日本一贅沢なコンサート?
23日、秋の晴天の中でついに開催のシューベルト歌曲全曲演奏会、東京明日館に続き「西の帝国ホテル」と称された昭和5年建築の名建築旧甲子園ホテルで開催。
まずはその豪華な外装を見よ!戦前に関西財界の総力を挙げて建築されたライト風の建築(明日館講堂と同じく遠藤新設計)が凄い!こんな会場をほぼ貸切で使った演奏会は他に無いでしょう!日本一贅沢なシューベルトのコンサートか?
外装だけではなく、内装も当時の最高級の豪華さが。ライト風の石を多用した壁面に洒落た照明が栄える!約80年前のホテル時代の姿が存分に残されている貴重な建物です。
コンサートは昔宴会場やダンスホールとして使われていた西ホールで開催。当時国内外の著名人社交界の晴れの場として賑やかだった場所でのコンサートはやはり独特の雰囲気が醸し出される感じです。フォルテピアノの音色も素晴らしい!
まるで19世紀のサロンのような雰囲気の会場がシューベルトの音楽をさらに輝かせる!極上の響きで味わう畑儀文氏のリリックな歌声も素晴らしい!
コンサートではシューベルトの曲の細かい情景描写を畑氏自ら解説。気心知れたシューベルトファンの方の前でリラックスした雰囲気でコンサートは進行。
このシューベルティアーデコンサート、シューベルト歌曲全曲を作曲順に演奏という壮大な企画。年4回開催でも約8年も掛かる計算。「皆様お体の健康に気をつけて末長くお付き合いください」という畑氏の言葉に象徴されるように本当に気の長い企画となりそうです。次回第2回の旧甲子園ホテルでの開催は1月13日(土)、必見です!
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