の予定だったのが、予定変更で急遽翌朝出発に。最近のホテルのネット予約は当日キャンセルも無料なので助かった!

モーツァルトの誕生日

Save0040 29日、久々に神戸で朝を迎える。先日の1月27日はモーツァルトの誕生日。1年前は250周年ということで大騒ぎしておりましたが、(私は明日館でフォルテピアノ奏者6人とのコンサートを開催しました) 今年は巷はもう飽きたのか静かなものでした。実は私も王子ホールでカルミニョーラ氏のモーツァルトを聴いていて初めて思い出した次第、お恥ずかしい! ところが連日このブログに迷惑メールを送り続けている連中はモーツァルトの誕生日を覚えていたようで、1月27日にはモーツァルト関連のタイトルに集中的に迷惑メールを送りつけていました。裏社会の連中のほうが偉かったかも?

2007年1月28日 (日)

西国を奔走

Photo_88 28日、早朝東国から無事神戸着。朝からO氏のお手伝いでまずはフォルテピアノを兵庫県芸文センターへ搬入。1年以上前に生まれ故郷に出来たホールながら初めての仕事。楽器設置後すぐに神戸に戻りチェンバロ積込み、今度は先週録音でお伺いした贅沢な音楽サロン・伊丹の福円寺「響流」へ。こちらはA氏に本番調律を依頼しており設置後急いで再び西宮のホールへ。

_11_8 兵庫県芸文小ホールは楕円のすり鉢状の客席がユニーク。席に寄って音が随分変わるので好みの場所は意見が分かれそう。写真のような後ろから至近距離などという他には無い場所でも鑑賞可能。ヴァイオリンもフォルテピアノも昨日とまた違った味わい深い音色を奏でるのでご機嫌なカルミニョーラ氏は熱演の本編の後に何とアンコールを4曲も披露。(止めなければもっとやったかも?)

_13_3 本番中に3つ目の高槻でのコンサートを全面的にお願いしていたK氏が応援へ来場。終演後フォルテピアノを急いで積込みまた伊丹の響流へ。ここでチェンバロ、フォルテピアノの2台を車に積み込みやっと予定終了。K氏は3台目の楽器を持って名古屋へ帰還。多くの方の応援を得て奔走した一日がやっと終了。

カルミニョーラIN王子ホール2日目

ジュリアーノ・カルミニョーラの王子ホールでのコンサート2日目。Photo_87 昼食は久しぶりにホール近くの老舗インドレストラン「ナイル」へ。店の外で社長がドアマン(客引き)をしているのも相変わらず、席につくと「いらっしゃいませ~、何にしましょうか~、(当然)ムルギーランチだよね~、飲物はいらないよね~」と店員に勝手に注文を決められてしまうのも、目の前でチキンの骨と身を裁いてくれて「ちゃんと混ぜてから食べてね」と注意があるのもいつものお約束。(昔は混ぜずに食べていると怒られた) 1400円という少々高い値段も強烈なインド文化体験の料金込みと思えば納得。

_3_29 2日目は調子が上がって来たのか昨日の勢いのある演奏から細やかな表情の深みある音楽に少々変化の様子。リハでは何故か2台目のヴァイオリンも舞台で持ち出してくるも結局使わず仕舞。予備楽器の様子だがこちらも凄い楽器との話。昨日の演奏を聴いたお客様から「彼はスティール弦を使っているのか?」との質問があったそうで、「ガット弦とは思えない鳴りっぷりだったので」との事。もちろんガット弦です。 終演後、すぐに関西へ出発。暖冬で雪の心配が無く余裕で神戸へ向かう。

2007年1月27日 (土)

広いスタジオ

_2_30 27日、いつもは楽器で溢れかえっている我がスタジオもご覧の様子。普段をご存知の方には驚きでしょうか。常時4台のチェンバロ・フォルテピアノがスタンバイしているスタジオもたった1台残るのみ。3台が現在出稼ぎで外出中。今日も「分身の術」で神戸でも1台が稼働。明日はもっと大変かも?

2007年1月26日 (金)

カルミニョーラIN王子ホール

_11_7 26日、ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)&矢野泰世(Fp)の銀座王子ホールでのコンサート初日。まるでイタリアの青い空のようなカルミニョーラ氏の抜けの良い音色が素晴らしい!フォルテピアノと完璧なイタリア語でサポートする矢野さんも好演。たった300席という贅沢なホールでの2人の熱演を満員のお客様も堪能か。冬場の乾燥で舞台は30%という過酷な乾燥の環境となるも我がフォルテピアノは何とか踏ん張ってくれた様子。まだこの厳しい乾燥が当分続きそう。

_17_7 写真は本番前のプロのカメラマンによるフォトセッション。音楽誌などでアップで掲載されている演奏写真は、本番中にカメラマンが客席に潜んでの撮影ではなく、このように開演前の本番衣装での「偽装撮影」が多し。(ちゃんと演奏はしていますが) 明日も王子ホールで違うプログラムでのコンサートの予定。コンディションも上がってきている様子で明日もさらに熱演が期待出来そう。

2007年1月25日 (木)

今日は千葉遠征

25日、今日も朝から冬場の乾燥で調子を崩したピアノの調律で千葉の大網白里町を訪問。Photo_86

昼食は船橋の評判の蕎麦屋へ。杉浦日向子の蕎麦本にも出ている人気の蕎麦屋なのでランチタイムの行列覚悟で向かうも店内はガラガラで拍子抜け。店の雰囲気が何故かデキル店特有の緊張感が無く、蕎麦も美味いようで一味足りない印象。呑み屋としては優秀なのかも? 蕎麦の後は近くのチェンバロ奏者のお宅を訪問。

_3_28 夕方スタジオに戻ると前日に続きジュリアーノ・カルミニョーラ氏のリハーサル。「ヴァイオリンを見せて」とお願いするとワザワザケースから楽器を取り出し見せていただく。「楽器しか撮らないの?」とおっしゃるので、ご本人も楽器と一緒に記念撮影。明日からの本番が楽しみ!

2007年1月24日 (水)

ジュリアーノ・カルミニョーラ氏

_3_27 24日、朝5時半起床、まもなく音大受験のお嬢さんのピアノが調子悪し!との緊急連絡があり早朝から八王子のお宅でピアノ調律。終了後急いでスタジオへ戻る。昼すぎイタリアからジュリアーノ・カルミニョーラ氏来訪。数日前から帰国のフォルテピアノ奏者の矢野泰世さんと早速リハーサル。長旅の疲れも見せずに長時間の合わせが続く。途中気分転換で散歩に出るも、マエストロは近所の電車の踏切をいたく気に入り熱心に見学していたとの事。イタリアには無い不思議な風景だったのかも。(西武池袋線は踏切も賑やかかも?) 2人の素晴らしい演奏をBGMに私は昨夜のシューベルティアーデコンサートの再公演の調整が続く。(現在4月中旬の開催が有力です) 

_10_9 シューベルティアーデ東京公演の会場の明日館講堂の横で2月からいよいよ婦人之友社屋の建替え工事が始まる様子。写真の左側の建物が解体されるそうです。約1年半の工事との事で、しばらくは池袋の隠れ家的な静かな雰囲気は味わえないかも。

_31_4 コンサートの合間に明日館講堂の客席から見えたこんな景色も残念ながらサヨナラとなってしまうようです。新社屋完成後に再びこんな素敵な景色が見れるのか?

2007年1月23日 (火)

たった20分のコンサート

_6_7 23日、第2回シューベルティアーデ IN明日館。寒いながら快晴の中、順調なリハーサルが終わり予定通り開場、フォルテピアノ調律。第1回よりも多くのお客様来場の様子。私の挨拶の後畑儀文氏と伊藤深雪嬢が舞台に登場。いつものように素晴らしいシューベルトの歌曲を演奏・・・。ここで初めて体験するアクシデント。風邪気味ながら何とかリハーサルをこなしていた畑氏が20分歌った頃に急に声が出なくなったとの事で舞台を降りてしまった!慌てて畑氏の喉の回復を待つももう歌うのは無理だとギブアップ宣言。何事かと客席で待つお客様に事情を説明しコンサートは約20分で残念ながら中止。近日中に再び同プログラムでの開催をお伝えして無念の終演となる。_42_2

折角お越し頂いたお客様へせめてのお詫びにフォルテピアノの解説をしていると、伊藤深雪嬢が何と譜面も無い中急遽モーツァルトの独奏を披露。お客様も突然のアクシデントにも理解を示していただいた様子。本当に申し訳ありませんでした。早急に出直しのコンサートの情報お知らせ出来る様にいたします。やはり歌手は体(喉)が楽器という事がよく判りました。普通の楽器なら調律や調整でしのげるのですが、生身の体はそうは行かなかったようです。

音色が変わる!

0000 22日、スタジオはコンサートを控えた演奏家のリハーサルラッシュ。朝は昨夜のスイスからの長旅の疲れも見せず矢野泰世さんがフォルテピアノのリハ。カルミニョーラ氏(Vn)との全国ツァーが楽しみです。(26・27日王子ホール 28日兵庫芸文 30日山口周東町) 昼からは明日シューベルティアーデで畑儀文氏と共演の伊藤深雪さんがフォルテピアノを練習。(23日明日館講堂) 演奏家はそれぞれ自分の音色を持っているものですが、ベテラン奏者は他の音色に染まっている楽器もわずかな時間で自分の音色に変えてしまう技を見せてくれます。今日も矢野さんの音からわずか15分で伊藤さんの音に変わったのには驚きました。(今日はその瞬間が判った!) 午後から現代曲リサイタルを控えた桑形亜樹子さんのチェンバロの練習。(2月3日淀橋教会) 昨日曽根麻矢子さんのコンサートで使ったばかりのフレンチを同じく「自分の音色に染める」作業に専念。同じ楽器で多くの演奏家の音色を体験出来るのはレンタル楽器を持つ者ならではの特権ですが、本当に勉強になりますね。驚くほど音色が変わる様は是非多くの方に知ってもらいたい! 「良い楽器で弾けば誰でもすぐに良い音色が出てくる」なんて考えは甘い!私の経験では大概は「一番長く弾いている楽器(大概は自宅の楽器)」の音色が出てきているだけの場合が多いかも。その楽器にあったタッチで演奏出来るのは簡単では無いようです。鍵盤楽器は奥が深い!

2007年1月21日 (日)

TVチャンネル回して驚いた!

_60_1 21日夜、何気なく酒を飲みながらTVのチャンネルを回していたらNHK教育の「芸術劇場」でイキナリ見覚えのあるチェンバロが映る。よく見ると我がチェンバロ!昨月の北とぴあ「月の世界」公演の取材風景が次々に現れてビックリ。そういえばカメラが回っていたような記憶が・・・。素敵な眼鏡の彌勒氏がコメントで出演。寺神戸氏や上尾氏も登場。TV栄えする舞台でしたね。(実相寺さんはあまり絡んでいないとの説もでましたが・・・) 来年の北とぴあは少し時代は遡って「オルフェオ」公演の予定。今度はどんな面白い舞台を見せてくれるのか乞うご期待!

今日は木更津!

_2_29 21日、早朝東京湾の「海ほたる」で休憩後、今やアクアラインのお蔭で便利になった木更津でのコンサートへ(アンサンブルコルディエ&曽根麻矢子) 40年近く経つという「年季」の入ったホールは照明暖房を全開にしても舞台は18度程度しか暖まらず演奏家は震えながら演奏、結構広い客席では弦楽器は良く聴こえるのだが何故かチェンバロは相性悪くオケの中に埋もれてしまうので秘密兵器を使用で何とかバランスを取る。主催者の方から木更津は余りチェンバロの登場機会が無かったというお話を伺うも「前に来たチェンバロは床と同じ色(?)だったので、今日のようなカラフルなチェンバロは初めて!」との事。終了後も熱心なお客様が舞台上まで見学に来られる。終演後急いで目白に戻るも海底トンネルのお蔭でたった1時間のドライブで帰宅。(日曜だったお蔭も!) 夜は今度のジュリアーノ・カルミニョーラ氏のリサイタルでフォルテピアノで共演する矢野泰世さんがスイスから成田経由で目白に直行で練習に来られる。スイスと木更津からの競争は私がタッチの差で早く到着。速攻でチェンバロをスタジオに戻しフォルテピアノを準備。矢野さんは長時間のフライトの疲れも見せず熱心に練習。26日からのツァーが楽しみです。

2007年1月20日 (土)

お寺の響き!伊丹響流

_3_26 19日深夜無事神戸到着。関西に帰れば西の美酒が待っている!今夜は姫路の「奥播磨山廃純米」、昔の灘の銘酒「酒豪」を思い出すフルーティーな味が嬉しい。

20日、兵庫伊丹のお寺にある音楽ホール「響流」で中田聖子さんのチェンバロ録音。お寺に本格的なパイプオルガンも備えたコンサートホールがあるのが素晴らしい。永田音響設計監修のクリアな音響、程よい広さの空間、高い天井など私設のスペースとしては驚くほど贅沢な空間でした。お寺の福本氏は国立音大で歌を学ばれたというユニークな経歴でバロックやロマン派の音楽に造詣が深く、仏教と西洋音楽の融合を目指されているとの事。個人的には本願寺派の異端の門主「大谷光瑞」や神戸にあった大谷門主の豪邸「二楽荘」のお話を聞けたのが収穫。チェンバロの録音は空港そばで心配した騒音もあまり気にならず中田さんの意欲的なバッハの演奏も快調に進行。録音終了後明日のモルテンセン公演の調律を担当するK氏にジャーマンのチェンバロを託してまたもや深夜東へ移動。

2007年1月19日 (金)

リハ後大移動?

_1_39 19日、昼から池袋でリハ。ホール練習場で同時に複数のリハがあるともうメンバーが誰だか判らなくなる様子。隣の部屋の管楽器奏者は間違って入ってくるわ(我々はヴィヴァルディの四季なのでラッパ不要!) 知らない方から何度も挨拶されるも「はて?どなたでしょうか?」といった会話が続く。リハ終了後チェンバロ2台を持って西へ大移動。今日は雪を避けて東名を使うも名古屋で渋滞に会い深夜何とか神戸着。

2007年1月18日 (木)

チューブラーベルズ

_4_15 18日、昼はスタジオでフレンチチェンバロの調整、近々珍しく4f単独使用がありいつもと違う調整となる。夕方から2月3日の桒形亜樹子さんの現代曲のリサイタル(14時半と19時の2回公演 淀橋ホーリネス教会小原聖堂)で使用の鐘の下見。これはまるでチューブラーベルズか?変則的な音階で並ぶベルを何とチェンバロを弾きながら鳴らすそうです。どんな演奏になるのやら、本番が楽しみです。(セッティングが難しそうですが・・・)

Photo_84 夜は神楽坂の蕎麦屋へ。まるで寿司屋のようなカウンターもある洒落た店内、呑み屋としても人気がありいつも満員との事。8割10割の蕎麦の合い盛を頂くも中々しっかりした味を堪能。盛り付けも器も良い雰囲気を醸し出す神楽坂らしい「粋」な蕎麦屋でした。

大地震からチェンバロを守る

18日、昨日阪神淡路大震災の際、全壊した家から奇跡的に助かった我がチェンバロの話をしましたが、今日は体験者が語る「大地震からチェンバロを守る方法」を少々。

Photo_82 まず、地震が起こると突然の大揺れでチェンバロは激しく揺さぶられます。弾かない時もフタを開けっ放しにされている方をたまに見かけますが、突き上げ棒が外れて響板に刺さるかも。(ホコリも入るでしょうし) ★弾かない時はフタを全部閉める また揺れでチェンバロ本体がスタンドから落ちてしまう可能性もあり(スタンドと本体をネジ等で固定すると音に影響するのであまりお勧めではないのですが) 本体が床に落ちた場合(または上から重量物が落下した場合)前パネルをしていると楽器本体が箱状で衝撃に強くなるので安全です。★弾かない時は前パネルを付ける 

Photo_83 また楽器の上に様々な物が落下してくるので保護のためにカバーをしておくと安心です。家が崩れた際日本家屋では土壁のホコリが室内に充満し、楽器の内部まで入ってしまうようです。微粒子のホコリなので楽器の中に入ってしまうと中々除去出来ません ★弾かない時はカバーを掛ける      私は阪神大震災の際は上記の他にカバーの上から布団を掛けていましたので、ガレキに埋もれても楽器自体は大丈夫でした。(カバーと布団の2重のクッションでも本体にキズが付きましたのでさぞかし凄い衝撃だったようです) 後は楽器に倒れてくる位置に重量物(本棚・タンス等)を置かないとか、簡単には崩れない家に住むとかでしょうか。(これは判っていても変えるのは難しい?) 

ここからは、体験者が語る震災直後の様子です。揺れた直後は正直チェンバロどころではないので、まず楽器がしばらく放置しても良い状態か確認後、まずは避難です。神戸では警察官もパニックで避難先の指示も出来ず放心状態でした。(役立たず!) 安全な場所までの避難が先決ですが、食料などは1~2日来ない場合もあります。神戸の場合、火事で被害が大きかった長田地区は比較的早く援助が来たようですが、我が東灘は距離は近いのに援助は後回しにされたようです。3日は自力で生存出来る様に非常食と水は必要です。その後は洪水のように援助物資が届くはずなので、3日が勝負でしょうか。また神戸の時のように極寒の時期は避難していても停電で暖房が無い状態です。私も仕方なく全壊した家の破片を家主にお願いして運び出し焚き火をして辛うじて暖を取りました。こんな時にチェンバロなど燃えやすい木材(?)を持ち出していると下手をすると焚き木にされる可能性ありです。(パニック時には他人には大切な楽器と言っても通じない) また体験して判ったのは地震の後の火事の怖さです。消防車が来ない状態で火事が起こるともう江戸時代のように風任せで火はやって来ます。また停電が復旧した途端ガレキの中で電気製品のショートからの出火があるので、相当後まで火事の危険性が続きます。私の自宅でも昼に数百m先で火が起こり夕方には数十mまで火が接近しましたが(マンションのテラスに火の粉が飛んできた)最後何とか消防車が来て我が家は奇跡的に助かりました。やはり古い木造の家は火事の危険性高いと見たほうが良いでしょうね。マンションは大丈夫なようでしたが。 地震後はしばらくライフラインも止まる可能性が高いので(神戸の我が家では電気は1週間、電話は2週間、水道は1ヶ月、ガスは2ヶ月ストップでした) 楽器を自宅へ放置して避難するか(時期によっては悪条件かもです)、楽器を持ち出すか(大掛かりな交通規制で困難が予想されますが)判断に迷うところです。少しでもマシな状態での保管が必要です。

結局神戸では幸い震災で壊れて使えなくなったチェンバロは私の周辺では皆無でした。(パイプオルガンの被害は相当出ましたが) ただ東京はチェンバロ台数は比較にならないほど多いと思います。私の体験が少しでも役に立てればと願っております。

2007年1月17日 (水)

池袋でリハーサル

_2_28 17日、午後より池袋の練習場で室内オーケストラのリハーサル。(アンサンブルコルディエ&曽根麻矢子) 13時搬入で13時音出し?というタイトなスケジュールながら何とか間に合った!いつも演奏家の「1分でも長く練習したい」という願いを背に受けセッティングするのですが、「調律は必要悪かも?出来るだけ早くかつ正確に!」をモットーに日夜あらゆる戦法を駆使して期待に応えております。しかし正攻法では対応出来ない場合も多く、「事前の仕込み」と「現場での臨機応変」が重要か。リハの隙を見て近くのデパートの地下食料品売場を冷やかす。目的はもちろん酒コーナー。東武は意外にも純米志向でありがたい。大阪のご贔屓「秋鹿」とラベル買いで埼玉の「琵琶のさざ波」を入手。

神戸の震災を思う

Photo_81 1月17日、12年前のこの日早朝、神戸の自宅で初めて味わう激しい揺れで起床。約20秒続いたというあらゆる物が崩れ倒れる音(もっと長かったような気がしますが)、その後街中が静まり返ったあの瞬間を一生忘れないでしょう。静寂の後はもう混乱と凄惨な世界が突如出現し、人々はウロタエルばかり。人間の無力さを思い知らされた日でもありました。写真は私の楽器を保管していた一軒家。少し見えるハシゴでチェンバロを運び出したものです。チェンバロは瓦礫の中に埋もれていたのですが、カバーとその上に布団を掛けていたお蔭でほぼ無事。(少々の向こう傷は残りましたが)、ポジティフオルガンは偶然他の場所に持ち出していたのでこれも無事でした。仕事場は全壊したものの自宅は住める状態で残りましたので、私は本当に幸運だったと思います。今日のニュースを見ていてももう阪神淡路大震災の話題は風化しつつあるのを感じました。地震国ニッポン、決して他人事では無いと思います。12年前の多くの犠牲者の方と、震災で多くの苦難を背負われたすべての方に改めて祈りを捧げます。

2007年1月16日 (火)

雪見ドライブ

16日、フォルテピアノとポジティフオルガンを持って朝神戸出発、一路東へ。暖冬で普段ならこの時期怖くて通らない中央道を使う。道路には雪は無いものの山間部はきれいな雪景色。途中絶景の諏訪湖を眺めるも中々湖面は凍結せず。今年も「御神渡り」は期待薄かも。快適なドライブで午後無事東京到着。スタジオではリサイタルを控えるKさんが練習中。雑談の中、最新情報でレオンハルト健在との知らせがあったそう。(6月の来日は可能かも?)Photo_80

夕食は昨日松阪の恩師にお土産でいただいた「伊勢うどん」 腰の無い麺に濃いダシをかけて食すという独特の食感のうどん。茹でている間に麺をかき混ぜるな。かき混ぜると麺が切れるゾという注意書きにも驚きましたが、讃岐などの腰のある麺とは対極にある「ブヨブヨ」と言うべき柔らかな歯ごたえ。甘く濃いダシも独自の味か。不思議なうどんでした。

2007年1月15日 (月)

山越えて松阪詣で

15日、今日は仕事ではなく趣味の世界で走り回った1日。朝実家で西宮神社の福笹を受け取り久々に梅田へ。「阪急百貨店が無い!」とか「梅田裏の貨物駅周辺が三越へ」など梅田もしばらく来ていないウチに激動している様子でビックリ。

Photo_79 今日はSPレコード収集の恩師を訪ねるため、同じくこの道の先輩O氏と共に車で大阪から奈良を経て松阪へ向かう。名阪国道は遠回りとの事で、初めての国道166号を大和高田から大宇陀町、高見峠(相撲の高見山の由来の山とか)を越えて目指す三重県松阪市飯南町へ。

_11_6 近くの山の頂には雪も見えるほど深い山越えでやっと恩師のお宅へ。私がSP収集の道へ踏み込んだ際、その奥深い世界へ導いていただいたのが大阪の「みなみ一郎先生」。日本有数のSPレコード収集研究家として長年に渡り活躍されておられましたが数年前松阪の山奥へご隠居。今は膨大なSPと書籍のコレクションに囲まれての悠々自適の生活とか。松阪肉の豪華なスキ焼をご馳走になりながら「古き良き時代」の数々のお話を伺い、また貴重な資料に触れさせて頂く。特に私と先生の共通のご贔屓の昭和初期の演芸の人気者「あきれたぼういず」を始め「ザツオンブラザーズ」「ナンジャラホワーズ」などの珍しい盤などをを見せて頂き感激。長年に渡るSPレコード収集での愛情溢れる指導に感謝!帰りはまたもや厳しい山越えで夜神戸へ戻り、ポジティフオルガンとフォルテピアノを苦労しながら車に積込。(この組合せの積込は初めてかも)

2007年1月14日 (日)

徳島で出会った羨ましい話

_3_25 14日、早朝神戸出発、夜明け寸前の明石海峡を越え(幻想的な景色!)淡路島を経て阿波の国へ。今日は徳島阿南でのカンタータのコンサートでオルガン仕事。(クランツ・ストリングアンサンブル演奏会) 厳しい寒さの中車で一夜を明かしたオルガン君は芯まで冷え切った様子。ホールで1時間温めても中々ピッチが上がらない。こういう時は「長年の勘」を頼りに本番までの楽器の変化を慎重に読みながらの調律となる。(読み間違えれば使えないゾ) 今日はリハ本番共に結構上手くいったとの手応えあり。(ホッ) 今日のオルガン奏者はイタリア人でウィーンで活躍するマリオッティ氏。現在は徳島の大学で教鞭を取っているとの事。自己紹介の中で「ピアノを中心にオルガンも弾きます。フォルテピアノも少々弾くよ」との事で、「私もフォルテピアノ持ってます」と申し上げると「どんな楽器?」「ワルターです」「それは何年のワルター?」と立て続けに質問攻めに。最後に「その楽器はオリジナル?」「トンでもない!コピーですよ」「僕のウィーンの家には何台か古いピアノがあるよ。1890年頃のベーゼンドルファー、もちろんウィーンアクション。それに1790年代のフォルテピアノ、残念ながらサインがない楽器~」と羨ましい話が続々と出てきてビックリ!(18世紀のフォルテピアノなら無名でもトンでもない貴重な財産ですぞ) 四国にも「デキル」演奏家がいらっしゃるようです。リハの合間にホールの方と雑談。これまた「チンドン屋」「大道芸人」「四国お国事情」などの様々な話に花が咲く。(四国某所のホールでスタインウェイのフルコンが盗難にあったなどという凄い内緒話まで飛び出したが本当か?) 帰りは地元の方ご推薦の阿波の地酒「芳水」山廃純米酒を入手。

チェンバロに出会う夢

Photo_77 14日、只今朝の5時。朝方見た夢があまりにも凄かったのでご報告。何故か私は日本の某製作家の工房を訪問。すると彼はこっそりオリジナルのティボー(初期フレンチの銘器)を修理中。世界で3台しか残存しない楽器だったが何と4台目が発見され密かに持ち込まれたとの事。ボディ・響板は健在、ただし脚はダメだったので所有者の許可を取って新しい脚にしたとの事。(これが不思議にボディの箱の中に脚部品が組み込まれているという夢(?)のような構造) 興奮してこの楽器の由来を尋ねていると、不思議に日本人の知人がいつのまにかフランス人の別の製作家に代わっていた。そのフランス人は何故か日本語をしゃべる。(これまた私の願望か?) 「この楽器はティボーの3代後の弟子が所有していた楽器で○○で密かに保管されていたんだよ」と聞いてまた大興奮。さて、その楽器をゆっくり観察しようとした途端、目覚ましに叩き起こされてしまった。マジで今日のコンサートをキャンセルして夢に戻ろうと夢想してしまいました!(笑) 昨日歴史的な会場に1日いたせいか?(でもフォルテピアノだったし・・・)、チェンバロのフタを運んだせいか?(まだ完全に乾いていなかったせいか塗料の匂いでクラクラしていたかも) こんな夢なら毎日見てみたい!

2007年1月13日 (土)

シューベルティアーデIN甲子園

_27_4 13日、シューベルト歌曲全曲シリーズ第2回はフォルテピアノの伊藤深雪を迎えての関西公演。会場の旧甲子園ホテル(昭和5年建築)、何回訪ねても豪華な内装に見惚れてしまう。

_2_27 装飾にコッソリ使われているのがホテルのトレードマークだった打出の小槌。よく見るとあちこちの様々な文様の中に隠されており豪華ながら遊び心のある昭和初期の文化が素晴らしい!

_57 作曲順に演奏のシューベルティアーデの第2回はシューベルト17歳の作品が登場。地元関西ということでリラックスしたお話を挟みながら丁寧に歌う畑儀文氏の歌声とフォルテピアノの音色が美しい。

_77 お正月明けのまだコンサートシーズンでも無い時期に、多くの熱心なシューベルトファン(旧甲子園ホテルのファンも多いかも)に来ていただき感謝! 次回の旧甲子園ホテルでの開催は6月30日(土) 崎川晶子さんのフォルテピアノ演奏。乞うご期待!

コンサート終了後、伊丹空港近くのお宅へ東京から運んできたチェンバロのフタのお届け。その後明日使用のポジティフオルガンとフォルテピアノの積み替え。残念ながらコンサート終了後の打ち上げは参加出来ず。帰宅後晩酌は昨日入手の神奈川の「丹沢山」。

2007年1月12日 (金)

のだめの音大

_1_40 12日、朝からフォルテピアノを積込み、まずは池袋で某美術館の方と打ち合わせ。今年も美術館でユニークな企画が実現出来そうで大いに楽しみ。(他では絶対マネを出来ない凄い会場での演奏を画策中。乞うご期待!) 午後から川崎へ移動。晩酌のお酒を仕入れに小さな酒屋に飛び込むも、地元のお勧めの酒と各地の銘酒をバランスよく置いてあるなかなか「デキル」酒屋、早速店主推薦の神奈川の地酒「丹沢山純米吟醸」などを購入。旅先での地酒との理想的な出会いか。その後、人気ドラマ「のだめ~」のロケ地として有名な(?)某音大でピアノの歴史の講義。私に頼むなんて物好きだと思いながら古楽器の啓蒙と当世の学生観察を兼ねてありがたく拝命した次第。一体今の音大生はどこまでフォルテピアノを知っているかと心配するも案の定モダンピアノ以外の情報は何も持っていない様子。学生の反応を探りつつピアノの歴史を大雑把に辿る。私の周辺の大学の先生より「今の学生は授業中に居眠りは当たり前、飲食、携帯メール、はては化粧まで平気でするから御覚悟を・・・」と脅されるも、何とか「アクビ」程度のリアクションで済んだ様子。本家「のだめ」達は中々行儀良かったです。(ホッ) 講義の後雑用で横浜戸塚を経由して神戸へ移動。夕方のラッシュで戸塚で2時間も閉じ込められるも高速は雪も無く深夜の割引適用の時間帯に無事神戸に到着。

2007年1月11日 (木)

ピアノの歴史

Photo_76 11日、朝からまたもや明日のピアノの歴史の講義の資料整理。膨大なCDを引っくり返し面白い音源を捜すも内容失念のCD(多数あり!)や未聴のCD(これも多数あった!)などをチェックしていると迷走気味となり全然はかどらず。午後から外出、工具文具の買出し、夕方に今度Kさんのリサイタルで使う「鳴り物」の運送。どんなモノか楽しみだったが生憎梱包のままで拝見出来ず。本番で初めてのご対面となりそう。運送後Kさんご贔屓(?)の近所の蕎麦屋をご一緒するも料理人がいつもと違うのか天婦羅の上げ具合がイマイチとか。次回に期待か。

2007年1月10日 (水)

十日戎

Photo_75 10日、朝から我が生れ故郷の西宮神社(地元ではえべっさんと呼びますが)の福男選びの様子(要するに約200mの駆けっこ)がどのTVでも中継されている。昔からの由緒ある行事とはいえ全国区で騒がれるようになったのはここ10年位か?氏子の私も子供の頃に見た覚えは無い(と思うのですが・・・)のは、朝6時という早い時間なのと、境内で見学出来る場所もほとんど無いのが原因だったのか?

4 今年はあるTV局などは20台のカメラを仕込んでの凄い中継をしてましたがシンプルな駆けっこがかえって興奮を呼ぶのか今や有名な行事となっているようですね。今年は3日間のお祭りの間に参拝出来ず残念。毎年スタジオに飾る縁起物の福笹は西宮の実家に入手を依頼。

午前中は明後日のレクチャーのための資料整理。昼からスタジオにKさん練習で来訪。私は午後から新座の久保田工房を訪問。相変わらずフル回転の忙しさの様子。

2007年1月 9日 (火)

旧甲子園ホテル

9日、世間はやっとお正月明けの様子。

Photo_74 今日は今度1月13日(土)15時開催のシューベルティアーデコンサートの会場である兵庫県西宮の旧甲子園ホテルの紹介など。昭和5年建築のこの建物、当時「西の帝国ホテル」と呼ばれただけあって豪華さは目を見張るものがあります。奇跡的に戦争や阪神大震災を乗り越え、約80年前の姿で現存する日本有数の貴重な建築です。コンサートの前後に素晴らしい内装や庭園など見学可能。是非シューベルトの歌声とフォルテピアノの音色、そして豪華な建物を味わえるコンサートにお越しください。

詳しくはシューベルティアーデHPまで。

_1_38 正面玄関からの姿。当時画期的だったはずの回転ドアが未だに現役で迎えてくれます。軍艦の姿に似たタワーが目立ちます。

_2_26 庭園側から見た外装。いかにも帝国ホテルに近いライト風のデザインに圧倒されます。(ライトの弟子の遠藤新の設計) 手間の掛かった装飾に当時の最高級ホテルの威厳を感じます。

_3_24 内部も豪華なデザインの壁や柱、洒落た照明などが建築当時の姿がよく保存されています。

_4_14 演奏会場の前にある洒落た噴水。トレードマークの打ち出の小槌のデザインが面白い。(このユニークなデザインは建物の各所に使われています)

_5_17

広い庭園も散策出来ます。

_6_6 入口近くの現在は事務所となっている部屋の内窓。有名な東京の旧朝香宮邸の装飾ガラスに負けない斬新なデザインが素晴らしい。ただデザインの意図は不明とか。不思議な形をしています。

草月流

_5_16 8日、朝から都内のホテルの大宴会場にチェンバロを用意。今日は草月流の宴会との事。さすがに入口に立派な活花が飾られる。

_9_17 演奏はVn礒英里子Cem水永牧子。数百人のお客様会食でデザートタイムでの演奏との事。

_10_8 思いの他食事の進み具合が早く予定より前に演奏開始となる。(いつものコンサートでは遅れる事はあっても早くなる事は無いので珍しい体験か?)大宴会場でチェンバロの音色を届けるのに大掛かりなPAを使うもホールと勝手が違い各テーブルで聴こえ方がマチマチ、音量音色の調整が難しい。また会場の乾燥も激しく結構調律の維持に苦心する羽目となる。(演奏直前の調律はNGでしたし) 

Photo_73 夕方スタジオに戻ると13日のシューベルティアーデのリハーサルで畑儀文氏と伊藤深雪嬢が練習中。何故かいつもは5台の楽器が並ぶスタジオに2台しか楽器が残っていない!(残り3台はどこに行った?) 練習の後は椎名町のバロック好きの焼き鳥屋で新年会となる。

2007年1月 7日 (日)

西荒東静?吹雪の高速

7日、早朝神戸を出発。普段より寒いと感じるもすぐに雪が降り始める。大阪で雪は珍しいと思いながら東へ向かうもドンドン激しい降りに。

_12_9 滋賀県に入る頃には猛吹雪になる。冬用タイヤのお蔭で多少の積雪は大丈夫ながら、通行止や他の車の事故が心配なので休憩も我慢して一気に雪の難所を駆け抜けようと試みるも難敵が立ちはだかる。暖冬の予想が出ていたのに正月前後に雪との遭遇が続く。

_1_37 大雪の予報が出たのか意外に早く高速道路での除雪作業が始まり低速での運転を強いられる。夕方に東京で仕事を入れており時間が気になるも岐阜に入ると雪は止むだろうとしばらく我慢の運転。しかし予想に反して名古屋を過ぎても雪の勢いは強くなるばかり。コリャ遅刻かもとアキラメながら走り続けると静岡を越える頃にやっと雪がミゾレへ、さらに富士山が見える頃には晴れ間も見え始める。東京に入ると風は強いながら穏やかな天気で驚く。やはり日本は広い!結局朝早い出発のお蔭で昼過ぎに無事東京着。前日使用の楽器を降ろし、明日使用の楽器の調整の後、さいたま市へピアノ調律へ。夜になると東京も強風が暴れまわった様子。やはり暖冬と言われる今年の冬も油断が出来ない。東西を頻繁に移動する私にとって雪は心配のタネの筆頭かも?

2007年1月 6日 (土)

神戸の美観堪能

_9_166日、朝から神戸はお天気が崩れ気味。海沿いのGoodな景色を横目に見つつ神戸の西端へ。今日のコンサートは淡路大橋が一望出来るホテル舞子ヴィラで曽根麻矢子リサイタル。ホテルの中に珍しく300席の本格的なホールがあり今日は大入りとの事。曽根さんは前日から神戸に入りホテル内のレストランでイタリア料理を堪能したそう。(羨ましい!)

_5_14 コンサートの最初にお話コーナーがあり、司会者と曽根さんの色々な楽しいエピソード話の他に何故か私も楽器解説で舞台に出演、大いに緊張する。ホテルでのコンサートだけあって演奏後にホテル内の各レストランのディナーとセットコースもあり食事時間に合わせて演奏は休憩無しの凝縮したプログラムとなる。最後に飛び入りのカワイイ花束贈呈役が舞台に乱入し大いに沸かせる。演奏中はお天気回復するも帰宅する頃大荒れの雨になり、またもや「晴れチェンバロ」の伝説健在の様子。

2007年1月 5日 (金)

新進製作家

5日、世間では今日から仕事始めで都心の道も渋滞か?と覚悟して2台のチェンバロを積込み後神戸へ向けて出発するも、拍子抜けするほどスイスイ進みすぐに用賀ICから東名高速へ。2日前関西から東京へ移動したばかりなのにもう再び関西へ移動。(旅稼業はツライヨ!) 今日は愛知の半田で途中下車し、新進チェンバロ製作家の加藤敦志氏の工房を訪問。

_4_13 広い工房は昔の紡績工場跡との事で漆喰壁で土間の古い作り、これが環境に良いのか乾燥が酷いはずの冬場でも湿度は50%以上を確保。寒いながらチェンバロにとって安心なコンディションを維持出来るのが素晴らしい! 都心では考えられない贅沢な空間か?(さすがに冬場は底冷えしますが・・・)

Photo_72 加藤氏の現在製作中の処女作は、意欲的な17世紀フレンチのヴォードリーモデル。 オリジナルに忠実な音域とキャラクターなど作者の思い入れを感じる力作になる予感。新人には珍しく本格的な木工技術を持つ製作で手間の掛かる漆塗りの外装や複雑な組細工が素晴らしい!現在は様々な鳥の羽で音色作りの真最中でした。4月の甲府の古楽コンクールの展示会でお目見えの予定。色々な意見交換をした後に夜神戸到着。

2007年1月 4日 (木)

仕事始め

_1_36 4日、今日から東京での仕事始め。午前中は正月休み明けという事で再び出番を控える楽器達のメンテナンス。東京は1週間留守の間に本格的な乾燥があった様子で鳴りは良いのだが調律が少し変化の兆候あり。各楽器を丁重に調整・調律。

_3_23 午後からはリサイタルを控えた演奏家のリハーサルが続く。まずは2月3日にチェンバロでの現代曲リサイタルを控えた桑形亜樹子さんが来訪。(リサイタルは大久保・淀橋教会小原聖堂で昼夜2回公演) 今回のリサイタルは「ほとんど私しか弾かない曲ばかり」との意欲的な選曲だそうでして、当日今回の作曲家自身(もちろん邦人のみです)が皆集合するとか、チェンバロ以外にも大掛かりな鳴り物(何?)が入るとか面白そうな内容の様子。いつもは18世紀の音色に染まっている我がフレンチがどこまで20世紀&21世紀の音に変身するか期待しております。

桑形亜樹子チェンバロリサイタル「生まれ変わる音達 現代作品を集めて」 2007年2月3日(土) 全席自由 第1コンサート・14時半から 2000円均一抜粋プログラム 第2コンサート・19時から全曲版 4000円(学生3500円)全曲演奏 夜のみ前売り500円引き 18時から作曲家のプレトークあり
場所:淀橋ホーリネス教会小原聖堂(JR大久保・新大久保駅の間、大久保通り沿い) 
問い合わせ・予約:kuwagata@alto.ocn.ne.jp

<プログラム> 間宮芳生:風のしるし・オッフェルトリウム(2005) (去年、館野泉氏の左手の為に書かれたピアノ曲の改定版初演、もともとギターの曲だったものもあります)
成田和子:singing stream(2006) (世界初演)、pictorial pieces op.50
北爪やよひ:エネク Ⅲ(1979)(ハンガリー語で唄という意味)
吉川和夫:3つの前奏曲(1992)
ベッツイ・ジョラス:「周りに」(1973)、「傍らに」(1980)(フランスを代表する女流です)
ヤセン・ヴォデニチャロフ:4つのエチュード(1996)(全曲版日本初演、パリ在住ブルガリア人作曲家です)

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夕方からは、1月13日(関西)23日(池袋・明日館)でシューベルト歌曲コンサート(畑儀文氏との共演)に出演の伊藤深雪さんがフォルテピアノの練習で来訪。曲に合う音色を丁寧に探りつつ楽器をコントロールしていく様が興味深いです。23日の明日館でのコンサートは、周辺工事の開始前の静かな姿での最後のフォルテピアノのコンサートになるようです。都心のエアスポットのような異次元の雰囲気を是非最後に味わってください!

シューベルティアーデ 「シューベルト歌曲全曲コンサート」 詳しくはhttp://www.k4.dion.ne.jp/~smf/ まで

2007年1月 3日 (水)

今日はお江戸で初詣

3日、朝神戸を出発、帰省ラッシュを覚悟して名神から中央道へ。心配の雪は滋賀県で少し残っていた程度で信州は幸い雪無しの様子。事前の予報では中央道は3日夕方がラッシュのピークとの事で休憩もそこそこに東京へ向かうも、何とまったく渋滞無いまま到着。

_4_11 それではという事で西に続き東でも初詣のために深大寺へ。さすが有名な深大寺は3日といえ結構な人出で賑わっている様子。

_9_14お寺の初詣は神社とはまた一味違う荘厳さを味わう。多くの参拝客を尻目に境内奥のお気に入りの蕎麦屋へ。他の店が大賑わいの中お客が少なく静かに蕎麦が頂けると喜ぶも「もう蕎麦が無くなったのでたった今店仕舞いです」と残念ながら空振り。仕方なく参拝客で賑わう表の蕎麦屋へ。

_20_5  蕎麦打ち職人の作業を眺めながら食べれる一見本格的なお店へ。二八や十割など選べるコダワリの蕎麦屋ながら境内の他のお店も同様に蕎麦打ち風景を看板にしている様子。昔は参拝客向けに普通の蕎麦を出していたのでしょうが競争が激化したのでしょうね。さすが「深大寺蕎麦」として高名な土地柄と思わず納得。

_19_9 大賑わいの詣での後の喉越し良い蕎麦は参拝客の良き楽しみだったのでは?まあ観光客相手の良きお値段でしたが(量はまあまあ)雰囲気代としてまあ納得か。参拝の後は仕事始めの準備として鍼治療へ。ギックリ腰や正月の暴飲暴食などで調子を崩した体を念入りにメンテナンス。明日からいよいよ仕事復帰です。

2007年1月 2日 (火)

懐かしき遊び場

Photo_71 2日、恒例の初詣、今年も生れ故郷の通称「えべっさん」西宮神社へ。正月明けの戎祭りでは数十万人の参拝客で賑わうも正月は程よい混み具合か。幼少時代はここの境内が遊び場でもありました。

_2_25 参道には様々な露店が。子供の頃は正月にお年玉を握って駆けつけた思い出あり。焼きソバ、お好み焼から飴、甘栗など多彩な食べ物、くじ引きのオモチャ、未だに健在の金魚すくい、スマートボールなど昔から変わらない店が楽しい。子供の頃は今は見かけない猿回しや蛇つかいなど「怖いお店」もありましたっけ。

_4_10 本殿で参拝。戎祭りでは奉納された大マグロが人気ですが正月はまだ無し。生れ故郷の西宮では1月は、正月の初詣、9~11日の西宮神社「戎祭り」、18、19日の門戸厄神の「やくじんさん」、21日の甲山神呪寺の「弘法さん」と縁日が立つお祭りが続き賑やかです。お年玉を抱えた子供には絶好の散財行事でもありますが。お江戸の神輿を担ぐようなお祭りは無かったのですが、正月は「宮っ子」(えべっさん周辺で育った者の俗称です)にとっては結構1年で一番楽しい時期でした。

お雑煮様々

Photo_70 1日、正月といえばお雑煮、意外にこの調理法で自分のルーツを再発見出来るかも? 写真の我が家のお雑煮は同居人の味で岡山津山方面のスタイルも交えているとか。昔実家で出ていたお雑煮は元旦に白味噌風味(京都出身の祖母の味とか)と、2日目にお澄まし風味との事、自分のルーツを探る良い機会となりました。年末に東京のお客様のお宅で頂いた東京風味もまた違った風味で美味しかったです・元旦恒例の家族総集合の集まりは懐かしい今は無き我が高校の母校跡地に立つホテルでの会食。色々昔話に花が咲きました。

_2_24会食後、今は移転してしまった母校(高校)の校舎が隣にあった懐かしい甲子園球場の周辺を散策。改装工事ということで名物の蔦が無いのが寂しい。最近は空からトラックの積荷も降る名所として有名になってしまいましたが・・・。(高速道路横なので危ないとは思っていましたが実際にトラックから鉄の塊が落ちてくるとは・・・) 会食後は元旦ながらバーゲンで賑わう元阪神パーク跡(年配しか判らないか?)のショッピングゾーンを散策。巨大でお洒落なファッション店街ながら何故か自転車置き場が充実するというユニークな姿が面白い。(訳は酒の席でお尋ねください)帰宅後正月用の美味しい日本酒を痛飲。高知の「亀泉」、佐賀の「東一」美酒を堪能。 

2007年1月 1日 (月)

初日の出

_26_1 あらためて、あけましておめでとうございます。

神戸では美しい初日の出が拝めました。

あけましておめでとうございます

2007年元旦、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。実はまだ年が変わったのに年賀状書き続行中です。(涙)

Photo_69 年初めはめでたいイノシシ君の写真から。この写真、実は自宅近くの街中で撮影されたものです。私の家は決して山の近くではありません。(海はすぐ傍ですが) 神戸って変ですか?

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