2012年2月 2日 (木)

カラカラ

2 2日、室内オケのリハ2日目。音楽監督Bosse氏の訃報は各マスコミ共に大きく報道していた様子。やはり日本音楽界でのマエストロの存在の大きさを感じた次第。記事にはもっぱらフルトベングラーの指揮で演奏していた事が大きく紹介してましたが、21世紀の我々が生のフルベンやクナの棒裁きで演奏した方と御一緒出来た事というのはもう奇跡のようなものでした・・・。もっと古いお話を伺っていれば良かったのですが・・・。今日はこの冬一番の冷え込みのお陰かリハ会場の湿度もドンドン低下、ついには湿度計が測定不能とギブアップ宣言。湿度が10%台になると普通のチェンバロならベロベロに調律が下がるもんですが我が独逸製のフレンチは何故か殆んど変化せず涼しい顔(ピッチが僅かに1Hz下がった位か)。実は見えない所に鉄骨でも入っているのでは?(笑)と疑う程の堅牢さには驚くばかり。

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2012年2月 1日 (水)

訃報 Gerhard BOSSE氏

20 1日、室内オケのリハーサルに白フレンチで出動するも、このオケの音楽監督BOSSE氏が今日未明にお亡くなりになったという悲報を聞き驚きました。ちょうど去年3月10日(地震前日でした)古楽系のトップ奏者を交えた神戸でのブランデン全曲公演のライブ録音CDが完成したのでと見せていただいたばかり(2月中旬一般発売とか)。その2日後の東京公演が震災で中止になった事は今となっては本当に残念。

21同胞のバッハには特別の拘りをお持ちだったマエストロによるモダン楽器や古楽器の垣根を超える「独逸音楽の神髄」を是非このCDでお聴きください。長年我が国の音楽界に多大な貢献をされたマエストロのご冥福をお祈りいたします。

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2012年1月31日 (火)

「おやかた」のエッセイ本

3 31日、偶然寄り道した古本市で昭和の大指揮者・近衛秀麿のエッセイ本を見つけ早速購入。昭和初期の日本音楽界の中心人物だけに何か我が国のチェンバロ導入史に関わるコメントがあればと期待するも、どうもこの時代の音楽家はバッハや古楽器には関心が低かった様子。またどうやら派閥争いもあったようでチェンバロ導入の立役者たる人の話題を他の実力者達は全く文章にしていない・・・。バッハの熱烈なる愛好家だった某評論家もレコードによる古楽器演奏は大いに話題にするもいざ生チェンバロの演奏となると意外に冷淡な対応だったようですし。チェンバロ導入の歴史の資料がほとんど残っていないのはこんな人間関係の影響があったのかも。(写真は通りがかりに見えたモスク)

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2012年1月30日 (月)

富士山

1 30日、底冷えする中チェンバロ2台を運送。東京はまだ日陰に雪が残っているのに途中で見た富士山は何故かきれいな雪帽子では無く地肌が見えるまだら模様・・・。寒いはずの山頂付近に雪が少ないのは何故?(物騒な揺れが続くのでちょっと不気味ですが)

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2012年1月29日 (日)

どっちが高い?

329日、フォルテピアノとモダンピアノを2台並べる公演で必ず来る質問は「どっちが値段高いの?」。価格は当然モダンの方が数倍高いんですが、フォルテピアノ関係者としては悔しいので最近は「キロ当たりではフォルテピアノの方が少しお高いようですよ」と答えております(笑) 其の計算でいくとチェンバロ、そしてクラヴィコードの方が高級楽器になるんですね・・・。

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2012年1月28日 (土)

餃子の街でフォルテピアノ

528日、夜明け前にフォルテピアノを積込んで出発、早朝にホール搬入口前で待機しているとTVでは地震ニュース、幸い北関東の端だったので揺れは感じず(午後の本番中にグラっと来ましたが・・・)。 今日は大ホールでPf・Vn・Hp・Ftと多彩な楽器陣の聴き比べというユニークな企画で私は「モダンピアノvsフォルテピアノ」の部に参加。タイトなスケジュール(リハ前は調律無し、本番前も僅かな時間をモダンピアノの調律と折半、幸いベテラン調律師の方に助けて頂き助かりましたが)で舞台が異常乾燥(20%!)とフォルテピアノには何とも厳しい条件(トラブル無く調律が最後まで持っただけでも良かったと言うべきか・・・)。それでも演奏後に沢山のお客様が多分初体験のフォルテピアノを間近で見ようと舞台に殺到しておられましたので中々好評だった様子。

9今日の街は「餃子」が名物との事で仕事の合間に近所の専門店をハシゴ。普通の焼き餃子の他に珍しい揚げ餃子も注文するもモッチャリとした食感で余り感心せず。 (行列無しのお店なので人気店では無かったのかも)

 

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2012年1月27日 (金)

オリジナルフォルテピアノ

Photo27日、2月にあちらこちらそちらのコンサートで出動予定のオリジナルのフォルテピアノ(Johann Georg Grober (Insbruck 1820))、部品の素材選択で悪戦苦闘するも(オリジナルの部品に近い素材の入手が結構難航しましたが)何とか調整の仕上げ段階まで辿りつけた様子。 自分では中々「舞台で使える」頼もしいオリジナルフォルテピアノに仕上がったと自負しております。19世紀初頭のウィーン式ピアノ独特の甘くも鮮烈な音色や5本ペダルの多彩な変化など聴きどころ満載、修復の成果はコンサートで是非お確かめ頂ければ幸いです。

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2012年1月26日 (木)

21世紀型演奏スタイル

126日、東京は一面銀世界かと期待して早朝帰京するも残念ながらもう雪殆んど融けてましたね。今日のフォルテピアノのリハでは電脳達人の某演奏家が最新電子黒板(笑)に表示された譜面を見ながら演奏(噂の演奏スタイル生で初めて拝みました)。譜めくりに少々テクニックが必要だったり画面が小さかったりとまだ問題点はあるようながら、某大な量の楽譜を楽々持ち運べたり(これは凄い!)、暗闇でも弾けたり(昔ながらの蝋燭の灯りのみでの演奏が簡単に出来る!)と利点は多い様子。いずれコンサートでも多数派になるのでは・・・。

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2012年1月25日 (水)

寒中のオルガン仕事

325日、ナニワの老舗ホールでの「独逸鎮魂曲」本番にオルガンで出動。一晩車中泊で冷え切ったオルガンがリハまでに暖まるか心配するも、太っ腹の主催者が夜本番ながら朝から会場を押さえてくれたお陰で充分時間を掛けて暖める事が出来ました。ホール隣の解体中の某有名ホテル跡、もう更地になっているかと思いきやまだ殆んど残っていましたが結構時間掛かるもんですね。

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2012年1月24日 (火)

本邦チェンバロ史調査

4 24日、日本へのチェンバロ導入史の調査で西の音楽博物館を訪問。ここの某大な資料を拝見するも「誰が最初に日本にチェンバロを持ちこんだか?」という事が今だに良く判らない・・・。昭和2年・某伊太利歌劇団(露西亜歌劇団?)についてきたチェコ人?(私の推測だけでまだ確証無し)か、昭和7年のオーストリア人かどちらだろうと言う所まで絞り込めたのですがまだ確定出来る程の資料は発見出来ず。(勿論安土桃山時代の南蛮渡来の「クラヴォ」が早いのは知っておりますがここでは除外しております) 今後の研究の進展に期待しております。

5午後は先日に続きナニワで独逸鎮魂曲のリハにオルガンで出動。東京は雪模様で大変な様子ながらナニワは穏やかな1日(暖かい位?)。

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