ここまでやればバッハも降参?
8月22日、都留音楽祭の疲れも残る中、田舎の湿気をたっぷり吸い込んだチェンバロ・フォルテピアノをスタジオに戻し朝から丹念にメンテナンス。意外にも都留から30%は湿度下がったはずなのにほとんど調律が狂っていないタフな我がチェンバロに感心するやら呆れるやら。日頃の鍛え方の賜物か? 昼から大井浩明氏のクラヴィコードツァーに使用する楽器をお借りするためにSさん宅へ。帰国直後の大井浩明氏相変わらず絶好調!抱腹絶倒の話の連射に圧倒されっ放し。 クラヴィコードを大井氏に無事引渡し後、一路西へ移動、都留初参加の製作家K君を名古屋で降ろし(ご苦労様でした!)、12時1分名神西宮IC通過。(深夜割引の適用を得るため苦労します) 深夜神戸帰還。
今回の大井浩明氏のクラヴィコードツァーは去年のバッハ平均律第1巻に引き続きの企画。前回は大井氏がいきなり500席のホールでクラヴィコードリサイタル開催を決めてくるは(500人に聴こえるクラヴィコード用意して!と言われ絶句しましたが)、演奏中に踊るお客は現れるは(京都名物らしい?)、バッハの演奏のふりをしてクセナキスのCDを多数販売するは(バッハの美しい演奏と思ってCDを掛けたらいきなり過激な現代曲・・・ビックリしたでしょうね)、私はガラスのドアに顔から突っ込みお岩さん状態になるは(クラヴィコードの調律はお客に背を向けるのでバレなかった?)、など数え切れないほどの逸話撒き散らしのツァーでした。今回はどうでしょうかね。
大井浩明クラヴィコードリサイタルツァー
J・S・バッハ『平均律クラヴィーア曲集第2巻全曲』
2006年 9月 1日(金) 18時 金沢21世紀美術館
9月 3日(日) 16時 芦屋 山村サロン
9月 6日(水) 19時 代々木 ムジカーザ
今
今回のバッハ平均律第2巻は、 ★去年新発見(?)のバッハ自筆譜から解読されたバッハ自身考案の調律(Jobin説)を使った初めてのコンサート ★バッハが一番愛した楽器(?)クラヴィコードでの日本初のバッハ平均律第2巻全曲演奏 ★バッハ平均律研究の世界的権威富田庸氏の最新の校訂版(近日発刊予定)を本人よりの特別の許可を得ての使用 という三大特典付きのコンサートです。是非お越しください。
これまた楽しい大井浩明HPは必見!「バッハ平均律と吉本漫才の比較論」など「大井浩明的世界」というべき独自の世界を展開中。
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