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2006年11月 8日 (水)

楽器の悲鳴

8日、今朝何気なくスタジオの窓を見ると濡れているので「今日は雨か・・・」と思っていたら、どうも外は抜けるような青空。これはもしかして結露!いやはや昨日の異常乾燥に続き本格的な冬の到来を感じました。_3_12

午後から昨日に続き川口リリアホールでコンサート。前日の異常乾燥はまだ収まらず一晩ホールで過ごした我がチェンバロ君は相当不機嫌な様子。激しく下がったピッチを引き上げようと調律している最中にまず1本断弦。滅多に起こらないトラブルにちょっとビックリ。(この楽器は1年に数本も断弦しないお利口さんだったのですが・・・) 何とかご機嫌を取ってリハーサルに望むも今度は何もしていない時にいきなりプッツンと2本目の断弦。マネージャーから「今チェンバロから変な音がしましたよ!」と言われて慌てて舞台に戻ると無残に切れた弦の残骸を発見。(弦は切れると凄い音と共に舞台の端まですっ飛びます) しかしさすがは我がチェンバロ。本番の演奏中ではなくリハの休憩中、それもまだ充分弦交換の時間の余裕がある時に切れるという調律師想いのプチ反抗期で何とか収まりました。やはりいきなりの異常乾燥で楽器から悲鳴があがったのでしょうか。本番は幸い何事も無く無事終了。モダン楽器のぶりぶり演奏(失礼!)の中でもご機嫌の直ったチェンバロの音は客席まで良く届いた様子でひと安心。

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