お蔵出しの写真(オリジナルのチェンバロ)
さて、早速ブログのスタートです。
まず今日は過去貯め込んだユニークな写真を披露しましょう。まずは10数年前、南フランスの片田舎カストレでの風景です。
何とも荒っぽいチェンバロの運搬の様子ですが、この楽器がかのラモーも弾いた事があるという1755年作のオリジナルのエムシュだというのが驚きでした。ちょうど前日この田舎町で行われたジェラーヌ・レーヌのコンサートで使い、(チェンバロ奏者はブランディーヌ・ラヌー)翌日会場から所有者のお屋敷に戻ってきたところを待ち構えていたのですが、あまりの凄い運び方にビックリでした。雨が降ったらどうしたのでしょうか? (後ろ姿は同行のチェンバロ奏者の岩淵恵美子嬢)
2枚目は心配そうに楽器を見守る製作家の佐藤裕一氏、こりゃだれでも心配ですね。(カバーも無し、よく見ると最近運んでいる内に付いたと思われる手垢汚れもありました)
でも楽器は世界中のオリジナル楽器の中でも極上の音色でして、至福の時を過ごす事が出来ました。現在は元所有者の故マダム・ムーリーニ夫人からブリュッセルの音楽院で教鞭を取るフレドリック・ハース氏の手に渡ったそうですが、どうやったらこんな銘器を所有出来るのでしょうかね?
« 皆様へ | トップページ | ブルージュ古楽コンクール速報! »
「チェンバロ」カテゴリの記事
- 師走恒例ゴールドベルグ変奏曲(2024.12.10)
- ご機嫌伺いしてみると(2024.12.09)
- 無事帰国(2024.12.08)
- ハンブルグ美術工芸博物館(2024.12.06)
- ベルリン楽器博物館(2024.12.05)
コメント