ピアノが歌う!叫ぶ!
30日金沢21世紀美術館シアター21での大井浩明氏ピアノリサイタル。美術館所蔵のご自慢の1962年製ベーゼンドルファーでの演奏。リストの「ラ・カンパネラ」に始まり、日本初演の曲やシュトックハウゼン、タン・ドゥンなど現代の様々な作曲家の多彩なピアノ技法を披露。
弦を指で直接弾く、金属玉で弦を擦る、果ては三宅榛名作曲の「捨子エレジー」では「昔桃太郎~今捨子~」と大井氏自らの演歌調の弾き語り、そして金沢出身の足立智美氏の委嘱新作の初演(途中で足立氏のヴォイスパフォーマンスの乱入あり)まで現代ピアノの可能性を満喫出来るコンサートでした。
大井氏はピアノだけでは物足りずかチェンバロも演奏。明後日は大曲バッハ平均律第2巻全曲をクラヴィコードで演奏予定。鍵盤楽器を自在にコントロールする驚異のテクニックとパワーにただ感嘆するばかりです。
コンサート終了後の打ち上げもまた濃いメンバー、大井浩明、足立智美(作曲家) 同じく地元在住の金澤攝(ピアニスト・作曲家)、田中吉史(作曲家)、成本理香(作曲家)、東京から野々村禎彦(音楽評論)、富山から谷口昭弘(音楽学)等の各氏の参加で盛り上がりました。
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